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藁の篭

|(仮称)NIPPONIA白鷹(古民家ホテル)|

山形の冬はまだしばらくは続きそうですが、現場へ行く途中などに見える水墨画のような
風景で心が浄化されるような気分になるのは雪国の冬ならではでしょうか。

白鷹の現場は、旧味噌蔵をレストラン棟に変える工事が本格化しています。
2階の小屋組み部分に吊された藁のかごは、そのままの状態で残しておきます。

旧奥山邸が建つ浅立地区は、その昔藁沓(わらぐつ)が名産品だったようで、
「手仕事の日本(柳宗悦著)」にも「藁沓で最も出来の美しいのは西置賜郡
東根村浅立の産で、仕事が極めて入念であります。」と書かれるほどです。

この藁のかごも、そうしたかつての手仕事を感じさせる貴重なモノなので、
大事にしたいと思います。

1階の配管も敷設し終えています。
これから厨房の木工事が一気に進んでいきます。

 

 

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