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耐火

|十一屋本店|


木造の躯体が強化石こうボードでどんどん包まれていきます。
この上にさらに仕上げ天井が二重に出てくるので、部屋の形状が見えてくるのは
もう少し先になります。


レストランの厨房から見た南側の開口部。
その先には御殿堰越しに、オワゾブルーの植栽の緑が広がります。

 

 

[ 東北|山形|一級建築士事務所|井上貴詞建築設計事務所 ]

図書館中央分館・中央公民館がリニューアルオープンしました

内装等一部改修工事を進めていた山形市の図書館中央分館・中央公民館がリニューアル
オープンし、そのオープニングセレモニーがおこなわれました。

山形西高生徒による司会進行や山形北高吹奏楽部による記念演奏などで、街なかを
楽しく華やかに彩りながらの門出となりました。

またこのオープニングに合わせて、市内外の高校生100人以上が学校の枠を超えて
集まって企画した「山形まちなか文化祭」も開催されました。
山形まちなか文化祭 (google.com)

改修にあたっては、元々あった図書室の機能拡張を図りながら、本を椅子に座って
ゆっくり読めるスペースをできる限り確保できるように努めました。

限られた予算の中で、既存の書架を最大限活かしつつ、図書室がより広くゆったりと
感じられるように、濃藍色のカーペットで敷き変えています。

ブックラウンジとして、飲食可能でゆっくり滞在できるスペースも確保し、東側の
窓辺のカウンター席からは、蔵王連峰北端の雁戸山を正面に眺められます。

右の奥には、旧遊戯室を改装したキッズスペースもあります。

5階は主に図書フロアとして、4階は学習スペースとしての改修を行ないました。
学習スペースは、個人やグループで場所を選択できるようにし、空間を緩やかに
半透明カーテンで仕切られるようにしています。

今回改装した図書館中央分館の開館時間は9:00~19:00(平日)/17:00(土日)
※貸出は10時から。中央公民館のワークスペースの開館時間は9:00~21:30、
いずれも休館日は毎週火曜日です。

ワークスペースは事前予約不要で、電源・Wi-fi利用可能です。
場所は、山形市七日町1-2-39アズ七日町になります。

お子さんの学習空間としても、まち歩きの休憩スポットとしても、さまざま使って
もらえる居場所の一つになれば幸いです。ぜひ時間のあるとき覗いてみてください。

 

 

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塗り

|譲川の家|

岩波の現場は、外壁のジョリパット仕上げがされて、軒裏の垂木とちょうど良く
馴染んでいます。土壁のような色味です。

内部の中心にある広間。そろそろ外の足場もとれそうです。
天井の杉板は、まだ着色されていません。

これから壁の漆喰塗りがはじまります。

 

 

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土間のリビング

昨年夏に完成した「李山の家」の、一年後検査と完成写真の撮影に行ってきました。
この住宅は、リビング部分が一段掘り込まれて土間のようになっていて、一面
大判タイルが敷かれています。

ペレットストーブの他、床下エアコンも入っているので、冬でも冷たくありませんが、
夏は逆にひんやりして寝転ぶと気持ちがよいそうです。

李山は米沢市内でも南の郊外にあります。
トトロの木のような、牧歌的な風景が広がっています。

 

 

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千歳山に向かって

|千歳山街道の家|

山形市あこや町にて、新築住宅の現場が始まります。
猛暑続きの中ですが、朝一番に宮司さんにも来ていただき、ご家族皆さんと一緒に
地鎮祭に臨みました。

テントの中で日射しはある程度防げていましたが、横から降り注ぐ朝日の暑さに
お子さんたちも汗をかきながら、最後まで立ち会ってくれました。

敷地からは、千歳山を見上げるようにその山容がはっきりと見えて、敷地南側の
道路は、そのまままっすぐ千歳山の麓にある千歳稲荷神社の参道につながります。
かつては千歳山街道と呼ばれていたようです。また道路に沿って流れる用水路は
山形五堰の一つ「笹堰(昔は飯塚堰とも)」です。

 

 

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ブナが切られた時代

|山の口|

街なかの住宅改修現場。既存の床板を大工さんに一枚ずつ外してもらっています。
開けてみないとわからない状態でしたが、ボンド等は使われておらず、釘で留めてある
だけなので、割とキレイに外すことができ、床材の再利用は可能そうです。

表面は土足でも使われてたのでだいぶ色が濃いですが、裏返すと明るい生地の色が
出てきました。「ぶな」と書かれているのがわかります。

以前「大河原の家」では、建て替え前の住宅(おそらく戦後建てられたもの)に
敷かれていたブナの縁甲板を取り外して新築の住宅に再利用しましたが、今回も
時代的には似たようなものでしょうか。国産のブナフローリングは今では希少なので、
うまく再生できるとよいです。

 

 

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|七日町御殿堰デザイン監修|

御殿堰整備に使う玉石を見に、蔵王町へ。
同じ蔵王山系から出た河原の石です。

採石場の機械にしばし見とれてしまいます。
なかなか普段見ることのできない場所に行くことができました。

 

 

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桜桃林に浮かぶ

|桜桃林の家|

河北町の住宅現場。外部足場も取れて、杉板張りの外観があらわれました。
周りのサクランボの木々とも馴染みそうです。

足場がなくなったので、2階の広間からの眺望もはっきり見渡せるようになりました。
寒河江川沿いの桜堤まで割としっかり見えたのは想定以上です。

階段の鉄骨ささら桁が運び込まれてきました。
現場で微調整しながら1階と2階の間に架けられます。

現場の壁には、監督手描きのディテール図。
完成に向けて、一つ一つのものづくりを積み上げていきます。

 

 

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手向

|譲川の家|

夏休みのインターンで来ている学生さんと岩波の現場へ行ったときのこと。
敷地裏の道標を見ながら話をしていたら、学生さんが文字の一番下に手のマークが
刻まれていることに気づきました。

夏の強い日射しもあって、けっこうくっきりと浮かび上がっています。
言われなかったら気づかなかったかもしれませんね、、苦笑

 

 

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御殿堰工事

|十一屋本店|

現場に鉄造階段が付きました。客用と裏方用と2ルート設けています。
客用階段の方は塗装ののち、段板のタモ集成材が取り付く予定です。

階段を上がった2階部分。レストランの客席とバックヤード、共用トイレが
コンパクトにまとめられています。左右に開口部があり、レストラン側、菓子店舗側
両方が見下ろせる造りになっています。

南面に接する御殿堰と堰沿い歩道の工事も始まっています。
南側の仮囲いが工事のためなくなって防護柵のみとなり、スッキリしました。

 

 

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