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<お知らせ>山形リノベーションスクール2014

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9月26日(金)〜28日(日)、山形市中心部で山形リノベーションスクールが開催されます。

9月15日(月)まで参加者を募集しています。(すでに30人以上応募が来ているようですが、

募集〆切を待って選考が行われるそうです)

http://www.y-renovation.com/schedule/index.html

 

受講料も決して安くなく、3日間の作業はとてもハードなものになるようですが、これからの

潮流となるであろうリノベーションや地域再生を実践しているトップランナーである全国の

講師陣とともに取り組む実践型のユニットワークは、何よりリアルな経験となるでしょう。

 

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3日間の内容としては、山形市内の実際の空き物件(3件)を対象に、10人ずつ3ユニットが

それぞれのユニットマスター・サブユニットマスターとともに、リノベーションの企画から

デザイン、事業計画まで実務レベルでつくりあげ、その物件のオーナーへ提案(公開プレゼン)

を行うというのが大きな流れです。

その中で、各ユニットワークのほかに、豪華な講師陣のレクチャーを受けながら、自分たちの

計画をブラッシュアップさせていきます。

 

建築やまちづくりに携わる人はもちろん、不動産・行政・経営など、職種は問わず、

より実務的/実践的なことにかかわりたい人、新しい暮らし方を自分たちでつくっていきたい

意欲ある人であれば、誰でもご応募ください。

私もサブユニットマスターとして、一緒に盛り上げていきます。

 

森の家の夜

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森の家のダイニング、ある夜の風景。

お客さんが来ると、人が人を呼び、いつも賑やかな食卓に。

主人のハルキ君がつくる一皿に、おばあちゃん達がつくる逸品、アキオさんによる鮎の塩焼き、

その時々で旬を感じさせる料理が、古材のテーブルに映えます。

 

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ダイニング脇の土間スペースは、ちょっとした遊び場にも。

夏といえばのスイカ割りも楽しめます(笑)

真室川の奥地にある森の家、ぜひ遊びにいってみてください。

 

くだものうつわ

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上山市のくだものうつわさんの工房見学会へ参加してきました。

何度かお邪魔しているものの、あらためて見ると新しい発見がいろいろと。

 

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扱うのがほとんど地元の果樹のため、やはり乾燥には気をつかいます。

木を切る時期や材種によっても狂いの度合いはさまざま。

 

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ひとつひとつ材の状態を確認しながら使える材を選んでいきます。

 

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人気の木の葉皿の加工の様子。

このところ、くだものうつわさんの門を叩く若者が増えてきたそう。

この日もひとりの女子学生が研修中でした。

 

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完成間近のうつわの数々。

塗装もすべて工房内でおこなっています。

 

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こうしてできた果樹の器は工房併設のショップでも買うことができます。

さくらんぼ、ラフランス、くわ、柿、くるみ等々。

 

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くだものうつわの器は地元のお店や小学校などでも普通につかわれています。

上山の「蕎麦処 一休」さんではそば皿に。果樹の可能性はますます広がります。

 

金華山

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はじめてとなる金華山。

石巻は牡鹿半島の先、太平洋に浮かびます。

東奥の三大霊場(出羽三山・恐山・金華山)だと知らされたのはつい最近のこと。

 

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鮎川浜から海上タクシーに乗り、15分ほどで島に到着します。

浜から黄金山神社の境内まではけっこうな高低差が。

境内には神の使いとされる鹿が悠々とあるいています。

 

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拝殿の側面から。

海上の孤島にこれだけのものがつくられてきたことにただただ驚くばかり。

 

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神社内の大広間に展示されている金華山の屏風画。

島の全体がよく描き表されています。

 

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境内はもちろん、島の各所、鮎川の港と、まだまだ震災の爪痕が生々しく残っています。

一方で、タイミングよく乗せてもらった海上タクシーのなべちゃんこと渡邉さんとの出会いは、

また来年も来ようと思うには十分過ぎるくらい。

山形、福島からも、今も昔も参拝者は後を絶たないといいます。

 

TOHOKU建築巡礼 ー鳴子・早稲田桟敷湯ー

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鳴子温泉(宮城)の共同湯のひとつ、早稲田桟敷湯にいってきました。

戦後まもなく早大生のボーリング実習で掘り当てた温泉が由来です。

その開湯50年を記念して改築されたのがこの建物。設計は、早大教授で建築家の石山修武氏。

温泉の硫黄をイメージした黄色い壁で内外とも統一されています。

 

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こけしの里を彷彿とさせる、ろくろ曳きの取手。

鳴子温泉ではそこかしこにこけしの工房が見られます。

 

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桟敷湯の象徴でもある「桟敷」はメインアプローチを挟むように二つ設けられています。

休憩所にもなっている「中桟敷」は30畳ほどの大きさ。

向かい側の「上桟敷」は一段高く、引き戸で閉じられており、現在は図書室になっています。

イベント時は上桟敷を舞台/中桟敷を客席にお芝居などを上演できるようなしくみです。

 

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そもそもが独特のデザインであることに加え、温泉街ならではの蒸気に常にさらされることで

特に外壁や浴室壁などは、築16年とは思えないレトロというか不思議な風合いに…。

何十年も前からそこにあったかのような雰囲気を所々で漂わせています。

一方、温泉熱を利用して建物内の暖房やシャワー、道路融雪をおこなうなどの工夫も。

 

<お知らせ>YAMAMORI TRAVEL VOL.8 針生平

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山形県内の里山をあるき、県産材のものづくりを体験するツアー「YAMAMORI TRAVEL」の

参加者を募集しています。

今回の小国町で8回目(8ヶ所目)となりますが、場所によって参加者も講師陣も様変わり

するので、誰にとっても新たな発見のあるツアーです。

 

今回のテーマは「ブナ」。小国町が誇るブナ原生林にふれ、ブナの魅力を味わい尽くします。

詳細はこちらまで。申し込みはメールのみで、8月16日(土)が〆切となります。

 

ブナ林を見に行くためにわたる吊り橋も、スリリングでおすすめです。

 

きんとん

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友人夫妻から開業祝いにいただいた、その名も「きんとん」。

五円玉を蓄えることができる貯金豚です。

別のご夫妻からいただいたエアープランツとともに事務所の窓辺を飾っています。

 

この「きんとん」、富山県は高岡の伝統工芸である鋳物でつくられているとのこと。

五円玉と同じ真鍮製です。

大金をためることはできませんが、こつこつと蓄えられていくご縁が楽しみです。

 

事務所にお立ち寄りの際には、ぜひ五円玉をご寄贈ください。

代わりに五円チョコ差し上げます(笑)

 

暮らしの中に、木をつかう

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現場にこんな幟が…。

「山形市産材利用拡大促進事業費補助金」というもので、

要は住宅を建てるときに市の木材をつかうと、補助金が交付される仕組みです。

 

条件としては、

・山形市内に自ら居住する戸建て住宅を新築する方 で、

・建て主は個人で、自ら住むもの

・山形市産材を8㎥以上使用

(一般的に木造住宅における木材使用量は20㎥ほどといわれています)

・建築士が設計したもの

・山形市内の工務店などが施工業者であること

・2015年2月末まで住宅が完成予定であること

のいずれにも該当することが必要です。

 

補助額は1戸あたり50万円。

工事費と比べたら割合は小さいですが、それだけみれば大金です。

今年度の募集は先着25戸(まだ半分ほどしか来ていないそう)。

条件の合う方はぜひご利用を。

 

ほかの市町村でも同じような補助金があるようですが、

こうやって少しでも地元の木を使う一助になればいいですね。

 

看板製作

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事務所の看板をつくっています。

ステンレスのフレーム製作は、事務所からほど近くにある「カンノウェルディング」さんに。

菅野さんは金属の溶接、ステンレス加工、金物製作を得意としています。

 

ステンレスの仕上げは、一般的な「ヘアライン」や「鏡面」ではなく、

「酸洗(白皮)」という銀白色のつや消しの感じにしてみました。

角丸の枠内には、別途製作中のサインプレートがはめ込まれます。