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屋根と稜線

|沼木の家(住宅新築)|

沼木の現場は屋根材が葺かれているところ。
今回「寄棟」形状の屋根ですが、意図せずお隣さんと同じような勾配で揃えたように
見えます。遠くの山々の稜線ともつながっていくような感じがします。
足場が取られると見られなくなる貴重な光景です。

内部では、間柱を立てているところ。
小屋組は見えなくなってしまいますが、屋根の形状をトレースしたような天井形状に
したいと考えています。丸太柱で支えられた小屋組が樹形にも見えます。

ひとつひとつの開口部(窓)にはそれぞれ開け方と大きさに意味を持たせています。
2階主寝室にはベランダ越しにブナの木と寄り添うように。

2階へ上がる階段室に設けた縦長窓は、もう一本のブナの木の眺めを切り取ります。
室内からもブナの木を身近に感じるような窓の配置にしています。

樹脂サッシも現場に納入済み。
1階でもどんどん木工事が進んでいます。

 

 

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