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worksを追加しました

昨年秋までに完成した2つのプロジェクトについて、worksに追加しました。
群馬県桐生市で進めていた築50年ほどの平屋のリノベーション「桐生新町の家」と、
山形市内でリニューアルしたダンススタジオの「steps」です。

「桐生新町の家」では、空き家だった二棟(母屋+離れ)の平屋住宅を、群馬への
移住家族の新たな暮らしの場として再生しました。

高床を利用して二棟間をつなぐデッキテラスをつくり、平屋の水平方向の広がりを
拡充させるとともに、寝室など特にプライバシー性の高い部屋は床高を掘り下げ、
垂直方向の高さを確保しつつ籠もり感を生み出しています。

「steps」は、JR北山形駅近くにあるダンススタジオのリニューアル。以前は社交ダンス
に使われることが多かった場所ですが、代替わりを機にジャンルを問わず身体にかかわる
より多くの活動に使える場として既存建物を活かしながら内外ともに改装しました。

交通量の多い前面道路に向かって大きく口を開けるように向けられた建物の顔が印象的です。
スタジオ内では新設した大きなL型の鏡面壁によって実際の空間以上の広さを感じることが
できます。原田左官さんによる山並みをモチーフとした左官壁が空間を彩ります。


それぞれの竣工写真の詳細は、下記ページをご覧ください。

https://takashiinoue.com/#works

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

温。

|沼木の家(住宅新築)|

沼木の家では玄関が大きな「土間」でつくられています。土間といっても土足で上がる
スペースは一部にして、他は基本的に上履き仕様のモルタル床になります。
この土間玄関は南面して設けてあるので、窓から冬の低めの日射しが入ってきます。

1月下旬となりかなり冷え込む時期を迎えています。
室内では断熱工事と気密シート貼りがすすんでいます。

外壁は透湿防水シートで覆われ、玄関には木製の断熱扉が取り付きました。
今回樹脂サッシの外装色がチークになったのに合わせて、玄関扉の表面材も
チーク材にしてみました。

雪の降る現場。
大工さんたちの休憩中、建て主さんが温かい差し入れをしてくださいました。
手づくりの玉コンと煮卵。居合わせた私もお相伴にあずかり、、とてもあったまりました。

 

 

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Casa BRUTUS特別編集に掲載されました(山形座 瀧波)

雑誌「Casa BRUTUS 特別編集 温泉150」(2018年12月13日発売)に、「山形座 瀧波」
が掲載されました。

「日本全国のデザインのいい温泉宿」150軒の一つに取り上げていただいております。

山形県内からは、表紙を飾る「ショウナイホテル スイデンテラス」を含めて東北では最多の
5軒が選ばれ、「山形座 瀧波」は「3. Design 進化するデザイン温泉。」の章で、見開き
1ページ分たっぷり紹介されています。

ここ3年ほどカーサブルータスで特集された記事を元に加筆、新たな記事も追加され再編集
された特別編集版となっているので、最近の温泉宿の潮流を感じる内容になっています。

全国の書店のほか、ネットでもお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。

https://magazineworld.jp/books/paper/5166/

 

 

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輪郭

|沼木の家(住宅新築)|

沼木の現場は、外回りの樹脂サッシが一通り取り付き、外壁も蓋がされました。
開口の位置がはっきりと分かるので、光の入り方・外の見え方が確認できます。

電気屋さんによる配線工事もどんどん進んでいきます。
内装下地はこれからですが、なんとなくの部屋の大きさも把握できるようになっています。

2階も外壁が覆われて空間の輪郭がはっきりしてきました。
それぞれの窓からの日射もしっかり入ってきています。

 

 

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あわい

寒河江街道を通って山形に帰る途中の夕景。
冬のこうした景色も好きです。

中央にそびえる瀧山にかくれて蔵王山もチラリ。

 

 

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オープンハウスの御礼

「桧町の家オープンハウス」、無事終了いたしました。
二日間すべての時間帯で満員御礼となり、常々事務所のウェブサイトをチェックして
頂いている皆さま、現在相談中または設計中の建て主の皆さま、山形の建築に関わる
業界関係者の方々、建築を学ぶ学生の皆さん、等々たくさんの人に見ていただく良い
機会となりました。

この桧町の家は、冷暖房がエアコンのみで、住居部分に各階1台ずつ、塾部分に1台のみ
なのですが、オープンハウス期間中はそのエアコンだけで常時20℃を保っていました。
2階のエアコンも日中はほとんど付けることなく済み、ご来場いただいた皆さまには
断熱性能を高めたこの暖かさを肌で感じてもらえたかと思います。

現在進行中の「沼木の家」も、完成する今春のオープンハウスを検討しているところ
なので、ぜひ今回ご来場いただいた方も今回見逃した方も内覧に来ていただければ幸いです。

 

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屋根と稜線

|沼木の家(住宅新築)|

沼木の現場は屋根材が葺かれているところ。
今回「寄棟」形状の屋根ですが、意図せずお隣さんと同じような勾配で揃えたように
見えます。遠くの山々の稜線ともつながっていくような感じがします。
足場が取られると見られなくなる貴重な光景です。

内部では、間柱を立てているところ。
小屋組は見えなくなってしまいますが、屋根の形状をトレースしたような天井形状に
したいと考えています。丸太柱で支えられた小屋組が樹形にも見えます。

ひとつひとつの開口部(窓)にはそれぞれ開け方と大きさに意味を持たせています。
2階主寝室にはベランダ越しにブナの木と寄り添うように。

2階へ上がる階段室に設けた縦長窓は、もう一本のブナの木の眺めを切り取ります。
室内からもブナの木を身近に感じるような窓の配置にしています。

樹脂サッシも現場に納入済み。
1階でもどんどん木工事が進んでいます。

 

 

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七草の日

|沼木の家(住宅新築)|

2019年も本格的に始動しました。
皆さまにおかれましても実り多い一年になりますようお祈り申し上げます。

昨年末に無事建て方が行われた沼木の現場はすっかり養生シートに包まれています。
今週、降雪の様子を見ながらの屋根工事に入ります。

今週末は、「桧町の家オープンハウス」(詳細はこちら)。
12日(土)はだいぶ予約が埋まってきましたが、夕方あたりは空いています。
また13日(日)は比較的まだ融通が利きます。
ぜひお気軽にお申し込みください。

 

 

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