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帰りたくなる

先日無事引き渡しを終えた住宅の竣工写真撮影。
建て主さんの引っ越し前だったので、家具はうちからいくつか撮影用で
置かせていただいたものです。

日中の写真ももちろん明るくてすがすがしいのですが、日の沈みかけた夕景の
室内もまた、控えめに配した照明の感じがわかって良いのです。

街並みにこぼれる家の灯り。
家族にとって港の灯台のような存在になればとつねに思います。

こんな世の中だからこそ、心安らかなる家を。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

山の桜

|松尾川の家(戸建てリノベ)|

現場に足場が組まれました。眼下に川を見下ろす敷地です。
山裾にあるためかちょうど桜が満開です。

中では内部解体が進んでいます。ちょうど元の浴室があったところの壁を
剥がしているところ。一面が黒ずんでいるのは、長年の壁内結露の痕でしょうか、、

改修工事でいつも覚悟しなければならないのは、小屋裏・壁内・床下等から
何が出てくるか実際フタを開けてみないとわからないこと。

特に床下は、湿気やシロアリ等で傷んでいるのをある程度は想定しておかないと
現場で狼狽えてしまいかねません。腐朽した土台や柱の一部を適宜入れ替えながら、
構造体をシンプルで健全な状態に補強していきます。

目の前に写る山の風景は、徐々に冬の眠りから覚めてゆっくりと早春から晩春に
向けて緑が色づきはじめているようです。

 

 

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リプランに掲載されました(小白川の家)

住宅雑誌「リプラン東北 vol.68」(2020年4月21日発売)に、「小白川の家」が
掲載されました。

「リノベーション2020」という巻頭特集の中で、中古リノベーションの事例として
取り上げていただいています。「デメリットが魅力に ハーフビルドでリノベした
路地奥に建つ築65年の家」と題して、8ページにわたって紹介されております。

巻末の編集長のことばに、小白川の家の写真がそっと添えられていたのは
驚きつつもうれしい気持ちになりました。

 

書店・スーパーのほか、ネットでもお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。

http://web.replan.ne.jp/content/bookcart/b2tou/t68/index.php

 

 

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【お知らせ】テレワークの導入について

新型コロナウイルスの感染防止に向けた「緊急事態宣言」が全国に拡大したことを踏まえ、
うちの事務所でも来週20日(月)から、しばらくの間テレワークに移行していきたいと思います。

そもそもスタッフも少数であり、大人数による会議や狭い空間での作業なども特にないのですが、
お互いの感染リスクをより少なくするため、在宅での作業を導入していきます。

建て主さんとの打合せについては、事務所の換気やマスク、アルコール消毒などを対策を徹底
した上で必要に応じて行い、ご希望があればオンラインによる打合せも可能です。

またテレワークの導入に伴い、事務所の電話がつながりにくくなるかもしれませんので、
連絡は代表メールもしくは各スタッフへの直接メールにていただきますようお願い致します。

山形県内でも感染経路の特定できる感染者が急増しているところですが、いつ経路不明の感染が
広がるかわからないため、感染拡大抑制に向けた取り組みにご理解・ご協力のほどお願い致します。

 

 

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Fallingwater

|松尾川の家(戸建てリノベ)|

新しい住宅改修の現場がはじまりました。
まずは増改築を繰り返している元の建物の構造体をあらわにし、整えるための
調査と内部解体を進めていきます。

目の前には松尾川。
ライトの落水荘とはいわないまでも、絶好のロケーションを最大限に活かした
住宅に改修していきます。

 

 

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一年越しのハナ

昨年7月にオープンしたhana cafe。
ちょうど一年前はブルーシートに覆われて工事の真っ最中だったため見られなかった
眼前に広がる坂巻川の桜並木。

お店の定休日を利用して、満開のサクラの時期の内外の店舗風景を撮影してきました。
川沿いの遊歩道には、マスクをして離れながら散歩する人の姿もちらほら。
来年はコロナを気にせずゆっくり花を楽しめるようになることを願います。

 

 

 

 

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空間を締める塀

|艸の堂(住宅新築)|

感染者ゼロ県と言っていたのがつい一週間ほど前だったかと思いますが、そんな話は
たちどころに消え失せ、県内での急速な感染者数の増加に新型コロナウイルスの感染力の
強さと恐ろしさを感じております。

住宅の外構工事、家を守るようにスギの板塀が出来てきています。
表面には保護塗装のウッドロングエコを塗っているので、シルバーグレーのような
色味になっています。

塀は、その高さまで視線を遮りつつ、その上部ではつながりを保つため、内と外の境界が
曖昧な中間領域を生み出す装置となります。
これまで手がけた上町の家や北のちいさないえなどでも、塀によって外部からの視線を
コントロールしつつ、内部からみたときの外部空間の広がりをより高める存在として
機能しています。

 

 

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BOOKLET#3ができました

およそ2年半ぶりとなる事務所の新しいブックレット#3が完成しました。
今回の事例集としては、2017年4月~2018年9月までに竣工した以下の8つのプロジェクト
について掲載しています。

・湯守の旅籠(新丁の家)
・杉の下意匠室
・& SLOW LIVING(三日町の店蔵)
・山形座瀧波
・陽々の住処(福ノ神の家)
・steps(北山形のスタジオ)
・桐生新町の家
・小白川の家

デザインは、毎度お世話になっている杉の下意匠室さんです。
https://suginoshita.jp/

打合せ等でお会いした方には順次お渡ししていますが、もし必要な方がいれば
メールにてお問い合わせください。

 

 

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