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群馬へ

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来年携わることになるプロジェクトの現場を見るために、群馬県桐生市まで行ってきました。

群馬は初めてということもあり、せっかくの機会なので近場の高崎市にも。

駆け足で訪れたのは「旧井上房一郎邸」。高崎市美術館の敷地内にあります。

 

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建築家アントニン・レーモンド(1888-1976)の自宅兼事務所である「笄町の自邸」を

写したレーモンド公認の建物であり、オリジナルの建物が失われた今となってはとても

貴重な遺構といえます。

 

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高崎市には、私の大学の5コ上の先輩でありその活躍が全国でも知られる建築家・藤野高志さんの

事務所「天神山のアトリエ」があります。

ちょうど群馬に行った日に、東京からその「天神山のアトリエ」等を藤野さんの解説付きで見学する

建築ツアーのご一行が来ているというので、私たちもその傍らでちょこっと話を聞かせてもらいました。

 

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コンクリート壁で囲われた事務所内の天井はとても高く、屋根はすべてガラス天井。

床は所々隆起のある三和土仕上げで、何本かの樹木が室内ながらとても大きく育ち、

その木漏れ日の下で作業するという、内と外が曖昧な空間です。

写真ではわからなかった植物(ユーカリ?)の放つ香りが印象的で、より外部環境の

色合いが強かったように思います。とても面白い空間体験でした。

 

藤野さんとは10年以上前に、カグラグミという活動でご一緒して以来の再会でした。

当時は私もまだ修士2年、藤野さんも福島の芳賀沼さんのところで修業中。

群馬を訪れる機会も今後増えていきそうなので、ぜひ群馬の人たちともつながって

いけたらと思います。

 

 

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