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虹がたつ

本来なら一面雪の原になっていてもおかしくないこの時期に、まったく雪がない。
春と見紛うほどの天気と雨模様の先に、綺麗な虹が架かっていました。

数年前の山形ビエンナーレで、「市プロジェクト」というものを行ないましたが、
その時の話で、中世の日本では虹の立つところに市が立ったといいます。

そこが聖と俗の境目であり、繋ぎ目でもあったためで、そこでの品物の交換や売買が
神々を祀ることにも通じるとか、、
虹を見ると何か心をかき立てられる気がするのは、そうした人間の遠い記憶も
関係しているのでしょうか。

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

短冊

|艸の堂(住宅新築)|

屋根形状がそのまま室内に現れた、勾配天井になっています。
大工さんが短冊状にカットされたラワンベニヤを丁寧に天井の仕上げとして張っていきます。

まだ無塗装の状態。ラワンベニヤの赤身の部分をうまく揃えて張ってくれています。
南面の木製サッシの大開口から光が天井を伝ってくるようです。

 

 

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西の山

このところ仕事で長井や白鷹に行く機会が多いのですが、いつも目に飛び込んでくるのが
この西山の景色です。

最上川をはさんで西側いっぱいに広がる山並みは、季節や天気によってまったく
その姿を変化させます。

気の遠くなるような長い年月この地に存在し続けているこの山々は、きっとこの地で
暮らす人たちの日常の背景として無意識に焼き付いているはず。

通ううちに、晴れて姿が見えると嬉しい存在になってきました。

 

 

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一年後検査

およそ一年前に完成した桧町の家の一年後検査に行ってきました。
一年ぶりですが、ほとんど手直しもなくキレイな状況でした。

自然塗料のウッドロングエコを塗った外壁の杉板は、竣工時よりもだいぶ色味が深く
なってきたような気がします。

今年は雪がほとんど無くすこし寂しいくらいです。

 

 

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FRPとモルタルと

|艸の堂(住宅新築)|

年明けて、現場が再始動しております。
内部足場があるため、吹き抜け部分がややふさがった状態です。

2階から見ると、天井下地ができています。
仕上げはラワンベニヤを短冊状に張っていきます。
木製サッシから外光が天井に反射するように内部に入ってきます。

浴室は今回ユニットではなく在来工法でつくっています。
大河原の家以来となるFRP防水です。
前回は塗装仕上げでしたが、今回はタイル貼りの予定です。

今年は暖冬なので、外壁工事も思いのほか進んでいます。
モルタル塗りの外壁となります。今は下塗り中。

 

 

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種となる

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

事務所は今日から始動しております。
これから始まる新たな時代の「種子」となるような一年として、
心新たに励んでいければと思います。

illustration_hana cafe (2019 open)

 

 

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