2015.07.20
南三陸 復興の橋
「きりこばし」
□再生の象徴としての、祈りの橋
自然とともに生きる南三陸に今も伝わる伝承切り紙「きりこ」のような、
人の暮らしに寄り添い、自然に寄り添う橋を提案する
□海から川へ、そして山へとつながる
復興の橋が位置するのは、町の中心を流れる八幡川が志津川湾に流れ込む
ちょうど汽水域。橋上に立てば南に志津川湾、北に上山八幡宮、そして
その先には古くから霊山として栄えてきた田束山が鎮座する
□きりこが導く二重らせん構造
きりこをつくる「折る」「切る」「開く」という3つの所作から生まれる
ジオメトリー。接円5mと8mのらせんが11.8mの周期で絡み合い、脈動する
ような連続体が形づくられる
[ 南三陸 復興の橋 デザインコンペ 応募案 ]
Structural design: Takushi Nakata + Midori Kanayama + Miyuki Saito
Photo: Kazuhiro Ishiyama