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届いたマスク

事務所に小包がとどいたと思ったら、建て主さんからの手作りマスクでした。
大きさも二種類あって、シンプルな布地を選んでつくってくださったようで、
本当に感激です。仕事・プライベート問わず、大事に使わせていただきます。
ありがとうございました。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

泊まって応援

ここ2週間ほど山形県内で新規の感染者は見つかっていない状況がつづいています。
これも長きにわたる様々な自粛による効果の表れだと思いますが、先週末から
県内在住者を対象に、「県民泊まって応援キャンペーン」がはじまっています。

https://yamagata-ouen.com/stay.html

1万円以上の宿泊プランを利用の際に使える5千円の割り引きクーポンが当たると
いうことで、今月末まで申し込む必要があるそうです。

「山形座 瀧波」も対象となる宿泊施設に掲載されています。応募者多数の場合は
抽選のようですが、ぜひこの機会をご活用いただければと思います。

瀧波では、全19室という少ない客室数でそれぞれが断熱性や遮音性を高めた
独立性のある部屋で、夕食時も大きな対面キッチンのカウンター席以外に個室も
完備されています。

そして、すべての客室に赤湯温泉の源泉掛け流しのお湯(蔵王石風呂or桧浴槽)
を引いているので、滞在中好きなタイミングに好きなだけお湯につかることが
できます。他の宿泊客との接触もできる限り抑えながら、ゆっくり自分たちの
時間を楽しむことができるのではないかと思います。

首都圏の緊急事態宣言が解除されない以上、県境をまたぐ移動はまだまだ自粛が
求められるので、県内の宿泊施設は県民が泊まることで応援するというのは
とても望ましい取り組みだと感じます。対象となる宿泊施設には、温泉宿以外にも
ゲストハウスやビジネスホテルも入っているようなので、気になるけど行けなかった
場所にこの機会に試してみるなどの利用もアリかもしれませんね。

 

 

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雪国に際立つ

飯豊町に行った流れで、飯豊町庁舎に立ち寄りました。
設計は本間利雄設計事務所+地域環境計画研究室、完成したのが1979年なので、
私も生まれる前から建っていますが、モダンなデザインは40年経っても古びません。

この建物は、計画当初から生態学的環境調査を行いながら設計デザインを決めて
いったとされていますが、本間利雄所長が「Design with Nature」の著者であり
ランドスケープアーキテクトのイアン・L・マクハーグに出会ったのが1974年、
その翌年に地域環境計画研究室を事務所内に併設し、県内各地で環境調査を実施
しはじめており、飯豊町庁舎の計画が始まったのが1977年ということでまさに
エコロジカルプランニングが反映された時期の建築だったのだと気づかされます。

敷地はなだらかな東斜面の丘陵地にあり、水系や山からの風を考えて東西に広がった
長方形の平面形状とし、土地の造成範囲を少なくするために高層化し、造成後の
盛り土や斜面の崩壊を防ぐために植栽を施しているのが今もわかります。

外壁の磁器質タイルは、丘陵地の緑の中で映える色、飯豊の深い雪の中でもはっきりと
した色彩となるよう試験焼して選ばれた赤レンガ調のもので、建物際を歩いていると
どこか北欧の街なかを歩いているような感覚に襲われます。

たしか本間設計では1974年に北欧・ソ連の視察を行い、フィンランドのアアルトの
事務所も訪れているとのことだったので、その空気感がこの頃の設計に少なからず
反映されているのかもしれません。

庁舎の裏山を歩いていると、雑木林の中にポツンと小さな小屋が。
「森の中の家」としても見えて、つい見入ってしまいました。

 

 

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帰りたくなる

先日無事引き渡しを終えた住宅の竣工写真撮影。
建て主さんの引っ越し前だったので、家具はうちからいくつか撮影用で
置かせていただいたものです。

日中の写真ももちろん明るくてすがすがしいのですが、日の沈みかけた夕景の
室内もまた、控えめに配した照明の感じがわかって良いのです。

街並みにこぼれる家の灯り。
家族にとって港の灯台のような存在になればとつねに思います。

こんな世の中だからこそ、心安らかなる家を。

 

 

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一年越しのハナ

昨年7月にオープンしたhana cafe。
ちょうど一年前はブルーシートに覆われて工事の真っ最中だったため見られなかった
眼前に広がる坂巻川の桜並木。

お店の定休日を利用して、満開のサクラの時期の内外の店舗風景を撮影してきました。
川沿いの遊歩道には、マスクをして離れながら散歩する人の姿もちらほら。
来年はコロナを気にせずゆっくり花を楽しめるようになることを願います。

 

 

 

 

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松尾川

蔵王半郷にある「旧松應寺観音堂」に初めて行ってきました。
もはや背景と同化しつつありますが、奥に見えるお堂は茅葺きになっています。

ひっそりと佇むように建っていますが、造立は室町時代後期、すなわち今から
400~500年も前に建てられたと云われ、国の重要文化財にも指定されています。

気が遠くなるような永い時間をこの地で過ごしてきた観音堂と菩薩像、きっとこの先も
何世紀にもわたってこの地で大切に守られていくことを考えると尊い気持ちになります。

境内のすぐ脇を流れる松尾川。ここから下っていくと近くには市内でも人気の
マフィン屋さんやパンケーキのお店、そしてうちで設計した「kanmi」さんなど、
ちょっとしたスイーツエリアになりつつあります、、蔵王半郷おそるべし。

 

 

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tane

 

 

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虹がたつ

本来なら一面雪の原になっていてもおかしくないこの時期に、まったく雪がない。
春と見紛うほどの天気と雨模様の先に、綺麗な虹が架かっていました。

数年前の山形ビエンナーレで、「市プロジェクト」というものを行ないましたが、
その時の話で、中世の日本では虹の立つところに市が立ったといいます。

そこが聖と俗の境目であり、繋ぎ目でもあったためで、そこでの品物の交換や売買が
神々を祀ることにも通じるとか、、
虹を見ると何か心をかき立てられる気がするのは、そうした人間の遠い記憶も
関係しているのでしょうか。

 

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種となる

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

事務所は今日から始動しております。
これから始まる新たな時代の「種子」となるような一年として、
心新たに励んでいければと思います。

illustration_hana cafe (2019 open)

 

 

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2019

あっという間に12月も終わりに近づき、年末の大掃除の時期になりました。
事務所では、設計中のいろんなタイミングで、様々なスケールで模型をつくっては
検討することが多いですが、今年竣工したプロジェクトについても、いろいろ
その都度考えていたなあとしみじみ思い返しました。
これは上町の家のコの字プランが決まった後の、屋根の形で悩んでいた頃のもの。

こちらはhana cafeの建物の外形のパターンをひたすら洗い出していたときのもの。
ほとんどは建て主さんの目に触れることなく、事務所内での検討資料として
作業スペースの脇に積まれるだけになっていますが、あらためて見ると感慨深いです。

今年も多くの出会いがあり、設計の仕事の中で多くの学びを得ることができました。
完成した建築の使われ方や、暮らしの様子などを建て主さんから聞けることが、
とても有意義な時間であり、その声がダイレクトに自分達にとっての糧にもなります。

今年一年、また多くの方にお世話になりました。
かかわってくださったすべての方に感謝申し上げます。

事務所は年明け1月5日(日)まで、お休みとさせていただきます。
皆さまも、良い年をお迎えください。

 

 

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