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インナーテラス

昨年末に完成した「松原口の家」の竣工写真の撮影に立ち会ってきました。
木造3階建ての住宅改修なのですが、メインとなる1~2階は断熱改修までしっかり
行なう一方で、3階部分は最低限の改修でした。

その中でも、西側のベランダを活かしてより開口部をフルオープンできるように
しつつ、床は屋久島地杉のデッキ材を内外敷き詰めることで、西方に広がる山形
市街や朝日連峰を見晴らすインナーテラスとしています。

玄関入って正面に飾っている絵は以前からのものですが、壁の木枠を以前の黒から
白に塗り替え、画の額縁をシルバーのアルミフレームから木製のものに変えただけで、
またぐっと見え方が変わった気がします。(作品の世界観と近づいたような)

ちなみに、木製フレームは土澤木工さんにこの絵に合うようにオーダーで製作して
もらったもので、土澤さんからはこの他にダイニングテーブルもつくってもらっています。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

格子

昨年竣工していた「阿古屋の家」の完成写真撮影へ。
中庭に植えた木が葉を茂らせ、周囲の山々が青々としている時期を待っての撮影と
なりました。ただ最後であろう梅雨空とのにらめっこをしながらにはなりましたが、、

ウッドロングエコを塗った杉の格子スクリーンも、一本一本のグラデーションが
とてもキレイに馴染んでいました。

庭の緑がもっと生い茂ったときに、この格子壁とどう絡んでいくのかその変化が
今から楽しみです。

 

 

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風よけテラスの夕べ

先日JIA東北住宅大賞2021で住宅賞をいただいた長井の住宅で、建て主さんご家族に
お招きいただき、施工を担当した大泉建設さんを交え、受賞を祝う会が開かれました。

仙台での授賞式でお預かりしていた建て主さんの分の賞状も、この機会にようやく
お渡しすることができました。

ちょうど半屋外の土間テラスで過ごすのが心地の良い時期で、青々と繁った水田を
眺めながら、すっかり遅くまで楽しませていただきました。

ここ2年ほどコロナもあって、なかなかこうした集まりも減ってはいましたが、やはり
竣工後もこうやって施主・設計者・施工者が集まってワイワイ話ができる機会があるのは
格別嬉しいものです。ここで頂いた活力を、また次に繋げていけたらと思います。

 

 

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まちやもりプロジェクトWS

久しぶりの「まちやもりプロジェクト」は、これまでの参加者を中心に集まってもらい、
町家の建つ地域をあらためて知り、活用方法を探るワークショップ形式で行なわれました。

午前中は家主のご親族から地域の歴史や家の思い出話をお聞きしてから、近所を皆で
ぶらりと歩きながら、それぞれ気になるものを見つけていくフィールドワーク。

午後は、実際の町家の中で、グループに分かれて街歩きの発表と、町家を使って
やってみたいことなどのアイディア出し・意見交換で盛り上がりました。

途中、山大院生のYくんによる深入りアイスコーヒーのふるまいがあったり、
このWS自体が一つの活用策のお試しの場になっていて、次の機会も楽しみです。

プロジェクトのリーダーである山大院生のSさんがこの日に合せて製作した
1/100スケールの敷地模型も見応えのある力作でした。

コロナ禍でなかなか集まりづらい時期がつづいていましたが、こうして実際の
場所に身を置いてワイワイいろんな人と意見を交わす場ができるというのは
有り難いことだと思いました。プロセスを楽しんでいけたらと思います。

 

 

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マジックアワー

今年初めに竣工した「小田島のオフィス」の完成写真の撮影をおこないました。
早朝の撮影には立ち会えなかったのですが、日没前後の時間帯の撮影になんとか
間に合って、改修後の利用状況も見ることができました。

敷地前の水田は、ちょうど田植えが終わって一面が水鏡のような景色。
山形空港が近いので、飛行機が目の前を飛び立っていきます。

遠く東の山々まで見晴らせる景観は、建て主さんのお気に入りでもあります。
さてどんな写真の仕上がりになるか楽しみです。

 

 

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ペーパーコードスツール

とある記念の品として、土澤木工さんにペーパーコード(紙の紐)のスツールを
つくってもらいました。ペーパーコードはグレー色、脚はベイマツ製です。

大きさはW400×D300×H400と、通常土澤木工さんでつくられているサイズよりも
一回り大きめにしています。ペーパーコードは土澤修次郎さんがすべて手作業で
編んでくれています。

家の雰囲気に合わせて、コードの色や脚の材種を変えることでより空間に馴染んだ
存在とすることも可能です。

 

 

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ヒュッゲ

今週初め、視察で長野をまわってきました。
お目当ての一つ、白馬村のHOUSE OF FINN JUHL HAKUBAは、日本にいながら
デンマークの空気感を感じるとても居心地の良い場所でした。

ここに置かれている家具の半分くらいは山形県朝日町でつくられているそう。
泊まりながら一つ一つの家具をじっくり体感できる、とても贅沢な空間です。

一脚あたりのお値段はかなりなものですが、体感すればするほどその金額にも妙に
納得する説得力のある造りと座り心地だということがわかりました。

フィンユール家具に一気にのめり込んでしまいそうな機会となりました。
プライベートでも、再訪したくなる場所です。

 

 

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さくらいろ

今日は昨年の今頃開業した「NIPPONIA白鷹 源内邸」の一年後検査でした。
施工を担当した那須建設さんとともに、敷地内の建物を一棟ずつまわりながら、
工事後の不具合等ないか確認していきます。

敷地中央のモクレンの木は今がちょうど見頃で、桜の木も何本か花が咲いていました。
遠くに見える朝日連峰の残雪と、生え始めた庭の緑の対比が美しく、この時期とても
華やかな印象です。

コロナもあってなかなか人の動きが読みづらい時期ですが、少しずつ宿のお客様も
入ってきているようです。

これからますます暖かくなってきて、見どころの多い時期を迎えます。
GWなど、ぜひご家族で泊まりながら体験していただきたいところです。

【NIPPONIA 白鷹 源内邸】 の空室状況を確認する – 宿泊予約は[一休.com] (ikyu.com)

 

 

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桜の回廊

hana cafeがオープンしてから、早いもので3回目の春を迎えました。
すっかり人気店になって、桜の時期問わずいつも席待ちの人で並んでいます。

お店の前の桜がもう満開になったと耳にして、事務所総出で様子見に。
平日にもかかわらず、遊歩道沿いには若い人同士やファミリーなどが多く訪れて
いて、桜の前で記念撮影する人もいました。

肝心のhana cafeさんは店内もテイクアウトもかなりの順番待ちで相当時間がかかり
そうだったので、我々は桜だけ拝んで早々に戻ってきました。

このカフェができる前はこの歩道はただ通り過ぎるだけの通行動線で、人が滞留
する場所も仕掛けもなかったのが、小さな居場所と飲食という機能があることで、
一気に歩道全体も含めて地域の大きな居場所になっているように感じます。

こういった公(パブリック)と私(プライベート)が混ざり合ったような場所を
街のなかにもっとつくっていけたらと思います。

 

 

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雪ぐ susu-gu

先日、とある方から「雪」という字は「払い清める」という意味もあるんだよと
教えてもらいました。あらためて辞書を見ると、雪という漢字は「雨」の下に
「彗(ほうき)」で、空から降って払い清めるの意だと書かれています。
読み方も「ゆき」以外に、「すす-ぐ」「そそ-ぐ」とありますね。

東北・山形に住んでいると、春・夏・秋と色彩豊かな自然が冬になると一気に
無彩色に近くなって、雪が積もれば一面が真っ白に包まれます。
それは人間でたとえれば老年期の白髪のような「枯れ」の境地にも見えたり、
もしくは神事の白装束のような清らかなイメージとも重なったりします。

決してマイナスなイメージではなく、むしろ次の春を迎えるための大事な
通過儀礼のようなものとして、白い雪は地域の文化に深く根ざしています。
とある方々との話でも、山形の農作物の滋味深さは、きっと雪の下に埋もれた
時間やそれと対比するような夏の暑さが影響しているんじゃないかと話になりました。

そうは言いつつも、今年の雪はあまりに多すぎます、、
現場も除雪しながらの作業で、職人さんたちには余計にご苦労をおかけします。
例年の比ではないこの雪の分だけ、より一層清らかな春を迎えられることを
祈るばかりです。

 

 

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