2015.01.17
モノとヒト
山形インテリアコーディネータークラブが主催した、「365日のシンプルライフ」上映会に
昨夜見に行ってきました。前売・当日券ともに完売という盛況ぶり。
フィンランドの青年が、モノ一つ無い空っぽの自宅マンションで一年間実験的な暮らしを
始めるストーリーですが、自ら課した4つのルールがなかなか効いています。
今あるモノを一つずつ減らしていくのでなく、一旦すべてリセットしてから必要なモノを
一つずつ取り戻してくる、というところがミソ。
モノがあり過ぎて困る/モノがたくさんあるのに不幸、というのはある意味贅沢な悩みですが、
この映画は単純にモノを否定しているわけではなく、むしろモノのもつ意味や価値を高めて
(取り戻して)いるのかもしれません。
原題の「TAVARATAIVAS」の意味は「モノ天国」だそう。
フィンランドの何気ない日常も感じられて、面白く見ることができました。