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洋琴蔵

このところ、いくつかの竣工写真の撮影を進めています。
一昨年にできたものでもまだ撮り切れていないものもあり、建て主さんのご協力も
いただきながら少しずつ行なっています。

昨日は「月日坊」すぐ近くの「ピアノの蔵」の撮影でした。
ピアノ教室の生徒さんにもご協力をいただきながら、実際に生の音が響く中での
撮影だったので、いきいきとした使われ方がとても良かったです。

改修前は、座敷蔵として寝室などに使われていましたが、改修後は音楽を手がかりに
して子どもの可能性を広げる場とも言えるような、そんな空間に使われていて、
同じ建物とは思えないくらい生命感に満ちたものになっています。
写真の仕上がりが楽しみです。

 

 

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自然な姿

|葉山の家|

上山の現場も、建て方からあっという間に屋根や床ができて、開口部の雰囲気も
出てきました。今週はちょっと梅雨空が続きそうです。

ただこの程よい翳り具合が、建物をぐっと情感溢れる場所にもしてくれそうです。

下の道路側から見た景色。
1階と2階にそれぞれ架かる片流れの屋根が、すっと裏山の森に消えていくようです。
葉山の景観の中に昔からあったかのような、自然な姿をめざしています。

 

 

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東北建築賞表彰式

昨日、東北建築賞作品賞の表彰式へ建て主さんと出席してきました。
会場は近年できたばかりの東北学院大学 五橋キャンパス。

日本建築学会東北支部主催の「みちのくの風2025宮城」のプログラムの一つでも
あったため、東北管内の大学の先生方も大勢参加されていました。

表彰式では作品賞に対して賞杯のほか、建築主・設計者・施工者にそれぞれ賞状が
授与されました。5年前に「湯守の旅籠」で特別賞をいただいた際には賞状だけ
だったので、今回はなおさら賞杯(工芸家の手によるもの)の重みを感じています。

山形からは「NIPPONIA白鷹 源内邸」以外にも受賞された作品があったため、
会場には知っている顔もちらほら見受けられました。

懇親会では、今月から日本建築学会の第59代会長に就任した恩師・小野田先生とも
しばらくぶりで話すことができ、良い刺激をたくさん受けることができました。

 

 

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夏の色

|葉山の家|

上山・葉山地区の新築住宅は、木造建て方工事が始まりました。
遥かに蔵王連峰を拝むロケーションです。

模型で何度も確認してはいますが、実際に敷地内に立上り、その土地にすっと馴染ん
でいるのがわかると、少しほっとします。

無垢材の木の肌が、快晴の青空にとてもよく映えます。

2階唯一の東側窓から見える景色を確認。
実際にはサッシが入るので、上半分くらいの横長窓になります。

建物目前に迫る手前の木はサクラ、正面に立つ樹種はいまだ不明です。

 

 

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高砂や

|東原の家|

山形市内の住宅現場は、いよいよ上棟式を迎えます。
現場の2階に紅白幕を張り、会場をセッティング。

建て主さんのご一家に加え、ご両親も参加され、現場に関わる
大工さんはじめ各業者の面々も揃い、賑々しく行なわれました。
(大工さんの一人がたまたま建て主さんの同級生だとわかったり)

棟梁をつとめた技よし建築の石澤さんのお謡いもあって、
祝いの場が一層盛り上がりました。

 

 

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二匹の栖

アフターメンテナンスのため、「沼木の家」に行ってきました。
専門業者さんとの現地調査を終え、通称・みんなの食堂でコーヒーを頂いていると、
興味津々ですり寄ってくる二匹の猫たち。

元々二世帯の楽しい住まいでしたが、二匹が加わって一段と賑やかになりました。
竣工後6年経ちますが、お子さんたちの成長も含め日々変化していく様子が嬉しい限りです。

 

 

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水面に映る

昨春にお引き渡しした「桜神の家」の一年後検査。
隣接したご実家の田んぼにはすっかり水が張られ、稲が植えられています。

一通りお宅の内外をまわって、手直し項目を確認していきました。
縁側のようなダイニングスペースからは、眼下に水田が広がります。
ゆらゆらと風に揺れる水面で、つい心穏やかな気分で見入ってしまいました。

 

 

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