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人を、建物を、継いでいく

|桐生新町の家(戸建てリノベーション)|

先日の施主検査をうけて手直しがあった部分を確認しに桐生へ。
日暮れのタイミングでも見られたので、夕方以降~夜の照明の感じも確認できました。

自然光で照らし出される壁や床の表情も良いですが、夕闇の中に灯る人工の
明かりもまた何ともいえない質感を室内にもたらしてくれます。

一段掘り込まれたこども部屋。
高さを利用して上部にロフトを設けています。ロフトの床も群馬県産スギの無垢板。

既存建物の名残として、コンクリートの臥梁を回り縁のように見せています。
暗緑色のタイルも既存のまま利用。

元の建物は築50年以上。時代を超えて、ふたたび新たな家族の暮らしの器となります。
「継ぐ」ことで生まれる新たな価値を、これからも模索していきたいです。

 

 

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