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JIA東北住宅大賞2019優秀賞を受賞しました(北のちいさないえ)

3年前に竣工した「北のちいさないえ」が、JIA東北住宅大賞2019で優秀賞を
受賞しました。昨年の「湯守の旅籠」の大賞につづき2年連続の入賞となりました。
https://www.jia-tohoku.org/archives/2244

この「北のちいさないえ」は、独立したてで竣工した新築住宅がまだ一件くらいしか
なかったときに、建て主さんから急に一本の電話をいただき住宅のご相談に乗った
ところから始まったもので、「自分たちの身の丈サイズのちいさなおうちで良い」と
いうのが、建て主さんから提示された一貫したコンセプトでした。

まだまだ実績の少ない私を信じて託していただいた建て主さんの思いに少しでも
応えたいという気持ちでしたが、こうした対外的な評価をいただけるとなおさら
嬉しく思います。
現地審査の際に、審査員の先生が外観を見ただけで施工精度の高さを褒めてくださって
いたのが印象に残っています。常日頃お世話になっている信頼する工務店さんの
技術力の高さが、説明せずとも伝わったことに、とても誇らしい気持ちになりました。

こうした賞をいただく際にあらためて思うことは、建築は設計者だけでは何も生み出せず、
やはり信頼を寄せてくださる建て主さんと、一緒になって構想の具現化を支えてくれる
職人さんたちが居て、初めて成り立つ共同作業だということです。
ただただ感謝するばかりです。

東北住宅大賞、他の受賞作品はいずれも素晴らしい力作・労作ばかりと思います。
住宅なので普段は見ることのできないものばかりですが、機会があれば実際に
訪れて体験してみたいものです。

<「第13回JIA東北住宅大賞2019」表彰作品>

【部門名】<表彰各賞>
「応募作品名」設計者(設計者所属先(事務所・会社)名/作品所在県)

【住宅部門】
<大 賞>
「川内の家」佐久間宏一((株)エア コーポレーション/福島)
<優秀賞・審査員賞>
「畑と家」荒内 要(荒内要建築設計事務所/青森)
<優秀賞>
「北のちいさないえ」井上貴詞(井上貴詞建築設計事務所/山形)
<奨励賞>
「雪間暮」瀬野和広(瀬野和広+設計アトリエ/山形)
<奨励賞>
「大きな地形を背負う環境住宅」手島浩之・花沢淳(都市建築設計集団/UAPP/宮城)

【建築部門】
<大 賞>
該当作品なし
<優秀賞>
「みんなの交流館 ならはCANvas」手島浩之・花沢淳・真田菜正・相澤啓太
(都市建築設計集団/UAPP/福島)
<奨励賞>
「くりでんミュージアム」氏家清一((株)氏家建築設計事務所/宮城)

審査員長 飯田善彦(飯田善彦建築工房代表・建築家)
審査員  渡邉研司(東海大学工学部建築学科教授・建築史家)

※表彰式は5月21日(木) パレスへいあん(仙台市)において

 

 

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worksを追加しました(in progress)

事務所ウェブサイトのworksに、現在進行中のプロジェクトや竣工したてのものを
アップしました。いずれも設計または監理のまっただ中のため、トップ画像のみ
となりますが、それぞれの特徴的な敷地条件・既存建物条件などを活かした面白い
計画が進んでおります。

ブログでも現場の様子など随時アップしていきますので、たまに覗いてみて
ください。ここに挙げている以外にも、いろいろご相談を受けております。
一つ一つ、最良の形で実現するように、取り組んでいければと思います。

 

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建築知識に掲載されました(双つの栖ほか4件)

建築雑誌「建築知識2020年3月号」(2020年2月20日発売)に、「双つの栖」
「大河原の家」「森の家」「桜小路の家」「北のちいさないえ」が掲載されました。

「建築の内外をつなげる設計手法」という特集の中で、住宅における中間領域を
取り入れたいくつかの設計事例として、取り上げていただいています。

うちの事務所からは5つの物件について、図面と写真のほかわかりやすい
イラスト付きで紹介されています。近年の「建築知識」は、建築の専門家だけでなく
建築をお考えの建て主さんが読んでも学べるような誌面構成となっています。

全国の書店のほか、ネットでもお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。

http://xknowledge-books.jp/ipscs-book/BooksApp;jsessionid=D6CF9E4DF32922CB3DC34479AF427D57?act=book&isbn=4910034290300

 

 

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松尾川

蔵王半郷にある「旧松應寺観音堂」に初めて行ってきました。
もはや背景と同化しつつありますが、奥に見えるお堂は茅葺きになっています。

ひっそりと佇むように建っていますが、造立は室町時代後期、すなわち今から
400~500年も前に建てられたと云われ、国の重要文化財にも指定されています。

気が遠くなるような永い時間をこの地で過ごしてきた観音堂と菩薩像、きっとこの先も
何世紀にもわたってこの地で大切に守られていくことを考えると尊い気持ちになります。

境内のすぐ脇を流れる松尾川。ここから下っていくと近くには市内でも人気の
マフィン屋さんやパンケーキのお店、そしてうちで設計した「kanmi」さんなど、
ちょっとしたスイーツエリアになりつつあります、、蔵王半郷おそるべし。

 

 

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モルタル

|艸の堂(住宅新築)|

仕上げ工事が進むなかで、部屋同士のつながりがどんどん見えてきて、現場も見ていて
飽きません。写真は主寝室から南側のリビング・ダイニング方向を見たところ。

実際はこの先に間仕切り壁が来るので今だけの景色ですが、
明るい方角へ向かう雰囲気が出ていて良いです。

浴室にはホーローのバスタブも入ってきました。
壁と床にはタイルが貼られる予定です。

モルタル外壁と木製サッシの組み合わせ。
軒先は1200ミリほど外に出ています。
外部足場が外れるまで、もうしばしお待ちください。

 

 

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仕上げの手前

|艸の堂(住宅新築)|

住宅の現場。在来工法の浴室には天井に桧板が張られ、壁はタイルを貼る前の
下地モルタルが塗られています。北の庭に開かれた落ち着いた浴室になりそうです。

石膏ボードのパテ塗りも進んでいます。
吹き抜けを介して二階の一部までAEP塗装となります。
ちょっと掘り込まれたこのコーナーは、パソコンなどの作業スペースに向いています。

2階は子ども室が並びます。一室ごとに平面が異なりますが、仕上げは壁も天井も
ラワンベニヤ貼りで、ちいさな山小屋のような場所になります。

 

 

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春休みのインターン・オープンデスクの受入について

井上貴詞建築設計事務所では、建築を学ぶ学生のインターン・オープンデスクを
随時受け入れています。この春休み(2月~4月)もぜひお申し込みください。

私たちは、建築設計を通して地域のヒトと人をつなぎ、モノづくりのプロセスを
大事にするコトで、これからの新しい暮らしの価値を生みだしていきたいと考えています。

住宅、店舗、オフィス等の新築・リノベーションのほか、地域づくりの活動なども
継続的におこなっています。私たちと一緒に建築設計にかかわりたい、設計事務所の
仕事を体験してみたいという学生さんからの応募をお待ちしています。

□インターン・オープンデスクについて
内容:現場見学、模型等の製作補助など
期間:1週間~1ヶ月程度(応相談)
時間帯:平日9:30~17:30(応相談)

申込み・問合せ先
info@takashiinoue.com
井上貴詞建築設計事務所 担当:井上貴詞
山形県山形市小姓町1-37-2F(スタジオ)
tel&fax 023-665-4865

 

 

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