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<お知らせ>GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(G展)に出展します

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先日「森の家」で受賞した2015年度グッドデザイン賞の全受賞デザイン展示が行われる

「G展」が、今日から来週4日(水)まで東京ミッドタウンで開かれます。

 

ミッドタウン各所を使っての展示や、ベスト100に残ったデザイナーによるプレゼン、

そして大賞の来場者投票など、目白押しの内容です。

 

東北からの受賞作品は、「東北振興ブース」として、ベスト100の展示やイベントステージ

などがある地下1階のミッドタウン・ホールにて展示されます。

「木の会」で一緒の草島さん・吉田さんによる米入り米びつも、同じく東北・山形からの

受賞作品として展示されています。

 

東京近郊の方、出張等で東京に行く方はぜひお立ち寄りください。

昨日は日帰りで搬入作業してきました。あとは4日に表彰式と搬出でまた伺います。

 

【GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(G展)】

2015年10月30日(金)〜11月4日(水) 11時〜20時

東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)

・2015年度グッドデザイン賞全受賞デザイン展示

・グッドデザイン特別賞&ベスト100特別展示

・ベスト100デザイナーズプレゼンテーション

・グッドデザイン大賞来場者投票

・2015年度ロングライフデザイン賞受賞展

+Gマークショップ by D&DEPARTMENT など

入場料:1,000円

http://www.g-mark.org/gde/2015/index.html

 

[ 山形県|山形市|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

 

<お知らせ>大河原の家オープンハウスを開催します

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このたび竣工した「大河原の家」ですが、お施主様のご好意により、オープンハウス

(完成内覧会)を開催することになりました。

住宅の内覧会としても楽しんでいただけますが、この住宅はおよそ半分が建て主さん

の美術修復のアトリエとしても使われます。新工房の内覧会も同時に開催します。

そしてもう一つ、「銘木5.5」という生活空間におけるアートの作品展として、

さまざまな作家さんの作品が展示され、販売もおこなう予定です。

 

住宅、美術修復、美と工芸。

どれかひとつでも興味があれば、ぜひ一度足をお運びください。

三つ巴の合同展、いろんな方にお会いできるのを楽しみにしています。

 

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【大河原の家オープンハウス】

2015年11月13日(金)〜19日(木) 10時〜18時

宮城県柴田郡大河原町字西町15

(1)大河原の家 内覧会

設計:井上貴詞建築設計事務所

施工:㈱斎藤工務店

(2)おいかわ美術修復 新工房内覧会

出展:及川崇(美術修復)

(3)銘木5.5

出展:遠藤翔(木工)、及川裕介(木彫)、五月女晴佳(漆)、高野有紗(鉄彫刻)、

町田至(木彫)、渡部陽平(石彫)、*inoayu*(瓢簞照明)、牧野広大(金工)

 

主催・問合せ:井上貴詞建築設計事務所

共催:おいかわ美術修復、㈱アトリエ欅

協力:㈱斎藤工務店

 

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やまがた環境展

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やまがた環境展、始まりました。木の会として出展しています。

 

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他の出展ブースの中で、2つの木の架構でつくられた木の会ブースは人目を引きます。

 

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ブース中央のダイニングテーブルとイスは、家具工房モクさん。

テーブル上には、くだものうつわさんの木の葉皿がならびます。

井上事務所からは桐箱の名刺入れと、森の家パネル、大河原の家模型を展示。

 

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上段は、仏像彫刻原田さんの仏像が鎮座しています。

下段は、山形桐箱の吉田さんと草島さんによるつや姫入り米びつ。

 

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古民家ライフの高木さんが建てた木の架構内では、端材を使ったワークショップを。

 

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こけし工人・梅木さんのこけしは、午前中に一気に三つも売れていきました。

 

明日も10時〜16時まで開催中です。

 

 

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<お知らせ> 木の会で「やまがた環境展」に出展します

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10月24日(土)・25日(日)に山形ビッグウイングで開かれるやまがた環境展2015に、木の会

メンバーとして出展します。

 

この「木の会」は、それぞれが木にかかわる仕事を手がける異業種の8人からなる有志団体です。

メンバーは、

 

くだものうつわ 鈴木正芳さん(果樹の器やカトラリー)

家具工房モク 渡邊英木さん(木の家具・小物)

桐箱よしだ 吉田長芳さん(山形桐箱)

仏像彫刻原田 原田裕行さん(木彫御仏像)

古民家ライフ 高木孝治さん(大工)

梅木直美さん(こけし工人)

草島ゆき江さん(ライター・デザイナー)

そして私、 井上貴詞(建築設計)

 

の8人。共通点は「木」のみという、世代も職種もさまざまな個性的なメンツです。

 

やまがた環境展では、3ブース分を木の会でお借りして、それぞれの作品や活動を紹介します。

合わせて、ワークショップもおこないます。

木っ端でつくるギフトタグ(5個まで500円)や、果樹でつくるバターナイフ(1000円)

といった各自の力を活かした内容です。

 

木の会としては初めての公式の場での活動になります。

ぜひ8人の共演を覗きにきてください。

 

やまがた環境展2015

日時:2015年10月24日(土)10〜17時、25日(日)10〜16時

場所:山形国際交流プラザ(山形ビッグウイング)

入場無料

 

 

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甚五右ヱ門芋のススメ

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森の家の「芋祭2015」も終わってしばらく経ちますが、甚五右ヱ門芋の話題を。

山形でも芋煮でよく里芋は登場しますが、森の家の佐藤家でのみつくられる伝承野菜・

甚五右ヱ門芋は、食べるとふつうの里芋とはまったく別物だと感じます。

 

それはこの地特有の粘土質の大地が生み出す、とても柔らかくて粘り気のある食感で、

餅のようだともいわれます。

 

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このとろみや柔らかさを活かして、煮物以外にも揚げ物、スープ、お菓子、焼き物など、

さまざまな料理に使われる幅広さも魅力です。

写真は、森の家のオーブン付き薪ストーブでつくった甚五右ヱ門芋のチーズグリル。

シンプルながらこの芋の柔らかさと甘みを感じるには十分すぎます。

 

生の甚五右ヱ門芋が手に入るのは今の時期だけ。

冬を前にすぐ売り切れてしまうので、食べたことない方はぜひ一度ご賞味ください。

森の家のホームページから購入できます。

 

 

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七日町のお菓子屋さん

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山形大学で受けもっている後期の授業がスタートしています。

この設計課題は毎年「御殿堰」をテーマに掲げているのですが、今年は七日町の

十一屋本店の敷地を対象にさせていただいております。

 

十一屋さんは、山形の人なら知らない人はいない老舗のお菓子屋さんです。

この日は、七代目の松倉社長から直に十一屋さんの歴史、そして御殿堰の思い出話を

お聞きすることができました。

創業は今から200年前、そして七日町の現在地に移ってきたのが100年前といいます。

 

洋菓子、和菓子、レストランからなる十一屋さんのお店を核にして、敷地脇に流れる

御殿堰を活かしながらどんな新たな風景をまちに生み出せるかを、これから考えて

いきます。来年2月には学外講評会・展示会を計画中です。

 

 

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建物50年

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先週末、建築学会山形支所が主催のシンポジウムとまち歩きに参加してきました。

山形のまちと建築がテーマでしたが、特に取り上げられたのは1960年代あたりに建てられた

建築について。ちょうど今から半世紀前のものになります。

 

まずは1952〜1961年に施行されていた耐火建築促進法によって設定された防火建築帯のこと。

山形市では山形駅前のいくつかの街区とすずらん通りのビルがそれにあたります。

その特徴として、3層のモダンなビルの高さが揃い、スカイラインが統一されています。

普段はまったく気に留めていませんでしたが、歴史的背景を知るとぐっと親近感がわきます。

 

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つぎは1968年に建てられた旧殖産相互銀行本店(現きらやか銀行桜町支店)。

設計は、いまや日本を代表する大手組織設計事務所の日建設計(当時は日建設計工務)。

シンポジウムのゲストで来ていた建築ジャーナリストの磯さんも一押しの建物です。

いま新築で建ったとしても斬新ですね。

「♯」の形にも見えるので、シンパシーを感じてしまいます(笑)

 

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そして、霞城公園内にある山形市児童文化センター(1963年)へ。

設計は、山形市生まれの建築家・松ノ井覚治(1895-1982)。

早大からコロンビア大に進みアメリカの設計事務所で修行後、37歳で帰国し著名なヴォーリズの

もとで東京出張所長をつとめ、55歳で自分の事務所を開いています。

 

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今も現役で使われています。内部を見せていただきました。

 

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この写真だけ見ると山形に建っているとは思えない佇まいです。

霞城公園の鬱蒼とした緑とあいまって独特の雰囲気を感じさせます。

 

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図書室のこども用テーブルと折り畳みイス。

 

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霞城公園の整備計画ではこの建物は近いうちに取り壊されるとのこと。

松ノ井覚治の貴重な地元における実作という意味でも、無くすに惜しい建築です。

 

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短時間のまち歩きでしたが、中心街でもこうした築50年クラスのすぐれた現代建築が

いくつも残っていることにあらためて気づかされます。

どうしても文翔館などの近代建築や蔵などに目がいきがちですが、築50年以上の建物が

一定基準を満たすと国の登録文化財に申請することもできることを考えれば、これらの建物も

これからの山形市の魅力的な資源のひとつになっていく可能性を十分秘めていると思います。

 

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完了検査

[ 大河原の家 ]

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完了検査もようやく終え、施主/設計事務所検査もおわりました。

いくつか指摘事項があったので、あとはその手直しを待つばかり。

 

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引き渡し後、壁は自分たちで塗る予定です。

南からの日射しがとてもあたたかく、窓を開け放つと風が家中に流れていきます。

 

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オープンハウスのフライヤーを現在制作中です。

多くの方に見に来てもらえる楽しい場を準備したいと思っています。

 

 

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実測調査

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まちづくり会社からの依頼を受けて、街中の2つの建物の実測を。

外から見るだけではわからない内部の造り。

小さいながらも意外と発見があります。

 

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最初は建物すべてではないかもしれませんが、まずは使えるスペースを把握して

その利活用を段階的に模索していきます。

そのためにはまず画がないと始まらないですね。

 

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扉の先

[ 大河原の家 ]

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アトリエの搬入口の扉が設置されました。

通りに対しての建物の表情がずいぶん出てきたように思います。

いまは外壁と生垣の色のコントラストがけっこう付いてますが、次第に馴染んできそうです。

 

今週はいよいよ完了検査と引き渡し。

 

 

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