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山の桜

|松尾川の家(戸建てリノベ)|

現場に足場が組まれました。眼下に川を見下ろす敷地です。
山裾にあるためかちょうど桜が満開です。

中では内部解体が進んでいます。ちょうど元の浴室があったところの壁を
剥がしているところ。一面が黒ずんでいるのは、長年の壁内結露の痕でしょうか、、

改修工事でいつも覚悟しなければならないのは、小屋裏・壁内・床下等から
何が出てくるか実際フタを開けてみないとわからないこと。

特に床下は、湿気やシロアリ等で傷んでいるのをある程度は想定しておかないと
現場で狼狽えてしまいかねません。腐朽した土台や柱の一部を適宜入れ替えながら、
構造体をシンプルで健全な状態に補強していきます。

目の前に写る山の風景は、徐々に冬の眠りから覚めてゆっくりと早春から晩春に
向けて緑が色づきはじめているようです。

 

 

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