news

2021

今日は一日、事務所内の大掃除で、この一年で(数年前から?)溜まりに溜まった
サンプル類やカタログ、資料などをとにかく整理して、片付ける作業でした。

お昼は、スタッフみんなでお蕎麦を食べに。
県庁近くの「そば処ヤマモ」さんは、美味しくてたまに行く店の一つです。

 

今年も今日で仕事納めです。2021年は、昨年からのコロナ禍もあって、春からは
ウッドショックに始まり木材以外でも資材価格の高騰や納期不明など、建築業界
としても日に日に建てづらい状況が顕在化してきた年であったように思います。

そんな中にあっても、今年も多くの素敵な建て主の皆さんからお声がけをいただき、
それぞれの地域で腕に覚えのある職人の方々にも恵まれ、一つ一つの建築に結び
ついています。支えてくれるスタッフも含め、かかわってくださるすべての皆さんに
感謝申し上げます。

事務所の年末年始休業は、12月30日(木)~来年1月4日(火)となります。
この仕事は兎に角、身体が資本だと年々感じているので、まずはしっかり休養を
とりたいと思います。
(最近建て主さんからお体大事にしてくださいと言われることが増えてきました苦笑)

皆様も良い年をお迎えください。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

引っ越し

|小田島のオフィス|

東根のオフィス改修現場は、仮オフィスだったプレハブ撤去の予定もあって、
すでに完成しているスペースに荷物をお引っ越し。

来週まで少し工事は残りますが、資材高騰・職人不足の中、なんとか完成間近
までやってきました。
夕方近くの外観、改修前よりだいぶスッキリした感じがします。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

和紙壁

|松原口の家(戸建てリノベ)|

山形市内の住宅改修現場も、いよいよ施主検査。
3階部分は外とつながる半屋外空間として、西側の開口部まわりを新たに造り替えました。
天気の良い日は朝日連峰が一望できるロケーションです。

2階のこども室の高窓からは、東方面の雁戸山がちらりと見え隠れします。
敷地周辺は住宅がひしめく住宅街ですが、家並みと山並みがつながるようです。

こちらは1階のキッチン。元々のキッチンの位置は変えていないものの、システム
キッチンは丸ごと入れ替え、背面の作業台や吊戸棚は新しくつくっています。
壁のタイルは、建て主さんに選んでいただいたブルーグレーのもの。

以前カーブのついたガラスブロックの壁があった場所はすべてブロックを撤去し、
前と同じカーブを付けて、ケンドン式の障子壁を立て込んでいます。
両面太鼓張りの障子は、白鷹産の深山和紙を貼っていて、光を柔らかく通します。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

ニューレトロ

第5回町家守プロジェクト、小雪舞う中ですが実施しました。
今回も建築だけでなく様々な分野の学生さんが参加してくださいました。

漆芸を学ぶ人は古い漆器に目を奪われ、テキスタイルを学ぶ人は古い着物に惹かれ、
グラフィックを学ぶ人は古い看板文字に感心していました。

古民家はいわばその地域の文化の結晶のようなものであり、そこに残された生活用品や
民具などはそれぞれの時代を物語る貴重な証人でもあります。

今年の活動はこれで最後、また来年も時期を見て始動していきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

|小田島のオフィス|

東根の現場は、内部に家具が入ってきて空間が現れつつあります。
右手に見える腰壁の内側にデスクがきます。

今回の家具工事は、東根のひろなり家具さんが担当されています。
アールの壁など、とても綺麗に仕上げてくださっています。

新たに東側に設けた出入口を見たところ。
視線の先には田んぼと果樹園が広がります。
まもなくこの土間スペースにモルタル床が塗られていきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

アプローチ

|松原口の家(戸建てリノベ)|

工期も残り一週間、現場には建具と家具が一気に入ってきました。
ここは洗面所、左手に脱衣所~浴室、右手にパントリー~キッチンとつづきます。

リビングまわりもキレイになってきました。
薪ストーブやレンガ積みの炉壁は既存のものです。

玄関までのアプローチが以前は飛び石状に敷かれていましたが、もう少し歩きやすいよう
コンクリート平板に変えて敷きならしています。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

冬の川辺

昨日は昨年竣工した「松尾川の家」の一年後検査でした。
家具も増え、うまく住みこなしている様子が見られたのは良かったです。

以前から使っている薪ストーブだけで十分暖かいということですが、薪の使用量は
以前よりも圧倒的に減ったということでした。
断熱改修の効果がしっかり出ているようで何よりです。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

オープンハウスの御礼(椿の家)

飯豊町での週末二日間のオープンハウスが無事終了しました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

庄内、仙台、新潟といった遠くからも足をお運びいただき感謝するばかりです。
心配した雪にも降られず、むしろ青天も見られたほどだったので、恵まれたお天気
だったように思います。

オープンハウスを終えてすぐ建て主さんへのお引き渡しとなり、これから引っ越しが
始まるとのことです。建物自体は完成しましたが、周りには造園工事を待つ土地が
広がっている状況で、家と庭ができてはじめて本当の竣工となるはずです。

自ら造園を手がける建て主さんの庭が完成したら、きっと今の倍以上の魅力を放つ
内外一体の空間ができるはずです。「庭屋一如」という言葉があるとおり、
庭も建物も(周囲の自然環境も)渾然一体となった素敵な環境となるよう、楽しみに
していきたいと思います。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

見通し

|松原口の家(戸建てリノベ)|

山形市内の住宅改修現場は、内部の下地ボードが貼られて形がだいぶ見えてきました。
既存の形状と、改修で付け足した部分と、いろいろと交じり合いながら新たな空間が
生まれつつあります。

元々このリビングダイニングからはほとんど窓からの景色が望めませんでしたが、
今回の改修で天井ギリギリに横スリット窓を設けることで、隣家をうまく隠しながら
遠くの山の斜面まで見通せるようになりました。

上の階からどんどん仕上げ工事を進めて下の階に下りてきています。
年末の竣工に向けて一気に内装が仕上がっていきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

丘の上の山荘

|椿の家|

飯豊の現場、週初めに役所関係の検査を終えて、今日は施主検査と設計事務所検査。
下の道路から撮ると、童話の世界のようにも見えます。

ロフト(屋根裏収納)部分から、吹き抜けを見下ろします。
格子の床はガラスメンテナンス用のキャットウォーク。
南面の木製サッシは二間幅の片引き寄せ+FIX(オーダーサイズ)となっています。

ロフト部分も半分は格子の床です。
高さ1.4メートルにも満たない空間ですが、座っていると意外と広く感じます。
吹き抜けからの光が淡く立ち上ってきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]