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やさしい左官

|小白川の家(戸建てリノベーション)|

先行していた2階の左官工事が終了。
今回の左官工事は、原田左官工業所の原田さんが担当。
建て主でもあるカンノさんご夫妻も上塗り工事でガッツリ施工に加わっています。

小白川の家は、主要な壁と天井の仕上げをすべて漆喰塗りとしています。
樹脂サッシや塗装された梁とくらべるとわかりますが、漆喰にほんの少し土も
混ぜているということで、純白よりもやや黄みがかった柔らかい色合いになっています。
とても心落ち着く、程よい漆喰色です。

左官工事の細かいタッチアップなどはこれから。
キッチンカウンターや作業台も、まだモールテックスが塗られていない状態。
建具が入ってくるとさらに表情が出てくるかと思います。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

塗る

|桐生新町の家(戸建てリノベーション)|

桐生の現場も、左官工事が進んでいます。
こちらはプラスター塗りで、ややグレーがかった色味になっています。
この家の全体的なトーンに合わせて、素材感を活かした仕上がりです。

左手はキッチン部分。合板の上にこれからタイルが貼られる予定です。
タイルが入るとアクセントになって空間がなお引き締まるはず。
内壁はまだ下塗り中です。

外壁も塗装中。離れはもう少し赤っぽい既存色でしたが、母屋に合わせて
白く塗っています。写真では真っ白ですが、純粋な白ではなくややグレーが
入っていて、ピカピカにならないようにしています。

連日の猛暑の中、一日じゅう半屋外で作業する職人さんには頭が下がります。
水分、塩分取りながら体調には気をつけて作業をお願いしています。

 

 

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リプランに掲載されました(北のちいさないえ)

住宅雑誌「Replan 東北版」(7月21日発売)に、「北のちいさないえ」が掲載されました。

「TOHOKU ARCHITECT」というシリーズの中で、東北の建築家の住宅事例ということで
取り上げていただいております。

今号の特集は、「誰と建てる?」。
住宅を建てようと思ったときに、いったい誰に頼めばいいのかわからない人も多いはず。
工務店、建築家、ハウスビルダーそれぞれの事例を並列的に紹介する、建て主さんにとって
一見の価値のある内容です。

東北の書店、コンビニや一部スーパーのほか、ネットでもお買い求めいただけます。
ぜひご覧ください。

http://web.replan.ne.jp/content/bookcart/b2tou/t61/index.php

 

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白い洞窟

|小白川の家(戸建てリノベーション)|

小白川の現場では、左官工事がすすんでいます。
1階は下塗りしたところ。乾燥を待っています。
石膏ボードの面が見えなくなって、印象がまたがらりと変わりました。

こちらは洗面脱衣。奥は漆喰壁(下塗り中)ですが、手前左は六角タイル貼りで、
ここに鏡がつきます。洗面シンクは設置済み。

天井のシナベニヤは白い木材保護塗料を半透明に塗っていて、少し上品な感じに
なっています。奥の窓から光が回り込んできてとても良い感じ。

トイレ内部は、建て主さんセレクトの壁紙。
ブルーグレーのような色合いで絵柄は豊かですがとても落ち着きます。

玄関から土間収納、パントリーとつづく眺め。
アーチ開口もきれいに漆喰で塗られていきます。

 

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木の窓

|桐生新町の家(戸建てリノベーション)|

桐生の現場、建具工事をお願いしている中島木工所さんにお邪魔してきました。
今年独立したばかりといいますが、作業場もとても大きく、使いやすそうです。

この現場は、木製建具がけっこうな数あります。
写真はベイマツの框窓。他にラワンのフラッシュ戸もかなりあります。

玄関扉はスギの板貼り。群馬県産のスギ材です。
仕上がりが楽しみです。

 

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地鎮祭

|桧町の家(住宅新築)|

更地になった敷地にて、無事地鎮祭が執り行われました。
建て主さんご家族、施工を担当する各業種の方にもご出席いただき、これから
秋にかけての工事の安全をお祈りさせていただきました。

 

 

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ましこ

群馬からの帰り道、栃木の益子へ寄ってきました。
初めて訪れた「益子参考館」。
近現代の日本を代表する陶芸家・濱田庄司が自ら参考にした古今東西の品々を
広く一般の人々にも参考にしてほしいと開設した美術館は、実際に彼が生活の場・
製作の場として使っていた敷地建物が開放・活用されていて、とても愛に溢れた
場所でした。

この大きな古民家も彼のお気に入りの蒐集品のひとつ。
移築した際に自身で一部改装もしているということで、単なる古民家とは違った
モダンさも感じられる不思議な魅力の建物です。
喫茶スペースも併設されていて、猛暑の観覧にはとても有り難い場所。

工房の窓の先には、緩くカーブした緑のアプローチ。
外の暑さを忘れてしまいそうな景色です。

益子を発つ前に、2年前にできた「道の駅ましこ」へ。
昨年度のJIA日本建築大賞を受賞した建物。設計はマウントフジアーキテクツスタジオ。

シンプルな山の形をした地場産材活用の木造架構の重なりが、おおらかで多様な
内部空間を生み出していました。
南北に大きなガラスの妻面を見せているので、北側の緑地に開けた方はとても
気持ちがよいのに対し、駐車場に開けた南側は軒こそ出てはいるもののほとんどの
ガラス面が遮光スクリーンで覆われる形となり、とても考えさせられました。

連日の暑さと日射しが余計にそう感じさせたのかもしれません。
この日は祝日ということもあってか多くの人で産直もレストランも賑わっていました。
別の季節にもまた行ってみたいところです。

 

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巣のような場所

|桐生新町の家(戸建てリノベーション)|

全国的な酷暑がつづく日本各地。
群馬も例外ではなく暑いですが、桐生市の現場は左官工事や塗装工事が進んでいます。
建て主さんを交え、現場の状況を一つ一つ確認しながら、気になるところをチェック。

日曜でしたが左官屋さんにも来てもらって、プラスター塗りの仕上げの色合いを
建て主さんに見ていただき決定。写真は下塗りの状態ですが、うっすら淡い白~
グレーに仕上がる予定です。

これに建具が入り、塗装が入って、床の無垢のスギ板が見えるようになると
一気に空間が引き締まって見えると思います。

家は、その家族の暮らしのうつわであり、人を育てる巣のようなもの。
鳥がひとつひとつ小さな材料を運びながら大きな巣をつくるように、じっくり
コツコツと良い空間をつくりあげていけたらと思います。

 

 

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やまがたの堰は涼し

毎年打ち水イベントを実施している「まちコンやまがた実行委員会」のメンバーで、
今年も堰掃除を行いました。場所は山形大学小白川キャンパスを取り囲む山形五堰の
一つ「笹堰」の水路です。

朝一にもかかわらず日差しが強すぎるほどで、熱中症にならないように小一時間ほど
で終了となりました。いつもながら多いのはタバコの吸い殻、お菓子のビニール包み
あたりでしたが、心なしかゴミの量も少なくなった気も、、?

今年も7月25日に「大打ち水YAMAGATA2018」を開催する予定です。

 

 

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真夏の杉の下

久しぶりに「杉の下意匠室」へお邪魔してきました。
真夏の高沢地区は緑が深くなっていましたが、市街地よりも4~5℃は気温が
低いんじゃないかと思うほど程よい気候で、まさに避暑地です。

柿渋を塗った構造用合板の内壁は、昨秋の完成時よりだいぶ赤みを増したようすで、
外の緑とのコントラストが際立っていました。

相変わらず、ここからの夕景は素敵です。
下の畑では、杉の下意匠室自ら、紅花を育てていました。
最近次々と面白い仕事を手がけている彼ら
げそ天むす食べたくなってきました。

 

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