2018.06.22
風の家
住宅新築の計画地を見に行ってきました。
そこには一本の大きな柿の木が立っていて、このところの日差しの強い日には
貴重な緑陰をもたらしてくれています。
そこに建て主さんがベンチとアイスコーヒーを用意してくださって、
(こういう心遣いがとてもうれしいです)ベンチに座りながら、
アレコレと敷地の中で思いを巡らせていました。
日陰に居ると、そよそよと涼しい風が流れてきます。
それは日向と日陰の温度差によって生じる気流も少なからず影響していそうです。
「風」は目に見えないものですが、いかにこの敷地に風を生み出し、また風の抜けを
つくっていけるかが一つのテーマになってきそうです。
山形盆地で心地よく生きる知恵のような建築をつくれればと考えています。
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