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内と外の極意

調査で庄内に行ったついでに、何気にまだ行ったことのなかった荘銀タクト鶴岡へ。
思った以上に下屋の軒先が低く、身体スケールに近かったものの、やはりフライタワー
まわりの屋根のスケールとのギャップも大きく、思わずギョッとします。

何より感動したのは、隣地の旧致道館の庭をホワイエがうまく取り囲むように
つくられているところ。内と外の境界のつなげ方は流石です。

ホールというより、コミュニティセンターや図書館といった日常的に常に多くの
人が集まるような場として使わせたくなる空間でした。

新・鶴岡城といわれても妙に納得してしまうような遠巻きの外観。
冬の積雪のシーンも、ぜひ見てみたいです。

 

 

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