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重心

|松尾川の家(戸建てリノベ)|

先週までの暑さがウソのように、霧雨混じりの涼やかな気候になりました。
作業効率も全然違う気がします。
骨格はほとんど変わっていないのに、土台が安定したからかとても重心が低く
落ち着いた感じがします。内部工事もこれから本格化していきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

五色旗

|五祭所の家|

長井の現場もついに上棟。
上棟式を前に、大工さん達が屋根に五色の旗を立てていました。
風になびく五色の布が、なんとなく秋の訪れを感じさせました。

建物の骨格が見えてきました。軒を大きく出していて屋根面が大きいので、
平屋といえども大きく感じます。
手前の下屋の部分に、養生された五本の丸太柱が立ち並びました。

内部の様子。高窓の奥には屋敷林もチラッと覗いています。
広間は少し高めに、下屋はあえて低く落ち着かせています。

離れて敷地を見ると、周りの風景にうまくスッポリ納まっているように見えます。
稲穂がすっかり大きくなって、やや黄色がかってきたように思います。

 

 

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200年で降り積もったモノ

|散居の五蔵|

先週につづき2回目の片付けワークショップ。
猛暑で先週より減るかと思いきや、50名近い方が県内各地から手伝いに来て
くださっていました。古民家やこうした取り組みへの関心の高さが窺えます。

先週に負けず劣らず、処分すべき荷物や古材が各棟から出てきて、あっという間に
山のように積み上がっていきます。200年近いお屋敷の歴史を考えると当然かも
しれませんが、実際にモノの量として見るとなおさら歴史の重みを感じます。

敷地も8000㎡と広大なので、建物以上に庭の維持管理が課題といえます。
庭に放置された枯れ木や伐採物の処分も手分けしておこないます。

各建物はすっかり荷物がなくなり、キレイに掃除された部分もあって、参加者の
方からは雰囲気がガラッと良くなったという声も聞かれました。

自分たちで処分できる限界もあるので、後は業者の方にお願いする部分も出てきます。

 

 

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worksを追加しました(in progress)

事務所ウェブサイトのworksに、現在進行中のプロジェクトを追加しました。
いずれも設計中なので今はトップ画像でのみの紹介となりますが、どれも面白い
計画になりそうでワクワクしながら進めているところです。

機会を見て、ブログでも現場の様子など随時アップしていきます。
有り難いことに他にもいくつかご相談を受けていてお待ちいただいている状況が
続いていますが、一つ一つの仕事を大事に取り組んでいければと思います。

 

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「心地よい空間をつくる 小さな設計・建築事務所」に掲載されました

書籍「心地よい空間をつくる 小さな設計・建築事務所」(2020年8月19日発売)に、
事務所の仕事が掲載されています。

小・中規模経営ながらコンセプトやアイディア、デザインにこだわりをもち、施主の思いに
真摯に向き合いながら、住まい手(使い手)・地域・環境をトータルに捉え、国内外で
活躍する建築設計・デザイン事務所を事例とともに紹介する全国101人の仕事プロファイルです。

私の事務所からは、「hana cafe」「桐生新町の家」「湯守の旅籠」の3事例
を取り上げていただきました。

全国の書店のほか、ネットショップ等でもお買い求めいただけます。
https://pie.co.jp/book/i/5351/

心地よい空間をつくる人に出会いたい!と考えている方にオススメです。
ぜひご覧ください。

 

 

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お片付けワークショップ

|散居の五蔵|

古民家の利活用において、一つの関門となるのが建物内外に残された大量の荷物や
残材の撤去・処分だと思います。これまでかかわったいくつかの改修プロジェクト
でもその多くがその問題に取り組むことが一つの山場となりました。

今回の白鷹でも、敷地内に点在する蔵の内外に、けっこうな家具や道具類、古材などが
残されていたので、まずはその片付けが当面の課題となります。

今回、「お片付けワークショップ」と称して、このプロジェクトや古民家活用に
興味のある方々に集まっていただき、皆で一緒に片付け作業を行なうことになりました。

この日は40名近い人が集まり、猛暑の中でしたが小まめに休憩を挟みながら、
蔵の内外をキレイにすべく一日作業に取り組みました。

長持や樽のほか、山のような荷物は廃棄されるだけなので、作業を手伝ってくれた方で
欲しい方には無償で持ち帰ってもらったり。
相当な量の荷物が一日で山積みされましたが、これでもまだ半分くらいです。

来週27日(木)も再度お片付けワークショップを実施する予定です。
https://www.facebook.com/events/754888101747340

どなたでも参加できますので、興味ある方は上記サイトに書かれている連絡先に
メール等で申し込んでみてください。

 

 

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真夏の打設

|五祭所の家|

北側隣地の畑から見た現場、既存樹に囲まれてほとんど敷地の様子は窺い知れません。
ただこの日はコンクリートのポンプ車が基礎の打設のために来ていたので、クレーンの
存在で現場の気配をここからでもうっすら感じます。

来る度にほれぼれする、西山の山容。
真夏の青々とした山も迫力あります。
このような土地で仕事ができることに、ただただ感謝するばかりです。

 

 

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色サンプル

|松尾川の家(戸建てリノベ)|

外回りの材料のサンプルを加藤建築さんに取ってもらったので、実際に現地で
並べてみています。同じ素材でも屋内・外で見るのは印象が違うので、やはり
陽の光の下で見ながら完成イメージをより具体的に掴んでいきます。

外部の木部の塗装色も、いくつか作っていただいたものを並べて比較します。
周りの環境にもけっこう左右されるので、自然に囲まれたこの場所で使うのと
住宅街で使うのは自動的に異なってきます。

周辺の風景や、屋根と外壁のバランス、建て主さんの個性など、総合的に考慮しながら
この現場ならではの最適解を選択していければと思います。

 

 

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炎天下

|小白川の蔵座敷(戸建てリノベ)|

座敷蔵に隣接する広縁部分。サッシを入れ替え、床・壁・天井と断熱改修します。
見た目はなるべく変えず、建物性能を飛躍的に向上させます。

屋根も築後20年経つと退色して竣工当時の色が微妙にわかりにくくなっていましたが、
外壁内に折り込まれていた部分が出てきたのでそこで同系色を確認できました。

梅雨が明けたと思ったら途端に猛暑がつづいていますね。
現場の目の前を流れる笹堰(山形五堰の一つ)がほんの少し清涼感を与えてくれます。

 

 

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real localに寄稿しました⑧

新しい視点でローカルを発見し、紹介していくサイト「real local」の山形版に、
「山形県立博物館ほか」の建築に関する紹介記事を書かせていただきました。

https://www.reallocal.jp/80830

「建築で巡るやまがた」シリーズの第8回です。約一年ぶりの寄稿になります。
山形県立博物館、山形県庁、山形銀行本店、そして昨年で閉館した旧山形県民会館
といった山形市内の県を代表するような建物は、山形にゆかりのある大手組織設計
事務所が手がけています。そのゆかりの人物と県の建物にまつわるお話です。

お時間あるときに、ぜひご一読ください。

 

 

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