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仕上げ材の検討

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設計の相談にのっていた住宅の現場にて、建て主さんたちと打合せ。

すでに壁の下地となる石膏ボードがおおよそ貼り終わりそうな段階まできました。

壁紙やフロア材について、サンプルを見比べながら最終決定していきます。

 

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リビングの開口の先には、既存の梅の木が見えるように。

木造平屋の20坪ほどのコンパクトな家ですが、狭さを感じさせません。

 

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これから軒天井が屋根と同色に塗られると、またひとつ印象も変わってきます。

菜園の緑が建物によく映えます。

合同プレゼン

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今日は非常勤で行っている東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科2年生の合同プレゼン。

家具系とインテリア系それぞれで出された課題の成果を、代表者数名に発表してもらいます。

私はインテリア系の担当でした。

 

建築のデザインをするうえで、それが置かれる「地域」を捉える力が大事であるように、

プロダクト(モノ)をデザインするうえでも、それが置かれる「空間」を捉える力も重要です。

そうした空間を把握し、みずからつくり上げる基礎的な力を養います。

 

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インテリア系を受講したのは前半組/後半組合わせて40名。

家具系40名も交えた合同プレゼンは、互いの成果に刺激を与え合える良い機会になりました。

 

ものづくりの原点

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祖父の墓前へ独立の報告に行ってきました。

祖父がはじめた工務店も今では伯父から従兄の代へと。

ちいさい頃よく遊びにいった仕事場はほとんど昔のまま。

 

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片隅には伯父が趣味で見よう見まねでつくったという水車が。

母の実家にあった池で実際に使われていたのを見た覚えがあります。

 

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川西町から山形市へと帰る車窓からの景色も、大事な原風景の一つです。

 

kanmiのつくり手①

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kanmiの入口扉には、アイアンでつくられたドアハンドルがついています。

お店に来たお客さんが必ず2回は触れる場所です。

シンプルな店舗内装と対比するかのような、この有機的なフォルムはお店のアクセントに。

 

このドアハンドルをつくってくれたのは、鉄造形作家の那須悟さん。

愛知県生まれの那須さんは、小国町の基督教独立学園高校、東北芸術工科大学、そして

大学院を卒業し、現在は山辺町作谷沢で制作活動をおこなっています。

県美展彫刻部門で2年連続最高賞を受賞したのも記憶に新しいところです。

 

今回のドアハンドル製作にあたっては、店主がお好きで娘さんの名前にも使われている「蓮」を

モチーフにして、那須さんならではの柔らかな曲線をいかしてゼロからつくってもらいました。

手の掛け方の違いによって、外側と内側で形を変えているところも特徴です。

お店にいった際には那須さんの手仕事もぜひ感じてほしいとおもいます。

<お知らせ>まち歩き物件探索ワークショップ

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先日おこなわれた山形リノベーションスクールの第1弾シンポジウムにつづき、

7月26日(土)に第2弾としてまち歩き物件探索ワークショップが開催されます。

 

そのワークショップの参加者を現在募集しています。

対象はリノベーションやまちづくりに興味のある方、まちなかで何か始めたい方。

募集人数は30名で、告知が直前となったためまだ空きがあるようです。

当日のナビゲーターは芸工大の馬場正尊先生と山形R不動産の皆さんです。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.tuad.ac.jp/2014/07/37528/

http://www.y-renovation.com/schedule/index.html

 

IKEA仙台プレオープン

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あすと長町にこのほど完成したIKEA仙台のプレオープンに、偵察?がてら行ってきました。

これは・・・混みますね。

小さなお子さん連れ(若いファミリー層)がとても多い印象でした。

 

明日10時からオープンだそうです。

渡辺邦夫日曜学校

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建築構造界では知らぬ人はいない、SDGの渡辺邦夫先生。

渡辺先生は近年、若手構造設計者の育成を目的に、「日曜学校」という構造デザインのイロハを

教える講座を、月一回のペースで毎年開いています。

これまで東京でのみの開催だったようですが、地方からの参加者の多さを受けて、

去年からは山形と広島でも週をかえて渡辺先生みずから各地に赴き、同じ講座を開いています。

(その情熱と知識と体力には毎度ビックリ!)

 

山形の日曜学校は昨年9月からはじまり、いよいよ来月で最終講座。

県内の構造設計に携わる若手や、仙台で構造をまなぶ学生たちも参加しています。

私も前事務所時代から勉強のために参加中。

 

先週末は渡辺先生の発案で、2日間かけて「本間利雄の建築」見学会を。

この日のためにわざわざ広島・岡山・静岡・東京等から来た各地の受講生といっしょに、

文翔館(復原)/水の町屋/芸工大/市スポセン/山寺風雅の国を見てまわりました。

長年インターナショナルに活躍してこられた渡辺先生が、いまこうしたローカリティに

注目しヒントを求めていることに大きな興味をおぼえます。

 

古参道をゆく

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あまり人が通らなくなった古い参道をみるとゾクゾクします。

寺社へのアクセスという利便性だけみれば、一見ムダな空間と見られがちですが、

ここを通ることで得られる奥行き感や高揚感は、非常に大きな精神的効果といえます。

 

まるで計算されたかのように朝日に照らし出された石段を目にして、

何ともいえない感動を覚えました。(天童若松寺にて)

 

すこしずつ直していく

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春から改修の相談にのっている、大河原町のおいかわ美術修復さんの工房。

及川さんはこの春独立したばかりの若き美術品修復の匠です。

 

まずは仕事場となるスペースだけ床がつくり直されましたが、

仕事柄?、床の下地組みから合板張りまで、すべてご自身で施工されています。

 

美術修復の仕事をしながらのセルフリノベーションとなりますが、

すこしずつ変わっていくのが楽しみです。

 

 

森の家の朝

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森の家のダイニングから見える朝の景色。

この南側から風が入って、ダイニング〜キッチンを通って北側へと抜けていきます。

 

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手斧削りの古材をつかったダイニングテーブルには、白いご飯がとても映えます。

これだけでも十分ぜいたくな感じがします‥

 

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このテーブル(TIMBER COURTさん製作)はけっこう大きく、

余裕で7〜8人で囲んで食事をすることができます。

 

森の家はゲストハウス(農家民宿)にもなっているので、

ぜひ一度泊まって朝のひとときを楽しんでほしいと思います。(もちろん夜も)