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藁の篭

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

山形の冬はまだしばらくは続きそうですが、現場へ行く途中などに見える水墨画のような
風景で心が浄化されるような気分になるのは雪国の冬ならではでしょうか。

白鷹の現場は、旧味噌蔵をレストラン棟に変える工事が本格化しています。
2階の小屋組み部分に吊された藁のかごは、そのままの状態で残しておきます。

旧奥山邸が建つ浅立地区は、その昔藁沓(わらぐつ)が名産品だったようで、
「手仕事の日本(柳宗悦著)」にも「藁沓で最も出来の美しいのは西置賜郡
東根村浅立の産で、仕事が極めて入念であります。」と書かれるほどです。

この藁のかごも、そうしたかつての手仕事を感じさせる貴重なモノなので、
大事にしたいと思います。

1階の配管も敷設し終えています。
これから厨房の木工事が一気に進んでいきます。

 

 

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白光

|小田島のオフィス|

東根市の方に来ると、山形市よりもやはり雪は多いと感じます。
現場の目の前は道路を挟んで一面の田んぼです。
とても天気がよい反面、雪からの照り返しが強くて眩しいくらいです。

このまま雪が降らずに春になるとよいのですが、まだまだ寒い時期は続きますね。

 

 

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養生シートに囲われて

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

レストラン棟の蔵戸も補修もつづいています。
寒い中、採暖しながらの左官仕事です。

だいぶ仕上がってきました。
北面だけでも6ヶ所あるので、なかなか苦労しているようです。

 

 

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先日、沼木の家にストーブ柵をお届けしてきました。
お子さんが小さいため、ペレットストーブまわりを簡易的に囲える柵がほしいという
ことで、昨年来頼まれていたものですが、ようやく完成しました。

冬以外は必要なくなるので、固定はせず、3つのパーツに分割して保管できるように
しています。製作はカンノウェルディングさんにお願いし、マットブラックの粉体塗装
でストーブとも違和感ない見た目にしています。

ペレットストーブとは別に、床下エアコンも常時稼働中で、二年目の冬もとても暖かな
室内環境になっていました。

 

 

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春休みのインターン・オープンデスクの受入について

井上貴詞建築設計事務所では、建築を学ぶ学生のインターン・オープンデスクを
随時受け入れています。この春休み(2月~4月)もぜひお申し込みください。

私たちは、建築設計を通して地域のヒトと人をつなぎ、モノづくりのプロセスを
大事にするコトで、これからの新しい暮らしの価値を生みだしていきたいと考えています。

住宅、ホテル、オフィス等の新築・リノベーションのほか、地域づくりの活動なども
継続的におこなっています。私たちと一緒に建築設計にかかわりたい、設計事務所の
仕事を体験してみたいという学生さんからの応募をお待ちしています。

□インターン・オープンデスクについて
内容:現場見学、模型等の製作補助など
期間:1週間~1ヶ月程度(応相談)
時間帯:平日9:30~17:30(応相談)
備考:参加期間前に県外との往来を予定している方は事前にご相談ください

申込み・問合せ先
info(アットマーク)takashiinoue.com
株式会社井上貴詞建築設計事務所 担当:井上貴詞
山形県山形市小姓町1-37-2F
tel&fax 023-665-4865

 

 

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定例

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

昨年から続く白鷹の現場。年明け初の定例会議で現場の進捗も確認してきました。
離れ蔵の客室棟は、下屋部分もだいぶ仕上がっています。

吹抜蔵の客室棟は、壁の塗装もおわり、浴室のタイル下地モルタルを施工中。

板蔵の客室棟は、木工事が進行中。
床材は元々敷いてあったクリ材を一旦剥がして断熱材を入れてから戻しています。

母屋前には左官屋さんが仮設で作業小屋をつくっていました。
モルタルを練っているところです。

屋外は除雪をしながら。造園屋さんがメインアプローチの砂利を敷いています。
両側の石は元々ここに敷かれていたものですが、落ち葉等が堆積してほぼ見えなく
なっていました。地元の中川石か高畠石のように見えます。

 

 

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worksを追加しました(松尾川の家)

事務所ウェブサイトのworksに、昨年末完成した住宅リノベーション「松尾川の家」を
追加しました。周囲を山河に囲まれたロケーションで、この大雪で真っ白に包まれた
景色は貴重だったため、引っ越し直前のタイミングで撮影させていただきました。

敷地は、国の重文に指定されている観音堂へ至る参道のすぐ近くにあります。
松尾川の流れに沿うように建つ平屋の住宅を全面改修しました。改修にあたって、
建物主要部は充填断熱+付加断熱を施し、省エネ性能を大幅に向上させています。

建て主さんの意向で既存の薪ストーブを再利用していますが、既存のエアコン一台だけ
でも十分暖かくなることはオープンハウス時に体感済です。

施工:株式会社加藤建築

詳しくは、事務所ウェブサイトworksをご覧ください。

松尾川の家 | 井上貴詞建築設計事務所 (takashiinoue.com)

 

 

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根幹を成す

明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとって実りある一年となりますよう祈念しております。
事務所は今日からゆっくりと始動しております。

昨年は株式会社化し新たなスタートを切った始まりの年となりましたが、同時に
世の中は「ニューノーマル(新常態)」に急転換を迫られた年となりました。
今年はより一層求められるだろうチャレンジに応えつつ、まだ見ぬ素晴らしい可能性や
出会いを楽しみながら、一つ一つの仕事に「ひたすら・ひとすじ・ひたむきに」*、
取り組んでいきたいと思います。

自分たちの仕事が、地域に根を張り、立派な幹となってすくすくと生長していくような、
そんな年にしていきたいです。
今年も一年、どうぞよろしくお願い致します。

(*井上ひさしさんがかつて遺した一節)

 

 

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