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だんご木

今年の山形初市は、コロナの影響もあって文翔館前広場でのみの開催となりましたが、
「わかぜ初市」という若手商店主と作家によるイベントが旧大沼百貨店の軒下で
開催されていました。そこで購入した「吉勝だんご木」を、さっそく事務所に飾っています。

以前山形ビエンナーレの「山姥市」で協働したデザイナーの吉田君と稲葉さんが制作し、
販売しているものです。(ネットでも買えるようです → 小雲・百貨

山から採集してきたミズキの枝に、お飾り最中(ふなせんべい)や紙札を吊します。
ミズキは冬に油がのって赤くなるそうで、たしかに、白い団子や冬の雪とセットになると
紅白となり縁起が良いのがわかります。

添付された解説書によると、だんご木に飾り付けられるものは餅花と呼ばれ、花の見立てであり、
新しい年を迎え春を待ち望み豊作を祈る意味が込められているといいます。

この冬は特に雪が多く、まだまだ寒くて春の気配はしばらく先のようですが、それでも
こうした春の力の象徴のようなだんご木を愛でながら、来たる春を待ちたいと思います。

 

 

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