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紅い果実

|桜桃林の家|

河北町の現場のすぐ隣はさくらんぼ園。
すでに紅い実がちらほら見受けられます。もうそんな時期なんですね、、

屋根の板金工事も進められています。
サクランボを見ると、山形はもう6月、梅雨の時期が近づいている気がします。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

月日坊開きの御礼

月日坊開き、無事終了しました。
二日間で100名を超える皆さまにご参加いただき、大変ありがとうございました。

東西南北それぞれから室内に入る光の違い、朝から夜にかけて刻々と変化する
太陽の動き、晴れや曇り・雨と天候により違った表情を醸し出す明るさ、、
一見すると写真スタジオとして不完全ともいえるオープンな環境ともいえますが、
志鎌さんがこの場所で写し出そうとしているのは、その時々の生々しい、一期一会
ともいえる瞬間なのかもしれません。

県外からも多くの方に見に来ていただき、志鎌さんから振る舞われたお茶を片手に、
皆さん思い思いに楽しまれていました。中でも、子どもたちの反応はさまざまで
興味深く、スタジオに入って真っ先に志鎌さんの火山の赤々とした写真に駆け寄る
子もいれば、庭に点在した蔵王石にうまく腰掛ける子もいたり、雨落ち部分の小石で
はしゃぐ子など、感性豊かな姿を見て、こちらも逆に刺激を受けました。

(写真:子どもたちに荒井良二さんの絵本「月日坊」を語る志鎌さん)
特に大勢の方が来られた時間帯など、なかなかゆっくり話ができないままの方も
いらっしゃったので申し訳なく思っていますが、また次のオープンハウスの機会にも
ぜひご参加いただきたいと思います。

二日間フルに居てくださった志鎌さんにも大変感謝しております。
月日坊がこれから写真スタジオという枠を超えて、多くの人に愛される拠点になって
いくことを祈念しています。

 

 

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|十一屋本店|

山形市中心街の店舗新築現場。
構造を担当する鈴木建築設計事務所の齋藤さんと一緒に、基礎の配筋検査を行なって
きました。齋藤さんは15年ほど前に一級建築士に受かったときの資格学校の同期で、
それからこうして同じ仕事に一緒に関われているのは嬉しい限りです。

街なかとはいえ、こうしてみると低層の建物が多く、意外と空が広い七日町。
ちょうど雨が降りそうで降らなかった曇りがちな天気でしたが、天気が良いと
はるか向こうに雁戸山の山並みが見通せるビューポイントにもなります。

 

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月日坊開き 前夜

明日に迫った「月日坊開き」ですが、おかげさまで100名を上回る方からご参加を
いただく予定になっております。27日(土)16時、17時以外はすべて予約が埋まって
いる状況です。明日の天気は晴れ、県外から起こしの方も、どうぞお気をつけて
お越しください。

 

 

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|桜桃林の家|

河北町の現場は、順調に建て方が進み、凜とした立ち姿が現れました。
正五角形のプランなので、うまく部材どうしが納まるか心配でしたが、監督や
大工さん達の連携により綺麗におさまってほっとしました。

メインとなる2階からみた小屋組。
断熱等のためせっかくの躯体が見えなくなるのは残念ですが、いまだけの貴重な
内部風景です。

こちらは1階部分。☆のような2階の床組が見えています。
ここも中心部は天井が上がるので、構造が見えるのは今だけ。
周縁部は床裏と梁現しでいきます。

およそ2階の床レベルから西の方角を見たところ。
サクランボのハウスの向こう側に、月山や葉山が見えたのは、うれしい誤算。
寒河江川沿いの桜並木もかすかに見えそうです。

 

 

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田の上を渡る風

|譲川の家|

小雨交じりの現場。加藤建築さんには月日坊の余熱もそこそこに、岩波の現場、
そして蔵王の現場と引き続きいくつも現場をお願いしています。

譲川の家は、延床面積こそ30坪弱の決して大きくはない建物ですが、ほぼ平屋に
近く、平面がくの字に曲りながら、床のレベル差もあったり屋根の高さが変化し
ながら連なっていく建物なので、現場を見るととてもおおらかに感じます。

前面道路は県道なので比較的交通量はありますが、一転反対側の市道側は
昔ながらの農道のような場所で、道路向こうには今も棚田が残っています。
田植えのために水が張られていて、気持ちのよい風が吹き抜けていきます。

 

 

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遺されたもの

|蔵王の山荘|

蔵王の改修現場、仕上げ材を一旦外してスケルトンにしています。
床周りの防蟻処理を施して、断熱材を敷き込んだ後、床下地をしっかりつくっていきます。

壁内には間柱や胴縁が縦横に組まれていて、ずいぶん強固な下地になっています。
躯体自体は熊蜂などの虫の被害によるものがいくつか見られましたが、その補強
以外はしっかりした造りです。

蔵王の積雪を考慮してか、1階部分の下から2/3くらいがコンクリートの厚い壁で
囲われた形になっています。そのおかげで雪の被害は見られないものの、熱容量の
大きいコンクリートで四方囲まれているわけなので、どんどん室内(人も)の熱が
奪われていきます。真夏はひんやりして良いかもしれませんが、5月の今の時期でも
1階はずっと居ると寒いくらいです。

改修工事はどうしても、工事が始まってスケルトンになってから見えてくるものが
数多くあります。現場でその都度過去の建築状況を紐解きながら、今後の最善策を
探っていきます。

 

 

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月日坊開きの申込み状況について

いよいよ今週末に迫った「月日坊開き」ですが、今のところ二日間で30組近い皆様から
お申し込みをいただいております。今回、住宅のオープンハウスとは違うため、同時間
帯の受け入れ人数には比較的余裕はありますが、それでも土曜午前中はすでに埋まって
いる状況です。

現在、予約可能な時間帯としては
27日(土) 13時~、15時~、16時~、17時~
28日(日) 13時~、16時~

となっております。上記の時間帯はまだ比較的空いているので、参加希望の方は早めに
お申し込みください。

<お知らせ>「月日坊開き」を開催します(スタジオ内覧会) | 井上貴詞建築設計事務所 (takashiinoue.com)

 

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水鏡

|桜神の家|

田圃に水が入り始めるこの時期。
一面が水で覆われると、茶色かった土地が急にまわりの山や空を写し出す鏡のように
なって、清々しい空気と瑞々しさを与えてくれます。

山形市内で設計中の敷地も、昔は一帯が散居村のような棚田の風景が広がっていた
と思われますが、今では住宅が建ち並ぶ中にあり、なおさら隣地のこの水田は貴重な
環境資源になっています。

この水源はどこからどのように来るのか、一度しっかり辿ってみたいと思います。
敷地からも、瀧山がしっかり望めます。

 

 

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千年の松

|あさひの家|

山形市内で始まる住宅の現場。
その地鎮祭が新緑の眩しい晴天のもと、建て主さんご家族が揃って賑々しく
執り行われました。

敷地からは青葉が映える千歳山が真正面に見ることができます。
工事の無事安全を皆で祈りつつ、この環境を活かした良い建築をしっかりつくっていきます。

 

 

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