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鞘堂

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

レストランとなる土蔵の外壁を左官屋さんがじっくりと修復中です。
ここは味噌蔵として使われていたもの。心なしか味噌色にも見えてきました。
通りから最も目に付く外壁面なので、蔵戸も可能な範囲で直します。

白鷹町でもよく見られる蔵の鞘堂(覆堂)。雪や雨風から建物を保護する役目を
果たします。この鞘堂の効果なのか、外壁等の傷みもさほどひどくなく、
内部も実にきれいに現代まで保たれていました。

置き屋根もそうですが、このバッファーゾーン(中間領域)の取り方は実に
理に適っていて、現代建築でも十分通用しそうです。

すっかり稲刈りも終わった隣地の田園風景。
だいぶ肌寒くなってきた今日この頃。
今年最初の雪が降るのも、そんなに先ではなさそうです。

 

 

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