news

光庭

|千日の町家|

大学の春休みを利用して事務所のインターン・オープンデスクに来てくれる学生が、
この春は例年よりも特に多くて、2~3月は入れ替わりでいろんな方に来てもらいました。

新学期を目前に、春休みのオープンデスク期間もまもなく終わります。
昨日は2人の学生を連れて、一路酒田の現場へ。

電気の配線工事と、断熱気密工事がだいぶ進みました。
中間気密測定に向けて、気密処理の漏れがないか細かくチェックしていきます。

2階の光庭から陽の光を取り込み、それが各所に広がっていきます。
とても気持ちのよい青空の庄内、2階トイレの窓からは鳥海山が白くくっきりと
望むことができました。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

里の社

|月日坊|

里の宮の目の前の敷地で、地盤調査をおこないました。
一度先月に調査に入ってもらおうとしたものの、あまりの雪の多さに除雪が
大変なので時期をズラした方が賢明という判断で、雪解けを待ってようやく実施となりました。

こちらの実施設計は大方できあがってきたところです。
着工に向けてさらに詳細を詰めていきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

JIA東北住宅大賞2021住宅賞を受賞しました(風よけの散居)

一昨年竣工した「風よけの散居(五祭所の家)」が、JIA東北住宅大賞2021で
住宅賞を受賞しました。2018年の「湯守の旅籠」、2019年の「北のちいさないえ」
につづき3期連続の入賞となりました。
第14回JIA東北住宅大賞2021 各賞決定 | JIA 日本建築家協会 東北支部 (jia-tohoku.org)

この住宅が建つ長井市やそのお隣の飯豊町には、田園風景の中に屋敷林が島状に
浮かぶように見える散居集落の姿が今なお当たり前の風景として残されています。

そこには昔から変わらない人の暮らしと、時代に合わせて変わり続ける生業や
文化が共存しながら、大きな自然のもとに抱かれた形になっています。

そうしたこの土地の生業や住まいの形が、このような建築の賞で評価されたことに
素直にうれしく思います。何よりそこに住む建て主さんと一緒に最終審査に臨み、
同じ体験を共有できて一喜一憂できたことは良かったです。

今回、最終の3次審査まで残った作品とその建築家を見ると、奇しくも私とほぼ
同世代(40歳前後)の建築家だけが残る形となっていました。
同世代の活躍はとても刺激になります。

 

<「第14回JIA東北住宅大賞2021」表彰作品>

<表彰各賞>
「応募作品名」設計者(設計者所属先(事務所・会社)名/作品所在県)

<大 賞>
「フタ+ハコ/回遊する住まい」武田幸司(Ginga architects/宮城)
<優秀賞>
「十文字の家」石川素樹(株式会社石川素樹建築設計事務所/秋田)
<優秀賞>
「双葉ヶ丘の家」佐藤充(一級建築士事務所SATO+/宮城)
<住宅賞>
「上杉の家」菊池佳晴(菊池佳晴建築設計事務所/宮城)
<住宅賞>
「楢山の別邸」工藤浩平(工藤浩平建築設計事務所/秋田)

 

審査員長 山本理顕(名古屋造形大学学長・建築家)
審査員  西方里見((有)西方設計・建築家)
審査員  六本木久志(建築舎アトリエR・建築家)

※表彰式は5月20日(金) パレスへいあん(仙台市)にて開催予定

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

ボーリング

|水の辻|

残雪・狭小地・街中…と、地盤調査をするにはだいぶ制約の多い中で、何とか
調査に入っていただきました。

この調査結果を基に、これから構造含め実施設計を本格的に進めていきます。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

町家

|千日の町家|

酒田の現場は、断熱工事の真っ最中。
外側の付加断熱も入っているので、内側の充填断熱が入ると、室内は一気に
音が吸い取られたようにしんと静けさに包まれます。

外壁の下地サイディング張りもおおよそ終わりそうです。
一枚一枚がけっこうな重量なので、運ぶ職人さんも大変そうです。
ようやく、晴れの日が増えてきて、あたたかくなってきました。

通りからの外観。手前はガレージとして、大きく口を開けた形になっています。
間口が限られ、奥に長い、短冊状の敷地です。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]