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火入れ式

|市中ノ山居|

先日オープンハウスを行なった街なかの住宅リノベ現場も、ようやく
引き渡しが行なわれました。それに合わせて各種機器の取扱説明と、
キッチン脇に据えた薪ストーブの火入れ式も行ないました。

ゆらゆらと火が立ち初め、だんだんと大きく、めらめらとガラス面
いっぱいに燃え上がる炎をその場に居合わせた全員が静かに見つめて
いる穏やかで不思議な場面となりました。

暮らしの中に火が入ると、建物自体に生命が宿ったような、そんな
気がしてしまいます。街なかの緑に覆われたこの場所で、少しずつ
この空間が生活に馴染んでいくことを祈念しております。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

ピアノの搬入

|ピアノの蔵|

蔵のピアノ教室は、いよいよピアノの搬入作業。
グランドピアノとアップライトピアノを何とか入れることに成功し、
二台並べて置けてほっと一息の場面です。

ピアノ2台置いても、手前にまだまだリトミックのできるスペースも
残っておりゆとりがあります。

照明や音響の調整は残っていますが、さっそくピアノ教室が再開される
ようです。生徒さんの驚く顔が楽しみですね。

 

 

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七日町と御殿堰

|御殿堰デザイン改修|

昨年竣工した十一屋本店とオワゾブルー山形の間を流れる御殿堰整備事業がこのほど
完成し、その完成記念セレモニーに参列してきました。

「御殿堰」は400年前から山形に残る農業用水路「山形五堰」の一つで、中心街を
流れ山形城のお堀に流れ込むことからその名が付いています。

昨年までこの区間の御殿堰はコンクリートの蓋がかけられ暗渠となっていましたが、
上流部に合わせるように石積み水路として開渠化しました。

上流部よりも歩道と水路底の高低差があるため、手すりや柵で堰の景観が崩れることが
ないように石段による段差解消を丁寧に行ない、街なかのせせらぎがなるべく身近に
なるようにデザインしています。

十一屋もそうですが、堰沿いの歩道もまだ植栽が植えられたばかりで、まだまだ
出来たての不自然さが否めませんが、季節が巡り、少しずつ周りの緑も育ってくれば
きっと水と緑の潤いを感じる親水空間になっていくはずです。

14年前の「水の町屋七日町御殿堰」に携わってから幾年月、今回はデザイン監修として
再び御殿堰整備にかかわらせていただきましたが、振り返れば「ウオーターセブン」
などの活動を七日町界隈で行なうようになってからもう20年近く経とうとしています。
その間の街の変化を思い返すと、しみじみ胸に来るものがありました。

七日町周辺はこれから益々変化の動きが起きてきそうです。心新たに、事務所でも
まちの居場所づくりの一助になっていければと誓うばかりです。

 

 

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塗り壁と住まい

|桜神の家|

中桜田の現場は、内部の左官工事や塗装工事が進んでいます。
リビングまわりには左官壁にしています。

家具工事も着々と。
左官壁はまだ下塗り段階ですが、表情が出てきて一気に住まいらしくなってきました。

外も着々と、駐車スペースのコンクリートを打設中。
土の色をした外壁もよく馴染んでいます。

 

 

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鍵盤のように連なる梁

|ピアノの蔵|

床や吹き抜けの養生がとれて、ピアノ教室の全容が見えてきました。
元々押入だった場所までフローリングが敷き詰められ、ピアノ2台置いても広々
使えそうです。防音を考えてインナーサッシを入れた開口部も無事納まりました。

新たにつくられた出入口部分を見たところ。これから障子戸も入ります。
ガラスの先には、格子越しに既存の坪庭が望めます。

 

 

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高畠石のアプローチ路

|千歳山街道の家|

先週引き渡しがありすでに入居されている「千歳山街道の家」ですが、外回りの工事は
これから始まります。門塀から玄関までのアプローチ部分には、高畠石とみられる
凝灰岩の石を敷き詰める予定です。

元々この場所に建っていた住宅の門塀や玄関廻りの石張り壁に使われていたものを、
解体工事の際に採集して部材再利用(スポリア)しています。

帝国ホテルに使われて有名になった栃木県の大谷石にも似ていますが、高畠町の
高畠石のようにも見えます。黄色みのある凝灰岩で、無数の気泡があるのが特徴です。
実際に敷き並べる前に、一通り試しに並べているところです。

 

 

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通り庭と高窓

|肴町の家 Ⅰ・Ⅱ|

短冊状の敷地奥に建っていた元米菓工場。
天井が高く、南北両側にハイサイドライトが設けられているので、日中は照明がなくても
けっこう明るい感じがします。

建物自体はなくなってしまいますが、こうした光の採り入れ方や通り土間のような
敷地への立ち方など、いくつかの要素はうまく継いでいきたいと思います。

 

 

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蔵の中

|ピアノの蔵|

ピアノ教室の現場、仕上げのクロスが張られました。
待合スペースとなる部分の天井を部分的に高くして、今まで塞がっていた2階の窓部分
とつなぎました。蔵側の壁を漆喰のようなクロスにしたので、蔵らしさが出てきました。

蔵の内部は塗装工事もほぼ終わっています。
今週から内部の左官工事に入っていく予定です。

 

 

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遣り方

|東根道の家|

東根市内の住宅現場。先週から来ているオープンデスクの学生を連れて、遣り方検査に
来ています。山形市内はけっこう雪が積もったものの東根の方は逆にうっすら白く
積もる程度でした。いわゆる住宅団地となった周辺環境の中でどのような佇まいを
見せられるか、とても楽しみです。

 

 

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法印様

|東根道の家|

東根市の住宅新築工事、いよいよ始まります。
昨年の秋に工事契約まで至っていましたが、施工する職人さんの
スケジュールや冬期の事情を考慮し今春からの着工としていました。

地鎮祭では地元の法印様にご祈祷していただき、雪の残る寒い中では
ありましたが、少しずつ暖かくなるのを期待しながら工事のスタートを
お祝いできました。

 

 

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