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五月菜

建て主さんからいただいた葉物野菜。
五月菜は建て主さんが育てて収穫したもの、ニラは今回建てる敷地(元々畑)で
採れたものだそうです。

これから山形は山菜も豊富に採れ出す、良い時期になってきましたね。
土地の恵みをいただきながら、工事監理も頑張ります。

 

 

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奥を感じる細道

|赤湯のオーベルジュ|

大型連休を前に、ようやく外構工事までたどり着きました。
緑が落ち着くまでは時間はかかると思いますが、やはり少しでも緑が入ると
アプローチの雰囲気も一変します。

客室やレストランはすっかりプレオープンとなっていますが、諸々手直しや変更は
落ち着くまで今しばらく続くかもしれません。

 

 

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「東北のデザイン住宅2023」に掲載されました

雑誌「美しく暮らす 東北のデザイン住宅 2023」(4月24日発売)に、
井上貴詞建築設計事務所が掲載されました。

「Replan北海道 2023春夏号 臨時増刊」として、東北各県で家づくりに取り組む
建築家・建築会社11社が紹介されています。

今回、山形からは私たちだけの掲載ですが、東北各地の建築家の住宅事例も合せて
見ることができるので、面白い内容になっています。
事務所からは「阿古屋の家(阿古耶の月台)」を事例として紹介しています。

書店のほか、ネットでもお買い求めいただけます。
ぜひご覧ください。

4月24日(月) 美しく暮らす 東北のデザイン住宅2023 発売 | Replan発売情報 | 最新情報 | Replan(リプラン)WebMagazine

 

 

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春を告げる

事務所のある小姓町周辺は、大小の寺社が点在しているのですが、事務所から歩いて数分
のところにある大日堂は、400年前からこの場所に存在してきた由緒あるお寺です。

お祭りが近いのか、境内の入口付近に木造の「門灯籠」が建ち、提灯が吊されて
昔ながらの高揚感を醸し出しています。

何より目を引くのが、道路際に建つ二本の幟。
木綿生地には50年以上前の祭典日に奉納されたことが記されています。

支柱が大きくしなりながらも、風に吹かれてゆらゆらはためいています。

年に一度の幟の立つ短い期間ですが、春の到来を告げる循環の一端に触れるようで、
とても尊い場面に映ります。

 

 

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JIA山形地域会講演会のお知らせ

JIA(日本建築家協会)山形地域会では4年ぶりとなる対面形式の総会・講演会・懇親会が
4月29日(土)に開催されます。総会は正会員だけですが、講演会と懇親会はどなたでも
参加できます。(懇親会はお店の予約のため事前申込み必要)

講演会のゲストは、私も大変お世話になった本間利雄設計事務所の現代表・本間弘さんです。
今年1月に本間利雄の自伝本が出版されたのですが、その話を中心に建築と地域にまつわる
トークをしていただく予定です。

講演会の会場はQ1(山形一小旧校舎)、懇親会はguraで開催予定です。
山形で建築に取り組む多くの方が来られるはずですが、建築に限らず一般の方でも
面白い話が聞けると思いますので、ぜひいろんな方に来ていただければ幸いです。

お問い合わせ、お申し込みはうちの事務所でも構いません。
tel: 023-665-4865 mail: info@takashiinoue.com

 

 

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丁寧な基礎

|譲川の家|

山形市岩波の現場。床堀で大量の岩石が出てきて現場は相当苦労していましたが、
何とか配筋まで行き着きました。

元の段々畑の地形を活かしているので、基礎も二段構成。さらに土地の形状に合わせて
くの字に折れているので、これまでの事務所の建物でも難しい基礎形状になっていますが、
基礎の佐東さんの丁寧な仕事のおかげで、綺麗な基礎に組み上がっています。

 

 

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土地のもつ声

|あこや町の家|

現在、実施設計を進めている山形市内の新築住宅の地盤調査。
元々家が建っていた場所なので、地盤的には問題ないと思われる場所ですが、
ちゃんとデータとしての確証を得るため調査・解析まで行ないます。

写真には写っていませんが、敷地前方には千歳山がそびえ立ち、敷地脇には
山形五堰の一つ・笹堰(飯塚堰)の水音がチョロチョロ聞こえる場所です。
かつてここに建っていた平屋の住宅も当時しっかり考えられてつくられたのがわかる
建物でしたが、新たに建つ住宅もその精神を引き継ぎながらより良い形で
実現したいと思います。

 

 

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山小屋の幾年月

|Hutte J.|

春を迎えて、雪解けとともにいくつもの現場が待ち構えたようにスタートしています。
今日は蔵王の山荘の改修工事における安全祈願祭。

山荘内部で、酢川温泉神社の多田宮司に来ていただき、工事の安全を皆で祈願しました。
つい数週間前までは雪に埋もれた現地でしたが、すっかり雪も溶けて蔵王も
春を迎える準備が進んでいます。

 

 

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道を辿れば

|東根道の家|

東根市で設計を進めている新築住宅の敷地周りをフィールドワーク。
住宅が建つ敷地周辺は今では箱形の住宅が立ち並ぶ現代的な住宅街になっていますが、
前面道路を少し辿れば、昔の作場道を感じさせる風景が残ってもいます。

江戸時代以前はこのあたりは松林の原野だったそうですが、新町として開拓され
神町と名をあらため、明治以降は果樹畑が広がるようになり、明治30年頃の
古い地図では、果樹畑の中を東根城址方面へ抜けていく作場道があるだけの
長閑な場所であったことがわかります。

字名にだけ残る「東根道」という地名はおそらくこの作場道のことだったのでは
ないかと勝手に推測しています。今では舗装され住宅が建ち並ぶこの道沿いを歩いて
いると、近くの若木山とさくらんぼ畑の景色を同時に眺められるちょっとした場所にも
出くわします。

作場道を辿ると、住宅に囲まれてひっそりと佇む小高い丘もまた明治以前から
この地に残る数少ない生き字引だと気がつきます。

丘の上には、大日尊神社が祀られ、宅地化が進み住宅が多くなった神町を静かに
見守っているようでした。

もう少し南に歩けば、若木山の麓にたどり着きます。
若木神社を参拝していると、どこからともなくキジの啼く声が。

若木山は日常的に散策したり運動も兼ねて山頂をめざすのも比較的易しい里山
のようで、敷地からはかろうじてその姿は見えないものの、存在が身近にあるだけで
貴重な自然だと思います。

 

 

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鳴り響く槌の音

|十一屋本店|

山形市中心街の七日町にある十一屋本店の改築工事がいよいよはじまります。
今日は関係者をお呼びしての地鎮祭でした。
本格的な着工はこれからですが、大安吉日に合せて、里之宮湯殿山神社の渋谷宮司
により土地鎮めの儀が執り行われました。

施工は山形市の千歳建設さん。
街なかに木造の香りを漂わせながら、新しい息吹を生み出していきます。

 

 

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