2016.01.15
天板さがし
[ 神町のアトリエ ]
作業机の天板を探しに、建て主さんを連れて銘木をあつかうアトリエ欅さんへ。
建て主さんが好きだというクリ(栗)の無垢板で、イメージに近いサイズのものを何枚か見繕って
用意してもらっていました。
3枚のうち一番左のものだけ材の表面を削って地の色を出してもらっています。
クリ材も悪くなかったのですが、ふと建て主さんがその脇に置かれたクルミ(胡桃)の板に
目を奪われました。「節や割れはあるけど、自分向きかも。これがいい!」
木と人も、一期一会の出会いなんだと実感しました。
この状態だとまだ全体的にねじれ等がある材料の段階なので、片面の緩やかなカーブは
残しつつ、それ以外はまっすぐな板材として加工してもらいます。
現状7.3センチの厚みも、加工すると4.5センチほどになりそうです。(それでも十分な厚さ)
無垢の天板、イメージ的には高価かもしれませんが、一生ものだと考えれば案外コスト
パフォーマンスは良いと思うので、オススメです。
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