2015.04.10
livingpool
美術家・石山和広さんの自邸兼アトリエに2度目となる訪問。
天童市の山の麓にひっそりと建つこの住宅は、外観は一見古い木造平屋のふつうの民家です。
ただし一歩内部に足を踏み入れると、元の建物を忘れてしまうくらいの別の風景が広がります。
この住宅は、リノベーション特集だった「新建築住宅特集」2015年2月号の表紙を
飾っています。設計は増田信吾+大坪克亘の両氏。施工の多くを施主自らおこなった力作です。
「基礎」自体を、その土地と建物をつなぐ媒体として見直すと同時に、生活の器として
居心地の良い空間をつくり上げています。
床暖房の入ったコンクリートの土間はほんのり温かく、何時間でも長居してしまいたくなる
ゆったりとした時間が流れているようです。
[ 山形県|山形市|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]