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土蔵と石蔵

|香月苑|

移動先の基礎をつくるため、一旦離れた位置まで曳家して、元の基礎は解体撤去と
なりました。鉄骨材で頑強に守られながら、しばし浮いた状態となります。

香月苑の敷地から歩いてすぐの旧料亭・の々村さんの敷地でも、同じタイミングで
蔵の曳家を行なっています。曳家工事を担当するのは同じく我妻組(米沢市)さんです。

こちらは石蔵で内部はコンクリートの床や梁もあったりするので、香月苑の土蔵よりも
約3倍の重さだそうです。新しい基礎がすでにつくられていて、まさにその上に曳家する
作業のまっ只中で、けっこう見物客も見られました。

の々村さんの方の設計はうちではなく、京都の横内敏人さんが手がけられるということで、
完成が今から楽しみです。香月苑や千歳館もそことうまく風景として繋がっていくことを
考えられたらと思います。

 

 

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