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方形屋根

|桜神の家|

ここまで雪の降らない年末も珍しいですが、進行中の現場にとっては除雪の手間が
なくありがたい限り。中桜田の現場も雲一つない快晴の中、板金屋さんが屋根に
上がって作業中です。

1階の床合板がまだ敷かれていませんが、内部のボリュームも見えてきました。
桜神の家では、リビングの一角が広縁のように南西方向に張り出した形をしています。
養生シート越しですが、冬の光も入ってきて、明るい居場所ができていました。

屋根屋さんが作業するには絶好の天気。
方形屋根にあっという間に鋼板が葺かれました。

 

 

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荒壁

|ピアノの蔵|

ピアノ教室の現場は、既存の床まわりを一旦バラして床下を露わにしたところ。
防蟻対策をしながら、断熱材を入れて、新たな床下地を組んでいきます。

西側に一列分造作されていた床の間や押入を撤去したところ、一部荒壁が出てきました。
正面の壁は、既存の漆喰壁に対して後の時代にクロスが上張りされています。

現しになった荒壁部分。土が落ちてしまったところもあり、小舞竹の姿も確認できます。
膨大な手間暇をかけて一棟つくられたことが容易に想像できます。

 

 

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山のかたち

|山の口|

戸建てリノベの現場、2階部分は曲面天井もできあがり、壁の下地ボードが進んできて
いるので、だいぶ各部屋の雰囲気も見えてきました。

1階から吹抜越しに2階を見上げたところ。
2階ほどは1階が進んでいないので、まだ下地ボードが張られていません。

既存の鉄骨トラス梁が、屋号の山の形にも見えてきます。
断熱が効いて、現場内はさほど寒くないです。

 

 

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ご開帳

|ピアノの蔵|

住宅に併設された歴史ある座敷蔵を、ピアノ教室のスタジオに改修する工事が山形市内で
始まりました。継続してお願いされている建て主さんということもあり、施工は前回に
続き加藤建築さんが担当してくださいます。

集落に古くからある土蔵、少なくとも明治・大正以前のものと思われます。2階部分に
山のようにあった荷物もすっかりなくなり、吹抜とするため2階の床を半分ほど外す予定です。

これまで母屋にあったピアノ教室ですが、どうしても母屋の玄関から入ってプライベートな
スペース脇を生徒さんが通ることになっていましたが、今回の改修では直接蔵に入れるように
動線を確保します。長年開けることのなかった蔵の扉が無事ご開帳となりました。

 

 

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六間の縁側

|千歳山街道の家|

下屋の屋根葺きも終わり、外周りも着々とできています。
付加断熱工事もまもなく完了しそうです。

2階のこども室は、屋根形状に沿った勾配天井にしています。
南の窓から、太陽高度の低い冬の光が差し込んでいるのがわかります。

玄関前の下屋は野地板が張られ、軒下の落ち着いた表情となりました。
六間幅の大きな縁側が張り出す形となります。

 

 

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柱立て

|桜神の家|

寒空のもと、中桜田の現場の建て方が始まりました。
これから冷え込む時期が続きますが、職人さん達にはくれぐれも安全に気をつけて
進めてもらいたいところです。

高木さんの下で、木工事を担当するのはネギワ建築さん。
1階の柱が次々と立てられていきます。

 

 

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研ぎ出し

|千代寿虎屋ファクトリーショップ|

千代寿虎屋さんの現場は、照明も無事入り、神棚なども元の位置に戻りました。
モルタル塗りの壁はすこし手直しをして完成です。

ショップ部分は、既存の事務所ホールからも直接靴のまま入れるようになりました。
既存のガラスブロックや人造石研ぎ出しの壁が、新鮮に感じられます。

 

 

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下屋のある家

|千歳山街道の家|

あこや町の住宅現場、外壁周りの付加断熱施工が半分くらい終わっています。
いよいよ正面の下屋も取り付きました。

2階部分の木製サッシのFIXガラスに、千歳山が写り込んでいます。
屋根の勾配とほぼ重なります。

正面の下屋部分。まだ屋根下地合板は張られていません。
大きなデッキテラスが迎え入れてくれます。

浴室側にも下屋が付きます。
千歳山もすっかり冬枯れしたように感じます。

 

 

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ブナ縁甲板2

|山の口|

既存建物で使われていたブナの縁甲板を、工場でサンダーがけしてもらい、
見違えるほど綺麗に表面が仕上がってきました。

ほぼ新品のような表情です。
無塗装状態になったので、ここに着色塗装していきます。

2階の天井形状も現れてきました。
断熱材も入って、2階の現場の寒さはあまり感じなくなっていました。

 

 

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オティアス見学会

JIA山形地域会・Otias・田島ルーフィング主催で、株式会社Otias新社屋の建築見学会を
開催しました。申込〆切を待たずに早々に参加者が定員に達する盛況ぶり。
場所は東根市内だったのですが、参加者の8割近くがお隣・仙台からという関心の高さでした。

東根東北電化の社屋改修の際に目の前をよく通っていたのですが、長期間の工事が
ようやく完了してついに稼働したということです。(外構はまだ工事中の部分あり)

平面も立面も直線部分がほぼ無いかもしれません。
軒が地面に付きそうなくらい低いところもあり、屋根の下に包まれるような感覚で
居心地が良さそうでした。外のさくらんぼ畑がまた緑で覆われてくるとより外との
つながりも強く意識できそうです。

ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

 

 

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