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虹がたつ

本来なら一面雪の原になっていてもおかしくないこの時期に、まったく雪がない。
春と見紛うほどの天気と雨模様の先に、綺麗な虹が架かっていました。

数年前の山形ビエンナーレで、「市プロジェクト」というものを行ないましたが、
その時の話で、中世の日本では虹の立つところに市が立ったといいます。

そこが聖と俗の境目であり、繋ぎ目でもあったためで、そこでの品物の交換や売買が
神々を祀ることにも通じるとか、、
虹を見ると何か心をかき立てられる気がするのは、そうした人間の遠い記憶も
関係しているのでしょうか。

 

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