news

「未来をひらくクリエイター30人展/U45」に出展します

来月3日(火)から東京ビッグサイトで開催されるJAPAN SHOP 2026でJCD(日本商環境
デザイン協会)が主催する「未来をひらくクリエイター30人展/U45」に出展します。
今年で3年連続選んでいただきましたが、45歳なのでラストイヤーになるかと思います。

45歳以下の建築家・インテリアデザイナー・プランナーなど、空間デザインを扱う
人たちの活動にフォーカスして、これからの商空間を感じられる具体的な提案を、
様々な建築模型や映像とともに紹介するというものです。

3月6日(金)までの4日間の開催ですので、東京近郊の方、お近くにお越しの方は
ぜひお立ち寄りください。

JAPANSHOP2026
日 時 2026年 3月3日(火)~3月6日(金)
開催場所 東京ビックサイト 西展示棟

JCD Booth
「未来をひらくクリエイター30人展/U45」
「PRODUCT OF THE YEAR 2025 受賞製品展」
「JCD TALK LOUNGE」
≪30人展出展デザイナー≫
渡辺力(JOKE. Inc.)
坪井秀矩(坪井建築設計事務所)
中村菜穂子・中村昌彦(一級建築士事務所こより)
山路哲生(山路哲生建築設計事務所)
塚田裕之(塚田裕之建築設計事務所)
井上貴詞(井上貴詞建築設計事務所)
久兼将弘(乃村工藝社 A.N.D.)
関口裕太(船場)
藤貴彰(三菱地所設計 / tyfa)
高橋良至(Studio Lai)
小阪雄造(乃村工藝社 nora)
進藤篤(ATSUSHI SHINDO)
中山佳子(中山佳子設計企画)
海老塚啓太・中森大樹・桝永絵理子(AATISMO)
町田怜子(丹青社)
伊藤達則(日建設計)
千葉拓也(竹中工務店)
花田陽一(コクヨ)
伊東圭一(UDS)
本田夏菜(三井デザインテック)
ハシヅメコウスケ(スペース SD osaka)
町田幹樹(スペース)
成田和弘・成田麻依(kufu)
大島頌太郎(Shotaro Oshima Design Studio)
黒部駿人(VUILD)
田中陽子(田中陽子デザイン事務所)
加藤久樹(Hisaki Kato Lighting & Design Inc.)
田中亮平(G ARCHITECTS STUDIO)
小松大祐・大島碧(風景研究所)
杉山リリー(スーパーマニアック)
石毛貴人(大林組)
(順不同•敬称略)

主 催 日本商環境デザイン協会(JCD)
共 済 日本経済新聞社
HP JAPANSHOP2026
https://messe.nikkei.co.jp/js/

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

時間旅行

|旧千歳館エリア・リノベーション|

内部解体が進んでいます。各所、床を剥がしたり建具を外したりしながら、木工事を
行うための準備を着々と進めているところです。

設計段階では見ることができなかった部分も、徐々に露わになってきて、想定通り
だったり予想外のものが出てきたり、、それもこれも改修の醍醐味といったところでしょうか。

ただやはり、古い建物には今ではあまり目にしなくなった納まりや材料がタイムカプセル
のように掘り起こされてくるので、貴重な先人の手の痕跡に触れるような感じがあり、
とても面白い体験です。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

雪消月

|香月苑|

七日町の店舗新築工事、基礎工事が始まっています。
週末の雪で地面がうっすら白くなっていますが、問題なく床掘りしていきます。

敷地南側に流れる御殿堰。雪の時期は排雪などで水があふれる可能性があるため、
上流で水を止めていることが多いです。

水路向かいの敷地もすっかり更地になって、それぞれの区画で工事が始まるのを
待つばかりです。水路と堰沿いの歩道は山形市の方で整備する予定です。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

【募集中】春休みのインターン・オープンデスクの受入について

井上貴詞建築設計事務所では、建築を学ぶ学生のインターン・オープンデスクを
随時受け入れています。この春休み(2月~4月)もぜひお申し込みください。

私たちは、建築設計を通して地域のヒトと人をつなぎ、モノづくりのプロセスを
大事にするコトで、これからの新しい暮らしの価値を生みだしていきたいと考えています。

住宅、ホテル、オフィス等の新築・リノベーションのほか、地域づくりの活動なども
継続的におこなっています。私たちと一緒に建築設計にかかわりたい、設計事務所の
仕事を体験してみたいという学生さんからの応募をお待ちしています。

□インターン・オープンデスクについて
内容:進行中のプロジェクトの現地調査・実測、模型製作、図面作成補助のほか、
進行中の現場の見学、完成案件の見学など
期間:2週間程度(応相談)
時間帯:平日9:30~17:30(応相談)
備考:学部3年生以上が望ましい

申込み・問合せ先
info(アットマーク)takashiinoue.com
株式会社井上貴詞建築設計事務所
山形県山形市小姓町1-37-2F

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

回廊

|旧千歳館エリア・リノベーション|

主屋と離れの間をつなぐ渡り廊下は、花小路に面していて、庭を守る塀の役割も
していました。改修後の離れの間は独立してアクセスできるようになるため、

渡り廊下としての機能は終え、躯体を活かして室外機スペースに転用します。
外壁は撤去して格子に変え、風通しを良くしながら目隠しも兼ねるようにします。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

ダイニングホール

|旧千歳館|

年が明けて、内部の撤去工事が進められています。
事務室にあった後付けの間仕切りもなくなって、スッキリとした大きな空間が現れます。

元々はレストランとして使われていた部屋のようですが、時代の変化の中で細かく
仕切られたりして、近年は裏方スペースとなっていました。

床のモルタルを斫っていくと、いつの時代のものかわからないモザイクタイルが
姿を現しました。想定外をある意味楽しみながら、発掘作業のような現場を歩きます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

worksを更新しました(千代寿虎屋ファクトリーショップ)

「千代寿虎屋ファクトリーショップ」の写真をアップしました。寒河江市にある
創業100年を超える老舗酒造の本社工場に併設した直売所と試飲スペースの改装です。

この千代寿虎屋さんは、山形市で創業300年を数える虎屋さんの寒河江工場として、
元禄末期創業の石山蔵を引き継ぎ操業されていたものを、1922年に分家独立して
興した会社になります。

寒河江には、その昔東北の宮水といわれた硬水が随所にこんこんと湧き出ていたこと、
そして冷たい寒河江川の灌漑地域は、酒米「豊国」の産地であったこと、それらが
今に続く虎屋さんの酒造りの原点といえるかもしれません。

増改築を繰り返した建物は、いくつもの時代を経て蓄積された記憶が宿っている
ようです。玄関口の大きな格子戸は足元に車輪が付き、ゆっくり開閉します。

この写真は改装前の様子。本社出入口すぐの事務室と、隣接した応接室が改装対象と
なりました。元々、工場見学の際には道路を挟んで向かいにある小さな蔵を展示スペース
などにしていたそうですが、見学後すぐに試飲や販売ができる場所が工場側にも
ないとせっかくの購買意欲も削がれてしまうという課題があったようです。

こちらも改装前の事務室。脇に商品の陳列棚があったり、ちょっとしたカウンターは
あったのですが、事務スペースが丸見えで初めて訪れる人は入るのも躊躇う感じが
あったため、隣接する応接室含め一体的に改善できればと考えました。

改装後の事務室。手前の人研ぎ仕上げの土間はそのままに、一段上がった事務スペース
との間に大きなカウンターを設けました。奥の事務机や荷物があまり見えないように
ラワンベニヤのパーティションで目隠しを立てています。

カウンターの上には、土間と事務スペースとの結界をさりげなく表現するために
真鍮色のペンダントライトを吊り下げています。

新旧の素材がぶつかる入隅部分。ここでは、カウンターの腰壁部分の杉板だけが
新しく加わった素材です。杉は板目で、赤身と白太が混ざっていますが、うっすらと
周囲に合わせて着色したことで自然な縞模様となっています。

事務室土間に並べてあった商品棚はすべて取り外し、新たに応接室を改装したエリアに
並べ直しました。間仕切りのガラス越しに酒瓶のディスプレイが見えます。

新たな陳列棚は、地元の西山杉を使い、すべての商品ラインナップが一目でわかる
ようにしています。棚に仕込んだ照明で、一つ一つの銘柄も浮かび上がります。

日本第一の酒造神として知られる松尾大社の木像は、改装前からあったもの。
改装後も飾り棚の中に鎮座しています。

元々行き来はできなかった旧応接室側にもお客さんが土足のままアクセスできるように
しています。お酒のディスプレイに誘われるように、試飲スペースに入っていきます。

旧応接室の意匠はそのままに、ディスプレイ棚とカウンターをL型に入れ込んでいます。
奥に見える神棚は元々あったもの。カウンターの外側は床を掘り下げ、壁は墨入り
モルタルで塗り直しています。

暖色系の照明の効果も相まって、既存の天井ともよく馴染んでいます。
この中の何本かは常に試飲できるようにカウンターに準備されています。

L型に回したことで空間に奥行きが生まれ、商品もより立体的に浮かび上がります。
工場内からも見えるような形になっています。

工場に入るとすぐ、虎屋さんの酒造りを物語る、歴代の社長や杜氏の方の写真が並び、
100年続く酒造りを見守っています。

古くから残る土蔵が建ち並ぶ工場見学を終えて戻ってくると、ほの暗い工場の中で
ぽっと蝋燭が灯ったようなファクトリーショップの姿が安心感を与えてくれます。

見学後の余韻の中で、試しにいくつかの日本酒を味見しながら、お土産をどれにしようか
考えたり、酒造りを取材に来た人が説明を聞きながら理解を深める場になったりと、
つくる工場の機能を一段拡張させる体験の場を提供しています。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

駆け上がる

明けましておめでとうございます。
本年も皆さまにとってより良い一年となりますよう願っております。

事務所は今日から仕事始めです。
今年は「午年」で、60年に一度の「丙午」にあたります。
情熱やエネルギーに満ちた年といわれており、建築業界もまたコスト高や法改正などで
否が応にも変革が求められているので、そうした変化に負けないように全力で駆け抜けて
いく所存です。

事務所は今年で創業から12年となり、干支が一巡した形となります。
これまでいただいた数多くのご縁に感謝しながら、より一層活動の幅を広げていけたらと
思います。事務所のスタッフ一同、ますます研鑽を積みながら最善を尽くしていきますので、
本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

2025

2025年の事務所の活動も本日で仕事納めとなります。
今年も一年、ありがとうございました。

2025年は4月に建築基準法の法改正があり、その大きな変化への対応が求められたり、
近年の建設コスト高騰がいよいよ現実問題として他人ごとではなくなってきたりした
課題に追われる一年だったような気がしています。

そうした中でも、お陰様で志ある多くの建て主の皆さんと協働する機会を頂いており、
今年竣工したものを挙げると「桜桃林の家Ⅱ」(河北町)、「肴町の家 Ⅰ・Ⅱ」(山形市)、
「東原町の家」(山形市)、「葉山の家」(上山市)、「山形の町家」(山形市)と住宅の
完成が続きました。住宅以外でも現在進行中の「香月苑」(山形市)や「旧千歳館
エリア・リノベーション」(山形市)など、まちづくりにもつながる案件も引き続き
来年にかけて現場が動いていきます。

また今年は、NIPPONIA白鷹 源内邸で事務所初となる東北建築賞作品賞を受賞したり、
Hutte Jarenがブラタモリに登場するなど、嬉しいニュースもつづきました。
あわせて小野田先生の学会会長就任や、向山さんや堀部さんなど尊敬する建築家の
方々とも直接話をする機会に恵まれたり、刺激の多い一年でもありました。

事務所は12/27(土)~1/4(日)まで、お休みをいただきます。
スタッフ共々あちこち走りっぱなしだった一年でしたが、心身ともに一旦リセットして
十分休養をとって、また来年走り出したいと思います。

皆様もよい年をお迎えください。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

町家再生

|山形の町家|

山形の町家改修現場も引き渡し直前。
座敷蔵は畳敷きだった続き間を杉の無垢フローリング敷きとして、新たな生活の中心
となるLDKの機能を入れ込みました。2階はベッドルームと納戸として利用します。

座敷蔵から回廊を通って主屋である町家に接続しますが、板戸でふさがって暗かった
回廊はガラスで仕切られとても明るくなりました。

かつて増築されていた台所や浴室部分がなくなって坪庭が広くスッキリしたので、
来春以降庭として緑が入ってくるとまたガラッと印象が変わるはずです。
(この冬はブルーシートを敷いてしのぎます)

通りに面する町家の2階部分は、連子格子を復活させました。
長らく商店時代の看板でふさがっていたため、2階の北側からの光や風が通らない
形になっていたのが解消されて、だいぶ環境も改善されました。

1階部分のアルミサッシや板金張りは今回手を入れていませんが、このミセ部分が
開放されて通りに活動が見せられるようになると、また街にとってもインパクトが
変わってくるかと思います。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]