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木工事完了

|小田島のオフィス|

東根の現場も、大工工事が終了。
東面のFIXガラスもようやく納まって、室内があまり寒くなくなった気がします。

新たに拡張した事務室の固定カウンターや棚関係もおおよそ完成。
奥行き感が出て、以前よりも広く感じられます。

2階の休憩室のパーティション。
木フレームの中にはアクリルが取り付く予定です。
壁のクロスなど、仕上げ工事がこれから本格化していきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

ラスティック

|松原口の家(戸建てリノベ)|

山形市内の住宅改修現場も、年内完成へ向けて急ピッチで作業が進められています。
今日は外部足場を撤去する前の、外壁検査。

カニ歩きでもギリギリ通れるかというくらいの限られた足場で、よくここまで
作業できたなとつくづく感心します。

付加断熱エリアから外れた3階は、しっかり断熱改修した1、2階とは趣向を変えて
屋上のペントハウスのような、ラスティックな雰囲気に。

開口部のアルミサッシはそのままに、壁・天井は構造用合板の短冊張りにしています。
床は室内もベランダも、屋久島地杉のデッキ材を敷いています。

何気なく現場の壁に貼られた納まり図は、現場監督の阿部さんが描いたもの。
最近はなかなか屋外で木製建具をつかうケースも限られてきましたが、開口部の
ディテールは、建築の醍醐味の一つですね。

 

 

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Mont Blanc/白き山

|千日の町家|

雨の多いこのところの天候の中で、奇跡のような青空。
そこを狙って、酒田の住宅現場の配筋検査に行ってきました。

鳶が電柱の上でピーヒョロロと啼く中、職人さんが鉄筋を曲げていきます。

県内どこへ行っても、それぞれの街にそれぞれ依り代となるような象徴的な
山の風景が存在します。酒田周辺はやはり鳥海山ですね。

白鳥が田んぼで羽を休めるなか、真っ白な雪の頂きが冬の到来を感じさせます。

こちらは山形市へ戻る途中、鶴岡市の櫛引地域あたりから見た月山のようす。
山形市内から見る月山とは少し趣が違って、ゴツゴツと険しさを感じさせる
表情で、「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」という芭蕉の句を思い出しました。

この白い山の連なりの、一番右側にあるのが湯殿山とのことです。
鶴岡市の中心部からはもっと月山の全容が見えていたはず。
冬に入ると、こういった晴れ間はとても貴重なので、なおさらこうした風景は
有り難く感じてしまいます。

 

 

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