news

減築

|杉の下のリノベーション|

DSC1256

高沢のリノベーション現場も、ついに始動。

現場は山形市の北東部、山手の集落なので平地よりも数度は気温が低く、今の時期は

快適な環境にあります。

 

DSC1280

建て主さん自らも参加しての内部解体作業がすすんでいます。

平屋の一戸建てなのでさほど大きくはないですが、それでもけっこうなゴミが出ます。

 

DSC1264

「屋根の上、上がった方いいですよ」と勧められ、屋根に上がると西方面が一気に

開けます。遠く朝日連峰まで重層的な山並みが望めました。

700年以上前、この地に清雲寺を開いた一向上人もこの景色を見ていたのかと

しばし思いを巡らせます。

 

DSC1274

今回減築する部分。一向上人が携えていた杖が根付いたという伝説が残る開山杉を

より感じられるようになります。

枝振りが斜めに大きく張り出した特異な形は、「さかさスギ」と呼ばれる日本海側に

自生するウラスギの特徴だそう。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]