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真壁

|千代寿虎屋ファクトリーショップ|

虎屋さんの現場確認。左官工事と塗装工事が終わって、細かい修正をチェック。
壁は既存の真壁をモルタルで塗り替えています。

壁の色が変わるだけでも印象は変わりますね。
カウンターの分厚い杉板も塗装されて鈍く光を帯びています。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

五色の旗

|千歳山街道の家|

あこや町の現場は、無事上棟式がおこなわれました。
建て主さん家族皆さんが参加し、最後は棟梁の謡いも聞けました。

式の後、現場を一緒に周りながら、コンセントやスイッチの位置などを
あらためて確認。イメージがより現実に近づいていきます。

 

 

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白き山

|桜神の家|

中桜田の現場、配筋検査が終わり、打設待ち。
敷地から見える瀧山もうっすら白くなりつつあります。

年内の建て方を目指し進んでいます。

 

 

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山間と湖畔

冬期休館になる前にぎりぎり見に行けました。
遠くの山並みや湖のさざ波と呼応するような、寄棟の横葺き屋根。
ついつい長居をしてしまいました。

次は夏に訪れたいです。

 

 

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敬意

事務所からすぐ近くにある旧吉池医院の内覧イベントが開かれると聞いて、
事務所スタッフ全員で見に行ってきました。

旧山形県庁舎(文翔館)の設計監修でも知られる米沢出身の建築家・中條
精一郎による設計で、築110年を誇る貴重な山形の近代建築です。

今年の初めまで医院として実際に使われてきました。向かいにある中央郵便
局に行く度に、惚れ惚れと外から眺めていた建物でしたが、初めて内部も2階
まで入ることができました。(内部写真は公開不可とのこと)

まずは内覧のお許しを出してくださったオーナーの方に感謝すると共に、
一世紀以上にわたってここを舞台に地域医療に尽力しながら、ここまで
綺麗な状態で建物を使い続けてこられた歴代の吉池先生に敬意を表します。

またこうした内覧の機会をつくっていただいた近代建築山形ミュージアム委員会
の皆さんのご苦労の甲斐あって、連日大勢の市民の方が見に来る一大関心事に
なりました。

国指定の重文である文翔館よりも古い建物で、十分にその建築的価値は認められ
ているものですが、民間所有の建物なのですべてはオーナーさん次第でもあります。
敷地は市中心部の国道に面した一等地、両隣はコインパーキングと個人住宅に
挟まれていて、いつマンション等の再開発の波にさらされてもおかしくありません。

これまで現役の医院建築として続いてきましたが、今後はそれに代わる機能そして
事業が入ることで活かされ続けていってほしいと思います。
医院→雑貨店への用途変更で建物が続いた事例として「まちの雑貨屋」、
築100年超の古民家→ホテルに用途変更して建物を活用した事例として「NIPPONIA白鷹 源内邸」、
等々、建物の価値をそのまま活かしながら新たな用途で使っていくことと、しっかり
事業的にも採算をとって維持していくことはできるはずです。

ぜひ山形の貴重な近代建築遺産の活用事例として積極的に使われていくことを
期待したいと思います。(シェアオフィスとしてうちが借りたいくらいです)

 

 

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米沢あるき

10月から来年1月まで、毎週水曜午後は山形大学の非常勤の授業(設計課題)で米沢
キャンパスに通っています。3年後期は今回でラストイヤーになる予定です。

私のスタジオでは、米沢市中心部(旧城下町)に宿泊施設を計画する課題ですが、
昨日はエスキスのあと、各学生が選んだ敷地を見がてら、ぶらりと街歩きしてきました。

歩いてみると、大きな茅葺きの古民家や蔵、水路など、山形市以上に古い建物が
残っている印象があります。ただ、個人住宅としてボロボロの状態でかろうじて
残されているものや、空き家や空きテナントとして使われない状態になっているものも
多く、つい昨年まで立派なお屋敷が残っていた場所でも、気づいたら広大な更地になって
いたりと寂しさも感じたところです。可能性はまだまだ残っているのに勿体ないです。

 

 

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妻入り

|千歳山街道の家|

建て方も順調に進み、屋根もきれいに架かりました。
事務所で妻入りの切妻屋根の事例はそこまで多くないですが、あらためて正対してみると
安心感のある形に思えてきます。これから手前に下屋が架かります。

シートに覆われてブルーに染まる現場内部は心なしかさわやかな印象。
屋根板金も葺かれ、安心してこれからの内部工事が進められます。

 

 

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ブナ縁甲板

|山の口|

街なかの住宅改修現場。既存建物で使われていたブナの無垢材の縁甲板を再利用するに
あたって、塗装色のスタディ。

元々土足で使われたりしていたので、表面を洗浄してもどうしても傷跡やそれで生まれた
ムラなどが出てきてしまいます。クリア塗装で使うより少し着色した方が印象が和らぐ
という判断です。

実際再利用する縁甲板を一つ一つ研磨した上で、それぞれの色を塗ってみて慎重に
確認していきます。

 

 

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虎視眈々

|千代寿虎屋ショップスペース|

寒河江で分家独立してから数えても100年を超える歴史をもつ「千代寿虎屋」酒造さん。
その本社工場内のショップスペースのリニューアル工事が進んでいます。

スペース自体は決して広くはないですが、工場見学の動線にうまく嵌まることで、
見学客の購買意欲を高めると共に、生産拠点としての魅力を確実に上げていきます。

木工事はだいたい終わり、左官工事や塗装工事に移っていきます。

 

 

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鷹返山

|楯岡東沢の家|

現在実施設計中の村山市の敷地で、地盤調査をしてもらっています。
今は更地ですが以前は大きな建物が建っていた場所ということで、あまり心配はして
いませんがあくまで念のため。

目の前の里山は「鷹返山」というそうです。
先端がやや尖って聳えるような形で、飛んでる鷹も引き返しそうなところから来た
のでしょうか。右奥に控えるは、村山市を代表する甑岳。

 

 

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