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若手作家を発掘する企画展、手描きイラストによる好感の持てる常設展示の「方舟日記」、
東日本大震災の記録と展示、かつて日本建築学会賞を受賞した建物、いずれも一見以上の
価値ある力強いものでした。強行軍で行って良かった。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

春待ち

一週間の中で寒い日と温む日が代る代るやってきて、ちょっと体調を崩しやすい時期
ですが、やはり春の足音が少しずつですがこの雪国にも近づいてきているのを感じます。

たまに晴れた日の、残雪をかぶる山の景色が好きです。
これは白鷹町と長井市のちょうど間から見た西山(朝日山系)のようす。
いくつもの峰が折り重なる様子は、長井の黒獅子が地を這って近づいてくるようにも
見えます。手前に滔々と流れるのは最上川。雪解け水をたっぷり含ませながら
日本海に向けて流れていきます。

 

 

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フレンチの舞台

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

レストラン棟の客席部分、少し床面を既存より上げて、モルタルを塗り直しています。
味噌蔵だった既存のコンクリート床はかなりボコボコだったので、既存のイメージを
大きく変えずに平滑な床にしていきます。

こちらは厨房から見た客席の様子。シェフの要望で、料理をつくりながらも
お客様の食事のペースを把握できるように細長いスリット窓を設けています。

奥に見える旧階段はなくなり、新しい階段につくり直されますが、客席への
視線の抜けはしっかりとれそうです。

 

 

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雪の壁

|椿の家|

実施設計をまとめている飯豊町の住宅新築の敷地を見に行ってきました。
周囲の除雪作業に伴う滞雪で敷地への動線がすべてふさがれて入れません、、
普通の積雪だけみても、まだ1~1.5メートルほどありそうです。

こちらは東側の比較的大きな道路との境界部。
どうしても車道や歩道の雪は空き地に飛ばされ積まれていくそうで、最低限の
歩行動線を残して高さ4~5メートルの雪の壁ができていました。

写真で見えているエリアはかなり広めの歩道なのですが、冬期の積雪・除雪を考慮して
これだけの幅を確保しているのだそう。実際の冬の状況を見て納得です。

 

 

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UHO UHO BEER

森の家の佐藤春樹くんが同じく代表を務めるリンゴリらっぱで取り組んでいた
クラウドファンディングの返礼品がとどきました。

その名も「UHO UHO BEER(ウホウホビール)」。
クラフトビールのリンゴ版ということで、りんごの良い香りはしますが甘くなく、
肉料理とのペアリングも美味しそうなフルーティでほろにがのビール(発泡酒)です。

数量限定販売も行なうとのことで、飲み会もなかなか開催できない昨今、
ご家庭でぜひ一度お試しください。

UHO UHO BEER(ウホウホビール) – オンラインショップ|リンゴリらっぱ (ringorillappa.jp)

 

 

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匠の塗油

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

張り上がった無垢のフローリング(マツ)に、えごま油99.9%使用のオイルフィニッシュ
で仕上げます。塗り見本で色味を検討中。

場所が白鷹町なので、障子には地元の深山和紙を使うのがよいだろうということで
深山和紙の見本を見ております。

独立前の事務所で、何度か白鷹町の公共施設を担当させてもらったことがありますが、
そのときも大なり小なりこの深山和紙を使わせてもらったことを思い出しました。

県内の和紙産地が少なくなっていくなかで、深山和紙がこうして長く続いていることは
地元にとっても誇りだと思います。

 

 

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「Discover Japan 2021年2月号」に掲載されました((仮称)NIPPONIA白鷹)

雑誌「Discover Japan 2021年2月号」(2021年1月6日発売)に、「(仮称)NIPPONIA白鷹」
が紹介されています。

「最先端のホテルへ」という特集の中で、「New Open Hotel 2021」として
2021年4月開業予定で現在工事中の「(仮称)NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸」を事例の一つと
して取り上げて頂いています。

全国の書店のほか、ネットでもお買い求めいただけます。ぜひご覧ください。

Discover Japan 2021年2月号「最先端のホテルへ」2021/1/6発売 (discoverjapan-web.com)

 

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#NIPPONIA白鷹のホントノトコロ

いま白鷹町で進行中の「(仮称)NIPPONIA白鷹」の公式noteがあるのですが、そこに
毎週、プロジェクトメンバーそれぞれの視点から見たプロジェクトの魅力を語る
インタビュー記事が、リレー形式で掲載されています。

建て主である(株)ukitamのメンバーでもある(株)NOTEの星野さんの第1回、同じく
ukitamであり(株)NECキャピタルソリューションの梅津さんの第2回につづき、第3回
は建築設計の立場から私がお話しさせてもらっています。

全体監修であり施設コンセプト立案や開発支援を担う星野さんによる「NIPPONIA」
の話や全体のスキーム構築や事業計画の策定、資金調達を担う梅津さんによる事業の
経緯など、各分野からみた面白さがふんだんに溢れています。今後も、タカミヤホテル
グループの岡崎さんやデザイナーの須藤くんなど、それぞれの立場から面白い話が
出てくると思うので、ぜひ下記サイトをチェックしてみてください。

 

旧奥山邸の魅力を最大限引き出し「田園散居ホテル」を目指す/井上貴詞さん編|NIPPONIA 白鷹 旧奥山邸プロジェクト|note