井上貴詞建築設計事務所

井上貴詞建築設計事務所からのお知らせ

出羽の国の大庄屋

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建て主さんのお誘いもあって、数年ぶりに中山町の柏倉九左エ門家へいってきました。

ちょうど4月3日(日)までひなまつりが行なわれているということで、平日にもかかわらず

私たち以外にも次々とお客様が来られていました。

 

ここは入館料もあって一見すると資料館のように思いますが、16代目のご当主が現在も

お住まいで、同時に一部開放されているという珍しい形になっています。

あらためて主屋、仏蔵、上湯殿、前蔵、長屋門、米蔵、そして庭と、ゆっくりと見学

させていただき、その文化的価値の高さに圧倒されるばかりです。

 

豪農の邸宅という域をはるかに超えるこの柏倉家は、県の文化財にも指定されていますが、

それ以上に古くから芸術家や職人を守り育てる大きな存在でもありました。

「岡」という地名のとおり少し高台になっている敷地からは、山形市がきれいに見えました。

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あらたな風

|新丁の家(古民家リノベーション)|

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昨日は3週間ぶりにリノベ前の片付けの手伝いに行ってきました。

あれだけ荷物があった蔵の2階もすっかり片付き、これだけで十分立派な空間に

思わず惚れ惚れしてしまいます。

 

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旧家屋の内部はキレイさっぱり片付きました。

この4ヶ月近く、休日はひたすら作業してきた建て主さんご夫妻には本当に脱帽です。

建物内部に吹き込んでくる風がとても心地よくなってきました。

 

残すは外部まわり。。

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内部から出た廃材に加え、外壁沿いにストックされていた木材も含めると、、

使えそうな木材を選別していっても、大半が腐食したり反り返りが激しくて、

すぐにこれだけの山に。

 

奥に見える庭先の掘建て小屋の内外や旧家屋の縁の下にもまだまだ大量の木材が

残されていて、軽くもうふた山ほどはありそう、、

外回りもきれいになるまで、あともう一踏ん張りです。

 

 

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works追加しました

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昨年秋ごろから取り組んでいる3つのプロジェクトについて、事務所のWEBサイト内の

「works」に追加しました。うち2つはこの春完成したばかりですが、竣工写真はまだ

これからのため、まずは模型写真と設計概要文のみのアップとなります。

 

それぞれ竣工写真が上がり次第、順次更新していければと思います。

工事のプロセスなどはこれまでのブログをぜひご覧ください。

プロジェクト一つひとつに、それぞれの建て主【ヌシ】さんの想いが凝縮しています。

 

http://takashiinoue.com/

 

 

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春分けて

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春分の日を過ぎても山形は相変わらず寒いですが、春の足音はすこしずつ近づいていますね。

春を迎え、事務所もいくつかの新しいプロジェクトがうごき出しています。

 

昨日は午後から、リノベーションの案件の打ち合わせと調査。

敷地内にいくつかの建物があって、建てられた年代や用途のバラバラだと、電気の配線関係は

もはや一般の人には未知の世界ですよね。

そのあたりを整理して電気料などムダなくスッキリさせることも大事なお仕事のひとつ。

 

打ち合わせは、建て主さんがもつお店のいろんなイメージやキーワードを頼りにおぼろげに形を

さぐっていきます。「見つけちゃった感」を大いに感じる建物をめざします。

 

 

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伊勢と山形をつなぐもの

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写真は3年ほど前に訪れた伊勢神宮のもの。

YAMAMORI PROJECTを手伝ってくれていた学生の出身が伊勢ということで、ちょうど

式年遷宮の年にYAMAMORIメンバーで伊勢ツアーをおこなったのでした。

 

その学生Iさんも、気づけばこの春で卒業となり山形を離れることに。

その卒業式に合わせてご両親やおばあちゃん達が山形にやって来るとのことで、本人から

の希望もあって私たち夫妻で自家用車を使って、山形を案内することになりました。

 

ご一家には伊勢で本当にお世話になったので、その恩返しの気持ちもあって、なるべく山形を

満喫して帰ってほしいと、当日までああでもないこうでもないとツアー行程を悩み続けた末、、

 

今回は、

前夜の夕食|「酒菜一」にて地元の食と地酒

翌日の卒業式後、山形駅前で合流

→昼食|「庄司屋幸町本店」にて山形そば

→「佐藤屋本店」蔵座敷にてひなまつり鑑賞とお茶の振る舞い、店舗にてお買い物

→「文翔館」見学、記念撮影

→七日町御殿堰の「群言堂山形店」「ヨネオリ布四季庵」「KEN OKUYAMA CASA」を拝見

→「茶呑み処いわぶち」にて一服

→「丸八やたら漬」にて漬け物試食とお買い物

→(学生のバイト先・アパートを見物)

→蔵王温泉「源七露天の湯」にて温泉入浴(二頭のカモシカに遭遇)

→「食の駅山形蔵王店」「ヤマザワ白山店」にてお買い物

→夕食|「イルブル」にて山形イタリアン

→山形駅前の宿に送る

という、山形市内の割と王道といえる場所を半日でめぐるツアーを組みました。

 

お連れする世代や季節によってもだいぶ変わるとは思いますが、、

何より楽しんでもらえたようで、まずは一安心でした。

伊勢のご一家を見送り、また伊勢参りするのが楽しみになりました。

 

 

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秋田へ

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省エネ住宅についての研修のため、車でおよそ3時間の秋田に行ってきました。

一日半かけて、大仙市のもるくすさんが手がけた住宅数軒と工事現場を見学。

 

性能偏重に陥らず、快適さに重きを置く姿勢にも共感しました。

何より、見学を受け入れた各住宅の住まい手(オーナー)のみなさんが、どの方も本当に

良い顔をされているのが印象的でした。

 

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住宅の省エネ基準が義務化される2020年まで、あと4年。

私たちも常にまなびながら、東北の良い家づくりに力を注いでいきたいと思います。

 

 

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取材撮影

|大河原の家|

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週末は女川から大河原へ移動して、日曜の午後に「大河原の家」の雑誌の撮影でした。

建て主さんにも立ち会っていただき、実際に使われ始めた状況を含めて、生活のシーンが

感じられる写真を撮ってもらえたかと思います。

 

取材に来ていただいた雑誌社のお二人、午前中は庄内・鶴岡での撮影だったということで、

本当にお疲れさまです…

掲載される雑誌の発売は7月ごろになるとのこと。

 

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物が少しずつ入り、人と暮らしがだんだん家と馴染んできたようです。

 

 

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お披露目

|女川浜のギターファクトリー|

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工事を進めておりました女川町のギターファクトリーですが、「GLIDE garage」として

本日無事オープニングイベントが開催されました。

併せて、開発が進められていた新ギターデザインの発表の会見もおこなわれました。

 

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(写真はセッショナブル様からご提供いただきました)

エレキギターのデザインは山形市出身の工業デザイナー・奥山清行氏が手がけ、陸前高田の

気仙大工、釜石の金属加工など東北の技術も活かし、国産木材にこだわってつくられています。

女川町長をはじめ、熱い情熱に共感したそうそうたる方々からもご支援をいただいています。

 

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そんな夢のようなギター開発チームの末席に私も加えていただき、GLIDE garageの

デザインコンセプトについて説明する時間をいただきました。

あまりの緊張具合で、マイクをもつ手が定まっていません…(恥)

 

デザイナーの奥山さんとは、以前私が前事務所時代に山形のプロジェクトでご一緒したことが

ありますが、まさか女川でこうして再会できるとは思っていませんでした。

懇親会でも気さくに話をしてくれて、またご一緒できることを願うばかりです。

 

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ギターの本格的な製造開始は今年の6月を予定しているそうです。

ブランド名は「QUESTREL(ケストレル)」、モデル名は「SWOOD(ソード)」。

音楽にあまり詳しくない私でも、思わず欲しいと思ってしまった本当に格好いい

エレキギターです。今後がますます楽しみ。

 

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フィラメント

|神町のアトリエ|

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現場はほぼおわり、建て主さんの荷物が入ってきています。

そんななか頼んでいた電球が届きました。

その名も「サイフォン」。パッケージからもデザインにかける強い意志を感じます。

 

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明かりを付けるとこんな感じ。(実際にはかなり明るい光)

白熱電球のフィラメントを、LEDで再現しています。

 

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建て主さん手持ちのガラスのランプシェードと合わせてみました。

LED電球なので、触ってもさほど熱くなりません。

明かりが入ると部屋全体にあたたかみが加わる気がします。

 

 

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付け木

|新丁の家|

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建物内の片付けもいよいよ佳境に入っています。

残すは座敷蔵の2階を残すばかりです。今日はその蔵の2階の片付け作業。

 

時代劇で見たことあるような薄い木の束、「付け木」というそうです。

今でいうところのマッチみたいなものですかね。

先端に塗られているのは硫黄のようです。

藁で束ねられているのが時代を感じますね。

 

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こういった昔の和紙が貼られた箱や壁紙の下地も、大量に出てきます。

こうした文字を解読できるようになりたいです…

 

埋もれるくらいの時代の厚み。

没頭してしまうと自分がいつの時代を生きているのかわからないほどのモノの量。

埋没しないように、うまく掻き分けながら今の時代にこの建物を再生できればと思います。

 

 

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