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床材のリユース

[ 大河原の家 ]

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既存建物の解体がはじまる前に、新たな建物で使えそうなものを外して保管しておきます。

特に縁側等で使われていた床材は色褪せや汚れが目立っていたものの、建てられた時代を

考えれば無垢材のはずなので、再利用できるのを期待していました。

 

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縁側以外の廊下に使われていたものは比較的状態もよく、量もそこそこ確保できそうです。

端の方から、少しずつ手バラシで進めていきます。

 

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一枚ずつ取り外してみると、裏面はきれいな地の色がわかります。

やはり合板などではなく、18mmという厚目の無垢のブナ材でした。ズッシリ重みを感じます。

 

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外した床板は表面を再度きれいにしてから、新たな建物の居間にふたたび床材として

敷くことになります。国産のブナ材でできたフローリングなんて、新規にはなかなか

つくれるものではないので、本当に貴重な材料を残してもらえたと思います。

このほか一部建具も再利用する予定です。

 

 

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