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JIA巡回建築展in山形の御礼

先週22日(木)からの5日間、JIA(日本建築家協会)東北支部山形地域会による巡回建築展を
山形市中央公民館ギャラリーにて無事開催することができました。

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございます。
80枚におよぶパネルはそれはそれで圧巻の景色でしたが、少し物足りない感じもあったので、
途中でうちの事務所からいくつか建築模型(1/50スケール)を運んで置かせてもらいました。

基本的に無人の受付だったので、正確な来場者数は把握できていませんが、芳名帳から
察するに200名くらいの方が来られていたのではないかと思います。

最終日、模型は早めに撤収したのですが、終了間際に再訪された方から、あの模型は
どこに行ったら見られるの?とお声がけいただき、模型への関心の高さが窺えました。

ギャラリー脇では、リニューアルしたばかりの学習スペースで高校生たちが熱心に
勉強に励んでいるようすが見られ、常に近くに人の存在を感じられる貴重な展示の
機会となりました。これだけの展示ボリュームを準備するのもなかなかの作業ですが、
ぜひまた何かの折に利用できればと考えています。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

飛龍乗雲

毎年恒例、新年のご祈祷に今年もスタッフ全員で行ってきました。
雪のほとんどない、青空の里之宮 湯殿山神社です。

心新たに、飛躍の年にしていきたいです。
皆さまにとっても、幸多き一年となることを願っております。

 

 

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たつ年

明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとってより良い一年となりますようお祈りしております。
事務所は今日から、仕事始めとなります。

今年は「辰年」。
瀧山(竜山)の麓に市街地が広がる山形市にとっては縁起の良い年といえます。
「辰」は「建つ」「立つ」に通じ、万物を建て生ずるイメージに繋がります。
また古くは「ふるう、ととのう」を意味する「振」でもあり、陽気が動いて
万物が振動し、草木もよく成長して形が整った状態を表わすともされたようです。

事務所は今年で創立10周年を迎えます。
この10年で得られた数多くの恩恵に感謝しながら、また培った技術や経験、
繋がった人の御縁、そういった積み重ねもさらに活かしつつ、これまで以上に
精力的に力を振るっていきたいと思います。
本年も事務所のスタッフ一同、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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2023

今年も今日で仕事納めとなります。
今年は一昨年、昨年から続いてきたプロジェクトが完成を迎えるものも多く、なかなか
大変でしたが充実した一年となりました。

今年竣工したものを順に挙げると、
「座頭町通の家」(米沢市)、「月日坊(志鎌康平写真スタジオ)」(山形市)、
Osteria Sincerita」(南陽市)、「山形市立図書館中央分館・中央公民館[改修]」(山形市)、
FERMATA」(山形市)、「桜桃林の家」(河北町)、「あさひの家」(山形市)、
「譲川の家」(山形市)、「Hutte Jaren」(山形市)、「十一屋本店」(山形市)、
千代寿虎屋ファクトリーショップ」(寒河江市)
とどれも一言では説明しきれない密度の濃いものばかりです。
竣工写真も撮れていないので、それぞれ時期を見ながら来年以降撮影に入れればと
思います。

怒濤の竣工ラッシュがつづき、一時期に比べればだいぶ落ち着きましたが、引き続き
設計中・工事中の物件やこれから計画が始まるものもあるので、年末年始はとにかく
心身共にゆっくり休むことを第一にしたいと思います。

今年は新たなスタッフも加わり、熱意ある建て主さんや心強い施工者の皆さんに
支えられながら、何とか一年やりきることができました。ありがとうございます。

事務所は12月30日(土)~1月4日(木)まで年末年始休暇をいただきます。
また来年もどうぞよろしくお願いします。
今年も一年ありがとうございました。

 

 

 

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山間と湖畔

冬期休館になる前にぎりぎり見に行けました。
遠くの山並みや湖のさざ波と呼応するような、寄棟の横葺き屋根。
ついつい長居をしてしまいました。

次は夏に訪れたいです。

 

 

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敬意

事務所からすぐ近くにある旧吉池医院の内覧イベントが開かれると聞いて、
事務所スタッフ全員で見に行ってきました。

旧山形県庁舎(文翔館)の設計監修でも知られる米沢出身の建築家・中條
精一郎による設計で、築110年を誇る貴重な山形の近代建築です。

今年の初めまで医院として実際に使われてきました。向かいにある中央郵便
局に行く度に、惚れ惚れと外から眺めていた建物でしたが、初めて内部も2階
まで入ることができました。(内部写真は公開不可とのこと)

まずは内覧のお許しを出してくださったオーナーの方に感謝すると共に、
一世紀以上にわたってここを舞台に地域医療に尽力しながら、ここまで
綺麗な状態で建物を使い続けてこられた歴代の吉池先生に敬意を表します。

またこうした内覧の機会をつくっていただいた近代建築山形ミュージアム委員会
の皆さんのご苦労の甲斐あって、連日大勢の市民の方が見に来る一大関心事に
なりました。

国指定の重文である文翔館よりも古い建物で、十分にその建築的価値は認められ
ているものですが、民間所有の建物なのですべてはオーナーさん次第でもあります。
敷地は市中心部の国道に面した一等地、両隣はコインパーキングと個人住宅に
挟まれていて、いつマンション等の再開発の波にさらされてもおかしくありません。

これまで現役の医院建築として続いてきましたが、今後はそれに代わる機能そして
事業が入ることで活かされ続けていってほしいと思います。
医院→雑貨店への用途変更で建物が続いた事例として「まちの雑貨屋」、
築100年超の古民家→ホテルに用途変更して建物を活用した事例として「NIPPONIA白鷹 源内邸」、
等々、建物の価値をそのまま活かしながら新たな用途で使っていくことと、しっかり
事業的にも採算をとって維持していくことはできるはずです。

ぜひ山形の貴重な近代建築遺産の活用事例として積極的に使われていくことを
期待したいと思います。(シェアオフィスとしてうちが借りたいくらいです)

 

 

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米沢あるき

10月から来年1月まで、毎週水曜午後は山形大学の非常勤の授業(設計課題)で米沢
キャンパスに通っています。3年後期は今回でラストイヤーになる予定です。

私のスタジオでは、米沢市中心部(旧城下町)に宿泊施設を計画する課題ですが、
昨日はエスキスのあと、各学生が選んだ敷地を見がてら、ぶらりと街歩きしてきました。

歩いてみると、大きな茅葺きの古民家や蔵、水路など、山形市以上に古い建物が
残っている印象があります。ただ、個人住宅としてボロボロの状態でかろうじて
残されているものや、空き家や空きテナントとして使われない状態になっているものも
多く、つい昨年まで立派なお屋敷が残っていた場所でも、気づいたら広大な更地になって
いたりと寂しさも感じたところです。可能性はまだまだ残っているのに勿体ないです。

 

 

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瀧ノ尾

とても神聖な空気を吸ってきました。

 

 

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野バラ

先日のオープンハウスにご参加いただいた建て主OBの方から、紅い実のなった野バラを
いただいたので、事務所に飾らせてもらっています。

秋から冬に向かっていく感じがしますね。
天気が良い分、冷え込みも強くなってきました。くれぐれもご自愛ください。

 

 

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「エンドーのげそ天」がグッドデザイン金賞を受賞しました

先日発表された2023年度グッドデザイン賞において、「エンドーのげそ天」が
グッドデザイン金賞を受賞しました。

げそ天 (g-mark.org)

エンドーさん、杉の下意匠室さん、おめでとうございます!
その歩みを陰ながら拝見してきた身として、自分事のように嬉しく思います。

グッドデザイン金賞は山形県内では初、東北でも今年は唯一の受賞となったようです。
またまた人気が出てしまいそうですが、エンドーさんにはこれまでと変わらず
(変わらないとは思いつつも)そのままのペースで楽しませてもらいたいと思います。

またげそ天が食べたくなってきました、、

 

 

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