2026.05.01
とまり木
|香月苑|

香月苑の新築店舗には、御殿堰に面する南側に軒下空間をつくっています。
建物から約1.2メートルのところに柱を立て、そこからさらに0.9メートルほど
軒を出しているので、2メートル幅くらいの半屋外スペースが生まれています。
雪国で昔から見られるこうした軒下空間は、地方によって呼び名が変わります。
青森や秋田だと「こみせ(小見世)」、山形や米沢だと「こまや(小間屋)」、新潟だと
「がんぎ(雁木)」といったところ。降雪時に濡れずに歩ける半屋外通路は、
雪国で生活しているとやはり重宝しますが、時代の変遷で内部化されたり解体されたり
して現代ではなかなか当時の造りを見ることも少ないかもしれません。
街なかを歩きやすい環境にするためには、歩道だけでなくこうした日射しや雨雪から
歩行者をそっと守ってくれる止まり木のような何気ない場所も重要です。
お店にとっても立ち寄りやすい軒下が店前にあるのは良い効果があるはず。
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