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森のような庭のある暮らし

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アトリエを兼ねた住宅の打合せ。

いろんな雑誌を眺めながら、お施主さんとあーでもないこーでもないと、お互いに共有できる

家のイメージを模索しています。

 

建て直す家の敷地やご実家には、それぞれちいさな森のようなお庭があって、そうした庭に

囲われた暮らし方がとても印象的です。

 

そんな庭を活かしたちいさな家をどんなカタチにするか、もう少しアイディアを揉んでみたいと

思います…。でもきっとイイ家になるはず !

 

YAMAMORI TRAVEL VOL.9 十分一山

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先日、今年最後のYAMAMORI TRAVELを南陽市の十分一山で開催してきました。

朝の集合時は、この土地特有の朝もやが立ちこめて一面真っ白いなかスタート。

十分一山の代表的な景観であるぶどう畑で、「紫金園」の4代目・5代目から話を聞きます。

 

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観光ぶどう園である紫金園さんは「須藤ぶどう酒工場」も併設されていて、自家栽培のぶどうで

ワインをつくっている小さなワイナリーでもあります。

山の地形と一定の地中温度をうまく活かしてつくられた貯蔵庫や、もはや文化財級の木製の

プレス機は一見の価値ありです。

 

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つづいて須藤ぶどう酒工場の裏手を森林ガイドの白壁さんと上っていきます。

しだいに朝もやも晴れてきました。

道端のツル植物(ヘクソカズラ)をつかって即興のリースづくりをみんなで行ないます。

 

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ちょっとした植物で秋を感じます。

彩りも秋らしさと来る冬を予感させます。

 

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十分一山にも、こんな散策できる道があるんですね。

コナラやミズナラ、サクラにアカマツ、いろんな木に出会います。

 

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十分一山の頂きにある南陽スカイパークに到着。

この日は休日だからか、パラグライダーやハンググライダーのスクール関係者が活動中。

いい場面に出くわしました。

 

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思った以上にあっさりと飛び立っていくグライダー達。

うっすらと霧がかった置賜盆地の景色がとても幻想的に見えて、

自分も飛びたいと思わせるには十分。

 

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あまりに感動してしまってそのあとの午後の写真がほとんど撮れていませんでした笑

この日の木工ワークショップは南陽のサクラとぶどうにちなんで、県産サクラ材をつかった

ワインオープナーづくり。この写真ではわかりづらいですが…

イベントの様子はYAMAMORI PROJECTのフェイスブックページでもご覧頂けます。

 

雑誌撮影

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昨日は、住宅雑誌の取材と撮影 in森の家。

オーナー夫妻もばっちり被写体になってます。とても良い写真が撮れたようす。

遠路はるばる来ていただいた編集のSさん、カメラマンのNさん、ありがとうございました。

雑誌の発売は来年1月だそうです。

どんな仕上がりになるのか、夫妻ともども楽しみです。

 

秋の洗心庵

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先週末お誘いを受け、山形県建築士会女性部委員会の研修会に参加してきました。

千歳館での昼食をはさんで、午後からの見学先は緑町にある洗心庵。事務所からも歩いてすぐ。

個人的には、前の事務所で設計担当した思い入れの強い場所でもあります。

 

施設の担当の方と、ガイドボランティアの方からの熱心な説明に、つい聞き入ってしまいます。

もうずいぶんと紅葉も深まったお庭を眺めながら、静かに座っているだけでも十分な場所。

本当はお菓子付きのお抹茶でも出れば最高ですが、最近設置されたとみられる自販機で飲み物を

買えるようになったようです。

ペレットストーブが稼働し出したらまた行ってみようと思います。雪のお庭もステキです。

 

照明器具選び

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事務所にどっさり積まれた照明器具のカタログ。

空間が変わればそこに合う器具もおのずと変わってきます。

さらに最近はLED照明など年ごとに性能がよくなっていくので、随時チェックしとかないと。

 

御殿堰と干し柿

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昨日は、年に一度の、市をあげての山形五堰一斉清掃の日。

水の町屋の軒先には目一杯の、干し柿が吊るされていました。

 

この干し柿づくりもここ数年恒例となってきました。山形市西部の柏倉地区で放置された

柿の木からみんなで柿をとって来て、街なかで干し柿づくりを体験するという企画。

一ヶ月ほど吊るされて出来た干し柿は、体験の参加者に振る舞われます。

 

水の町屋は、御殿堰の流れもあって風通しがよく、街なかですが、

けっこう美味しい干し柿になります。

 

d design travel 山形号に掲載されました

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d design travel 山形号(11月6日発行)に、伝承野菜農家の宿「森の家」が掲載されました。

その土地らしさや長く続くモノコトから、デザインの視点で選び出し、2ヶ月にも及ぶ

長期取材を経て編集者自らも感動を覚えた場所や人、物事がまとめられたトラベルガイドです。

 

この本を読んで、自分自身あらたな発見も多く、そして改めて自分の住む土地への自信が

ついてくるような、充実した内容になっています。

全国の書店でお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。

http://www.d-department.com/jp/yamagata/travel/

 

赤松の床板

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建て主さんからの指定で、採用する予定の床材。

赤松の無垢材ですが、独自の木材乾燥機が使われているとのこと。

市販の一般的な乾燥材の含水率が18〜20%のところ、この材は室内平衡含水率と同じくらいの

5〜10%で、収縮や変形を限りなく抑えられるようです。

実際につかってみて、その効果を建て主さんと一緒にじっくり検証していきたいと思います。

 

山形定食

山形定食

「森の家」が代々受け継ぐ伝承野菜・甚五右エ門芋を、東京でも食べられます!

渋谷ヒカリエのd47MUSEUMで12月8日まで開催中の「d design travel YAMAGATA

EXHIBITION」に合わせ、同8階のd47食堂で提供中の「山形定食」。

その中の芋煮に、ふんだんにつかわれています。

 

この山形定食には、普段から仲良くさせてもらっている米農家・河原さんのお米や、

柿農家の大輔さんの庄内柿など、この時期の山形らしさがぎゅっと詰め込まれています。

山形の旬を感じる今だけの味、ぜひご賞味ください。

わざわざ東京に行ってでも食べたい!(山形でもこのメニューは食べられるとこないです)