2025.10.03
歴史を掘り起こす
|千歳館|

千歳館の一部解体工事が進んできました。
昭和の中頃に鉄骨造で増築されていた厨房部分がなくなり、元の主屋の外壁が
表に見えてきました。左右に残る鉄骨造のレストランや木造の中広間棟もまもなく
解体されそうです。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.10.03
|千歳館|

千歳館の一部解体工事が進んできました。
昭和の中頃に鉄骨造で増築されていた厨房部分がなくなり、元の主屋の外壁が
表に見えてきました。左右に残る鉄骨造のレストランや木造の中広間棟もまもなく
解体されそうです。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.10.01
|香月苑|

移動先の基礎をつくるため、一旦離れた位置まで曳家して、元の基礎は解体撤去と
なりました。鉄骨材で頑強に守られながら、しばし浮いた状態となります。

香月苑の敷地から歩いてすぐの旧料亭・の々村さんの敷地でも、同じタイミングで
蔵の曳家を行なっています。曳家工事を担当するのは同じく我妻組(米沢市)さんです。
こちらは石蔵で内部はコンクリートの床や梁もあったりするので、香月苑の土蔵よりも
約3倍の重さだそうです。新しい基礎がすでにつくられていて、まさにその上に曳家する
作業のまっ只中で、けっこう見物客も見られました。
の々村さんの方の設計はうちではなく、京都の横内敏人さんが手がけられるということで、
完成が今から楽しみです。香月苑や千歳館もそことうまく風景として繋がっていくことを
考えられたらと思います。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.09.28
|香月苑|

香月苑さんの土蔵の曳家がいよいよ始まります。
これまで入念な下準備をすすめてきましたが、鉄骨の部材を組んでまずは慎重に
既存の基礎から離していきます。

ところどころ部材を差し込むための穴が開いているのが、既存の基礎になります。
基礎の天端から土蔵の土台が切り離されているのがわかるかと思います。
どこかに歪みがでていないか慎重に確認しながら、少しずつ上げていき、
それが済んだら今度は水平方向に移動していきます。
極めてゆっくりとした動きですが、着実に移転が進んでいきます。
曳家は何ターンかに分かれていて、最初に既存の基礎から離してその基礎を解体し、
今度は新たな移転先の基礎をつくってからその場所まで移動していく流れです。
山形でも近年あまり見られなくなった珍しい曳家、見られるのは今だけです。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.09.25
|山形の町家|

解体現場の戸棚の中に、敷紙として残っていた今はなきゆべし屋さんの包み紙。
版画調のイラストが印刷されていて、どれも山形の人にとって馴染みある懐かしい
情景が描かれています。
左上から時計回りに、千歳山が見える馬見ヶ崎の河原で芋煮会、お堀の桜が咲き乱れる
霞城公園でお花見、団子木やカブなど縁起物が並び賑わう初市、サクランボ畑で遊ぶ
子ども、と半世紀近く経った今も変わらぬ風景なのが尊く感じます。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.09.22
|東原の家|

「東原の家オープンハウス」2日間が無事終了しました。日・月というイレギュラーな
開催でしたが、両日とも多くの方に来ていただき、ありがとうございました。
建築関係者も多く来ていただきましたが、これまでの建て主OBの方も3組ほど
来ていただいたり、現在設計中の建て主さんもより実感が湧きながら丁寧に見ていただけて
貴重な内覧の機会となりました。
東原の家は、明日明日引き渡しが行なわれ、建て主さんの引っ越しも週末に予定されて
います。
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2025.09.17
|東原の家|

完了検査も無事終わり、明日には施主検査と設計事務所検査を迎える東原の住宅。
2階のダイニングの窓は、1階から見ても建物の大事なファサードの一つとなっています。

2階の窓は東に見える蔵王連峰の風景を切り取ります。
小さな山の群れのようにも見えますね。
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2025.09.14
|葉山の家|

上山・葉山温泉郷に立つ住宅。裏の葉山と一体的につながっていくような東の
ファサードです。外部は外壁の板張を待つばかり。

内部は大工さんが3~4人で木工事を進めているところ。
広間のナラ無垢フローリングがまさに敷き詰められていきます。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.09.12

米沢市内のものづくりの現場に触れられるイベント「360°よねざわオープンファクトリー」
が9/11~13の3日間開催され、事務所でも採用することの多い木製サッシ「アルス」の
工場見学もあるということでスタッフ共々行ってきました。
なかなか製作現場を見に行こうと思って実現できないままでいたので、実際の工場を
アルスの高橋社長や社員の皆さんに説明いただきながら見て回れる貴重な機会となりました。

少し前までは材料は米ヒバだったのですが、最近は国産の杉に切り替わったようです。
これらの木材が人の手によって家の外皮の一部となる木製サッシに仕立てられていく
様子は感慨深いものがあります。
せっかく米沢まで行ったので、オープンファクトリーのパンフレットで紹介されていた
米沢織の製織工場や、産地問屋が手がける古民家のセレクトショップにも回って見学
することができ、普段なかなか見られないものづくりの現場に気兼ねなく訪問できる
場となっていて、米沢の奥深さをあらためて感じました。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.09.10
|東原の家|

山形市内の住宅現場もいよいよ佳境を迎えています。
内装仕上げ工事が進み、クロスが張られているところ。照明器具は最後。
フレーミングされたダイニングの窓からは、千歳山や瀧山がスッキリ見えます。

白いクロスが張られ、階段の鉄骨も白く塗られると、床や天井の板の表情がより
引き立てられます。太鼓張りの障子が入ると、空間が引き締まる感じがします。
今週でほぼ仕上がり、来週は各種検査がつづきます。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]
2025.09.05
|山形の町家|

山形の町家の改修工事がいよいよ始まります。
明治以前の建築と思われる貴重な町家建築で、旧羽州街道沿いの短冊状の敷地に
建っています。通りに面して見世(ミセ)が開かれ、その後方に中間(ナカマ)、
茶の間(チャノマ)が続きます。
茶の間の南には坪庭に開いた縁側と渡り廊下を介して、座敷蔵が連結します。
屋外にはかつての流しや井戸、厠が独立してあり、堰やそこから取水した池の跡も
みられます。さらに蔵の奥には庭を挟んで稲荷神社や物置小屋も建ち、さらに南へ
敷地は奥に長く畑がつづきます。
この日は、建て主さんご家族が古くからお付き合いのあるお寺様に来ていただき、
工事の安全を祈願してお祓いをしていただきました。
[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]