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春を告げる

事務所のある小姓町周辺は、大小の寺社が点在しているのですが、事務所から歩いて数分
のところにある大日堂は、400年前からこの場所に存在してきた由緒あるお寺です。

お祭りが近いのか、境内の入口付近に木造の「門灯籠」が建ち、提灯が吊されて
昔ながらの高揚感を醸し出しています。

何より目を引くのが、道路際に建つ二本の幟。
木綿生地には50年以上前の祭典日に奉納されたことが記されています。

支柱が大きくしなりながらも、風に吹かれてゆらゆらはためいています。

年に一度の幟の立つ短い期間ですが、春の到来を告げる循環の一端に触れるようで、
とても尊い場面に映ります。

 

 

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