2016.05.04
ふるさとの山は光る
山形が生んだ児童文学作家の須藤克三さん(1906-1982)の作品に興味があって
読んでいます。どの作品も東北という地域に立脚し、そのまなざしは常に地域に
向かっています。
作家としてのみならず教育者、ジャーナリスト、農村運動家など、山形の文化活動の
大きな基盤をつくってきた方であり、「須藤山脈」という言葉があったほど、その
仕事の幅の広がりや大きさが伺い知れます。
人と自然、人と動物のふかいかかわりが描かれたそれぞれの物語。
それらはあくまで創作といいながらも、かつて地域のそちこちに見られた現実の
物語かもしれません。どこか懐かしい記憶を呼び起こされるようです。
ぜひ一冊、読んでみることをオススメします。
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