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白い世界

|小白川の家(改修)|

カンノウェルディングさんにお邪魔して、実施設計の打ち合わせ。

菅野さんのオフィスは、3年ほど前に作業場の2階を改修したもの。

ここは壁・天井ともに漆喰が塗られていますが、目立ったヒビもなく、とても

きれいな状態で使われています。

 

内部は漆喰の白い空間ですが、外を見るとこちらは一面の雪の世界。

東の山々まで見渡せるので、ここの景色は特に好きです。

雪のなか、じっくり話ができて、もうすぐ図面がまとまりそうです。

 

 

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現場定例

|福ノ神の家|

寒い日がつづいていますが、外壁工事も進んでいます。

今回、斜めの袖壁が出てくるのですが、その角度に合わせて職人さんがきれいに

カットしながら外壁を張っていきます。

 

建て主さんを交えて現場で定例打ち合わせ。

少しずつ、様々な業種の職人さんの手によって家がつくり上がっていくのを感じて

もらいながら、すこしでも自分たちの家としての実感と愛着をもってもらえればと思います。

 

雪解けはまだまだ先のようですが、工事は粛々と進んでいます。

 

 

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雪景のグレー

|福ノ神の家|

全国的な寒さが来ているようですが、山形市内も寒さがぐんと厳しくなっています。

福ノ神の現場では、外壁工事が進んでいます。

 

今回、南面以外の三面は、窯業系サイディングを使っています。

コストを抑えるのと、現場のある地域は昔から焼き物の里として知られたところでもあり、

グレーの土のような質感がこの土地の環境に馴染むような気がしたため採用しました。

また冬の白い景色の中で、グレーの外観は雪に埋没することなく存在感を出すので

個人的にも好きな色です。

 

 

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小路の住処

|小白川の家(改修)|

現在進行中のいくつかのプロジェクトのうち2つが、路地奥にある建物の改修です。

ともに昭和30~40年ごろに建てられた住宅を、若いご家族が中古で購入されて

自分たちの暮らしの合うようにリノベーションするものです。

 

そのうち山形市内の物件は、幅1.2メートルほどの小路の最奥に建っています。

もちろん車では入っていけません。一応再建築も可能な敷地ですが、予算等の

条件を考えると改修する選択となりました。

 

改修前の現状。畳や襖、天井板などを撤去した段階です。

昨日は建て主さんご家族と現場を見ながら打ち合わせ。

実施設計も大詰めです。

 

 

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|福ノ神の家|

四方を山に囲まれた山形盆地。

山形に住む人は、意識せずにどこを向いても山が視界に入っていることになるので、

山のない土地やあってもなだらかな丘のような土地に行くと、どこか落ち着かない

ということがあるようです。

 

山形で設計するときは、そこから見える山をなるべく大事にしたいと考えています。

それは仰々しく山への軸線を捉えるとかではなく、暮らしの中でさりげなくその存在を

感じるような、身近な関係性をたまに思い出すきっかけの一つとして。

福ノ神の家の現場では、2階から市を代表する里山である千歳山の頭が見えます。

 

 

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雪のない冬

|桐生新町の家|

桐生市にて、建て主さんと役所の重伝係の方を交えて打合せ。

雪も微塵もなく、特に天気の良い日ということもあり、山形から来るとなおさら

関東は春のように感じます。

 

群馬の施工者さんとも初顔合わせ。

現場を見ていただき、見積りをお願いしました。

着工まで今しばらく時間を要しますが、現場が楽しみです。

 

 

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反射する白

|福ノ神の家|

昨年から続く住宅新築の現場。

凍える寒さのなか、外部のサッシが取り付きはじめました。

2階から順調に進んでいます。

 

2階のファミリールームの景色。

敷地の道路向かいがグラウンドなので、視界が一気に開けます。

今の時期は一面の雪化粧。反射してまぶしいくらいです。

 

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年始の打合せ

|桐生新町の家|

年明け初の打合せは、来週の桐生行きを前に建て主さんとの事前打ち合わせ。

これに合わせて作成していた模型も見てもらいました。

お子さんたちにも喜んでもらえて良かったです。

打合せの結果を踏まえて、来週まで図面をまとめます。

 

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<お知らせ>岩佐十良氏講演会

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昨年「山形座 瀧波」のプロジェクトを、クリエイティブディレクターとしてまとめて

くださった自遊人編集長・里山十帖の岩佐十良さんの特別講演会が来週17日に

東北芸術工科大学で開かれます。

岩佐さんの話が聞ける貴重な機会ですので、興味ある方はぜひご参加ください。

申し込み等、詳しくは

https://www.tuad.ac.jp/2018/01/68695/

 

「開業3ヶ月で稼働率9割の宿、“里山十帖”の成功の法則」

講師:岩佐十良氏

日時:2018年1月17日(水)18:20~19:50

会場:東北芸術工科大学 本館4階410講義室

問い合わせ先:東北芸術工科大学法人運営課 tel:023-627-2000

 

 

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worksを追加しました

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昨年秋に完成した2つのプロジェクトについて、worksに追加しました。

相談から丸2年かけてようやく完成した上山市の「新丁の家(湯守の旅籠)」と、

山形市の山奥の集落でのリノベーション「杉の下意匠室」です。

 

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「新丁の家(湯守の旅籠)」は、上山市中心街の北端、江戸時代から新丁上ノ湯が

置かれていた敷地脇に幕末に建てられた旅館建築を、若いご夫妻の住居として

リノベーションしたもの。写真では見る影もないですが、改修前の床下はシロアリ等

で全面的に傷み、後の時代の増築のせいで暗く籠もった環境だったものを、庭も

含めて元の風情は活かしながらも一新しました。

 

「杉の下意匠室」は、樹齢700年と伝わる開山杉の樹の下にあった空き家を改修して

デザイン事務所を開いたもの。宮城県との県境に通じる集落であり、周囲は静かな

山里で沢の音だけがひびいています。建物は元々あった正面の張り出した部分を減築し、

アプローチ時の開山杉の眺めをよりはっきりと見えるようにしました。内部は「木の洞」

のような空間として、かつて裏山で採った杉の小屋組を現しにしています。

 

worksの写真も、ぜひご覧ください。

http://takashiinoue.com/#works

 

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杉の下意匠室

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