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別冊太陽に掲載されました(桐生新町の家)

雑誌「別冊太陽スペシャル|小さな平屋に住む」(2024年6月27日発売)に、
「桐生新町の家」が掲載されています。

以前刊行され大人気を博した別冊太陽『小さな平屋に暮らす』の第2弾として、
平屋暮らしの夢をかなえた人々の「家づくりの物語」を、数々の事例にて紹介してます。

「桐生新町の家」は、特集2の「建築家とつくった8軒 小さな平屋事例集」の一つ
として、見開き1ページ分紹介されています。

特集1では海や山、森のそばで暮らす平屋の事例として、堀部安嗣さんや萬代基介さんの
事例、特別企画として最近プリツカー賞を受賞した山本理顕さんのデビュー作・山川山荘、
それ以外も藤井厚二の聴竹居や坂倉準三のA型住宅まで、実に読み応えのある一冊です。

全国の書店等でお買い求めいただけます。
小さな平屋に住む – 平凡社 (heibonsha.co.jp)

ぜひご覧ください。

 

 

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あめつち

|馬街道の家|

長井市内で住宅新築の現場がはじまります。
かつて「馬街道」と呼ばれた古い街道筋に建つ家です。

梅雨らしい天気ですが、なんとか地鎮祭の間はさほど降られずに
工事の安全を祈願することができました。

祭主は地元の大河原稲荷神社の宮司さまです。
事務所も毎年のご祈祷でお世話になっています。

今回の現場は建て主さんの仕事のつながりで、施工は那須建設さんが当初から
担当することで決まっていました。那須建設さんとは弊社もNIPPONIA白鷹
源内邸の現場でご一緒しています。

昨年の春からお話をいただき、ようやく晴れて着工となります。
敷地も大きく、伸びやかな住まいとなるよう進めていきます。

 

 

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事務所開設10周年を迎えました

井上貴詞建築設計事務所をはじめてから、丸10年が経ちました。
山形市緑町で事務所をスタートした当時のブログを見返すと、恥ずかしながら独立
したての当時33歳だった自分の初心を、鮮明に思い出します。

井上貴詞建築設計事務所、はじめました。 | 井上貴詞建築設計事務所 (takashiinoue.com)

あれから早10年、おかげさまで多くの建て主の皆さんとの出会いに恵まれ、住宅だけ
でなく、アトリエ、事務所、カフェ、旅館・ホテル、店舗、図書館・公民館など、
実に多くの設計に携わることができ、様々な人の居場所づくりに繋げることができました。

私たちの事務所を信じて託していただいた建て主の皆様、同じ設計を志しそれぞれの
地域で課題に取り組みながら切磋琢磨している同業の設計仲間の皆様、そしていつも
設計者の無理難題に耳を傾け一緒に良いものづくりを併走していただける施工者の
皆様、そうした地域のすべての皆様に感謝してもし尽くせないほど、この10年は
多くの人たちに支えられてここまで来ることができました。

法人化してから5年目に入り、引き続き取り組んでいる最中の仕事も多いですが、
次の10年は初心は忘れず、気持ちは新たに、地域の中でももっと気軽に頼られる存在に
なれるよう、スタッフ一人一人の力を高めながら、日々精進していきます。

そして、人と人の良いご縁がさらにつながり、地域に一つでも多くの多様な居場所を
生みだしていけるよう力を尽くしていきたいです。
今後とも、引き続きよろしくお願い致します。

 

 

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日除け

|楯岡東沢の家|

6月なのにすでに炎天下の村山の現場。
基礎の配筋検査も無事終わり、週明けには天気の様子を見ながら打設の予定です。

これだけ日射しが強くて暑くなると、現場の職人さん達も大変です。
簡易テントやすだれで日陰をつくりながら、体調面にも気を使っているようでした。

 

 

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室内

|東根道の家|

東根の現場は、大工のIさんが黙々と壁の下地づくりを進めています。
石膏ボードである程度覆われてくると、それぞれの部屋の感じが現れてきます。

2階はまだボードを張り始める前の段階です。
断熱気密層がしっかり入っているので、外気の影響にさほど影響受けず安定した
環境になっているのを感じます。

 

 

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地盤調査

|桜桃林の家Ⅱ|

このところ、河北町に来る機会が続いています。
今日は新たな住宅の実施設計に向けて、地盤調査に入ってもらっています。

すぐ隣で一度調査はしているので、特に問題はないと思いますが念のため。
一つ一つ、じっくり進めていきます。

 

 

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水鏡

週末に用向きがあり、今春完成した「桜神の家」に行ってきました。
隣の田んぼには一面の水が張られ、稲が植えられていました。
建物も土地によく馴染んでいるように見えます。
少しずつ庭に植栽が入ってくると、さらに良くなりそうです。

午後には、割と近くに位置する「譲川の家」の外構工事の打合せに伺いました。
こちらも、敷地裏の水田がみずみずしく空の青を反射して輝いていました。

私の生まれ育った土地でもある滝山地区は、それこそ子供の頃は瀧山の麓の土地の
傾斜を利用した棚田が広がる場所でしたが、芸工大周りの土地区画整理事業もあって
宅地化が進んだことで、こうした棚田も貴重なものになってきました。

 

 

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雁戸のあゐ色をしばし恋しむ

昨年はおかげさまで竣工案件が多かったため、竣工写真の撮影がまったく追いついて
いない状況です、、少しずつ着実に撮影していきたいと思います。

昨年9月にリニューアルオープンした山形市立図書館中央分館と中央公民館の一部改装
工事について、このほど撮影に入らせていただきました。

5階の図書館フロアは、ブックラウンジから見える雁戸山の夕景がほどよく藍色に
染まっていて、落ち着いた雰囲気を醸していました。齋藤茂吉の歌にも詠まれた
雁戸の藍色を室内に引き込むように、濃藍色のカーペットを床に敷いています。

4階の学習スペースは、夕方になるにつれ中高生でほぼ満席状態となっていて、
催し物の準備もあってか公民館に集う様々な高校の生徒たちでもだいぶ賑やかで、
リニューアルの効果をハード・ソフト両面で感じます。

 

 

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薬草のとれる山

|葉山の家|

上山市の葉山温泉郷の背後に控える里山は、その昔「医王山」と呼ばれていたようで、
山頂には奈良時代に開基された「葉山神社」が祀られています。

近年は温泉街の人々を中心にして「花咲山」として整備されており、クアオルトの
コースもあり、山の中腹からでも蔵王連峰が雄大に見渡せます。

明治初期のイギリス人探検家イザベラ・バードは、著書「日本奥地紀行」の中で、

・・・上ノ山は清潔で空気がからりとしたところである。美しい宿屋が高いところにあり、
楽しげな家々には庭園があり、丘を越える散歩道がたくさんある。ここは日本で
もっとも空気がからりとしているところの一つだといわれる。もしここが外国人の
容易に来られる場所であったら、美しい景色を味わいながら各方面にここから遠足
もできるから、彼らにとって健康的な保養地となるであろう。・・・

と明治初期の上山について紹介しています。
交通網が敷かれ、都市化が進んだ現代の上山ですが、そのベースはうまく残されていそうです。

この辺りの土地のリサーチを継続的におこなっていきながら、設計に活かしていきます。

 

 

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桜桃の候

先週から台風1号が話題に上がったりして、天気が不安定な時期になっていますが、
さくらんぼも各地で紅い実を付け始めています。

さくらんぼ畑に囲まれた「桜桃林の家」も、竣工写真の撮影をこの時期に合わせて
ようやく行なう流れになりました。

西側のお隣のハウスは、それはもう宝石のような艶やかな実がなっています。
何とか天気は持ちこたえてくれながら、撮影は無事夕景まで撮れ、どんな仕上がりに
なるか、今から楽しみです。

 

 

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